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【嫌われない】部下の上手な伸ばし方を心理学的に解説!

部下を上手に育てたい。
 
上司であれば、そう考えるのは当たり前のことだ。
 
しかし、思ったようにうまくいかないと悩む人は多い。
 
上手に育てるにしても、出来れば、相手に嫌われずにいたいと思うのが正直なところではないだろうか。
 
今回は、心理学を活用した、嫌われない上手な部下の伸ばし方を解説する。
 
 

叱るのはNG

今回、部下を上手に伸ばす方法を解説するうえで、必ず守って欲しいことがある。
 
それは、相手を叱らないということだ。
 
あなたも思い出してほしいのだが、叱られてしまうと萎縮してしまい、次から同じような仕事を行う時にとても緊張してしまわないだろうか。
 
それどころか、最悪の場合、叱ってきた相手に苦手意識をもち、連絡や相談のすらできなくなってしまうということもあるだろう。
 
それは部下も一緒だ。
 
叱るという行為はプラスのことは何も生み出さない。
 
そのため、今回お伝えする部下の伸ばし方では、一切叱ることのない方法であることをご了承いただきたい。
 

出来たところをほめる


部下を伸ばすのあたって、叱るという行為は必要ないと述べた。
 
叱るという行為は、出来ない部分に焦点を当てた行為であると言えよう。
 
人は言及されたことに注目する性質がある。
出来ない部分を指摘されて、叱られると、部下も自分自身の出来ないことばかりが気になってしまう。
 
そうすると、頭の中にはミスをするイメージばかりが浮かんでくるため、また同じ様なミスをする。
 
もしくは、「自分はできないやつなんだ」という負の感情ばかりが生まれ、成長は止まる。
 
この様なことを避けるために、視点を変えて、出来ている部分に焦点をあてよう。
 
つまり、褒めて伸ばす作戦だ。
 
例えば、書類の内容がめちゃめちゃだった場合。
 
当然叱りたくなる気持ちもわかるが、ここはぐっと堪えて出来ている部分を探してみよう。
 
例えば、提出期限をしっかり守っている、字が綺麗、前よりは内容がよくなっている・・・
 
この程度のことで構わない。
 
まずは、小さなことでもよい部分を見つけて褒めてあげる。
 
「提出期限を守れてえらいな」
 
そう褒められるだけで人はうれしいものである。
 
とはいっても、どうしても指摘をしなければならないこともあるだろう。
 
その場合はどうするべきなのか。
 
一番有効なのは、褒めた後に指摘事項を伝えることだ。
 
例えば、先程の書類のことであればこの様に伝える方法が考えられる。
 

「提出期限を守れてえらいな。内容も前よりよくなっているよ。あとは、もう少しここを改善するともっとよくなると思うよ」


褒めることで、相手を認めていることを伝える、その後で指摘事項を伝えることで相手は嫌な気持ちにならずにその指摘を受け入れることが出来るのだ。
 
さらにレベルアップさせるなら、褒める→指摘する→褒めるというようにすると、さらに効果的だ。
 
部下を伸ばすのは如何に良いところを見つけることが出来るかだと言えるだろう。
 
指摘事項があれば、褒めた後にする。
 
これを覚えておこう。

 

嘘八百作戦!?

 
人というのは、簡単に暗示にかかる。
 
例えば、あなたが他人から「最近かっこよく(かわいく)なってきたね」と言われたどうだろうか。
 
自分が以前より魅力的になったと感じるだろうし、自身も湧いてくるのではないだろうか。
 
これが暗示の効果だ。
 
人は他人に指摘された通りの人物になるのだ。
 
これを部下を育てる時にも応用する。
 
前述した通り、良いところを褒めるというのも、広い意味ではこの効果を生み出すものになるが、ここではさらに踏み込んだ方法をお伝えする。
 
それは、良いところをこちらから作る方法だ。
 
実際にできている出来ていないに関係なく、上手に出来ていることを伝えてあげるのだ。
 
例えば、「最近仕事出来るようになってきたし、頑張っているな」と言う。
 
これを言われた相手は、「自分の成長を見てくれている」と自分の成長を実感できる。
 
人は自分が成長しているかどうか気になるものだ。
 
そして、自分では自分がどのくらい成長しているか分からないものなのだ。
 
そこにあなたが嘘だとしても、先程の様に部下に伝えることで、部下は自分が成長していると実感する。
 
その結果、自信をもち、本当に仕事が出来るように成長していくのである。
 
この効果を狙うための、一つのコツも解説しておこう。
 
それは、あまり具体的に言わないようにすることだ。
 
例えば、何度も遅刻する人物に「最近遅刻しなくなったな」と伝えても明らかに嘘である。
 
暗示をかけるからには、相手もある程度納得できるものでなければダメなのだ。
 
そのため、先程の「仕事が出来るようになった」の様に、あいまいな言葉が望ましい。
 
仕事って具体的なに?と感じるくらいがちょうど良いのだ。
 
具体的にしないことによって、相手は勝手に自分の出来ているところを想像してくれるのだ。
 
部下には、嘘でも構わないので、あいまいな言葉で成長を促そう。

最後に

様々な部下へのアプローチを解説してきたが、何よりも大切なのは部下への期待を常に持ち続けることだ。
 
心理学には、ピグマリオン効果と呼ばれるものがある。
 
これは、期待された人物は、本当に結果を残すようになるというものだ。
 
相手に期待をすると、その期待が自然と相手にも伝わり期待に応えてくれるのだ。
 
誰でも誰かから期待されれでうれしいものである。
 
その期待に応えようと努力した結果、今回紹介した様に褒めてあげることで、さらにやる気を出してくれることだろう。
 
誉め言葉が飛び交う職場を想像してみてほしい。
 
おそらくあなた自身もさらに成長したいと感じるステキな職場になるだろう。

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