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MOROHAに学ぶ物事の捉え方!

今回は、少しいつもと違うテイストの記事をお届けします。

私が好きなアーティストに、「MOROHA」というラップグループがいます。

アコースティックギターによる伴奏とメッセージ性の強い歌詞(リリック)が特徴のグループです。

「MOROHA」のラップを聴いていると、心理学的に見ても良い考え方だなー」と思う物があったので、それを基にお話をさせて頂きます。


リフレーミングとは?

今回は、「MOROHA」の歌の中に、素晴らしいリフレーミング的考えが見られたので、それを解説していきます。

その前に、リフレーミングとは何か、という部分に少し触れてみます。

リフレーミングとは、端的に述べると、物事の捉え方を変える事です。

絵画を飾るフレームを変えると、同じ絵でも違った印象に見えますよね。

それと同じように、物事のフレームを変えることから、このような名前になっています。

例えば、「うるさい」と言われると、あまり良い印象は受けないでしょう。

しかし、「元気がある」と表現したらどうですか?

たちまち、良い印象に変わったと思いませんか?

これがリフレーミングです。

この様に、言葉の意味そのものを捉え直すことも出来ますが、リフレーミングには、もう一つのやり方があります。

それは、活かすべき場面を変える事です。

先程のように「うるさい」人を例にしてみましょう。

極端な話、図書館などでうるさくしていれば迷惑ですが、演劇など、声量が求められる場面もあります。

パーティや合コンなど、盛り上げ役が必要な時もあるでしょう。

このような場面では、「うるさい」は長所なのです。

簡単にではありますが、これがリフレーミングです。

物事の意味、捉え方を変えること、それがリフレーミングだということです。

では、いよいよ、「MOROHA」のラップではどんなリフレーミングがされているのか見てみましょう。

緊張は最高の瞬間!

「MOROHA」には、「俺が俺で俺だ」という1曲があります。

この曲は、過去や未来の自分に向けて手紙を書いており、その内容が歌詞になっています。

その中で、未来の自分に向けての手紙が綴られている箇所があるのですが、その中に私の好きな歌詞があります。

こっちは実はライブの直前で
舞台袖でガタガタと震えてる所で
相変わらず情けない臆病な心です
けど最近それさえも愛しく思う
だって挑戦の現場に立っている証
恋い焦がれ目指してた人間の形だ
緊張できる場所まで連れて来てくれた
今日までの俺よ 本当に良くやった

つまり、ここでは、「緊張出来るという事は、挑戦出来ている証だ」と述べているわけです。

こう捉えると、「緊張」も誇らしい物に思えてくるので不思議です。

私も、相談を受けた患者さんに同様のアプローチをした事があります。

その方は、大切な発表会があり、緊張する気持ちをどうにかしたくて相談に来てくれました。

私はその方に、こう告げました。

「どうかどんどん緊張して欲しいと思います。
緊張するという事は、その発表会はあなたにとってとても大切な物だという証拠です。異性とは普通に会話が出来るのに、好きな異性とは緊張して話せない人がいます。それは、好きな異性がとても大切な存在だからなのです。ですから、緊張はどんどん味わうべき感情です。それが、あなたの真剣な気持ちと、物事の成功を証明します」

人は不都合な事に、物事を避けようとすればするほど、その物事に縛られてしまいます。

ですから、「緊張しない様にしよう!」というのはあまり望ましい方法ではありません。

むしろ、「緊張」を望ましい物として捉え直し、自分のエネルギーにしてしまう方が効果的です。

「MOROHA」の楽曲では、このあたりがよく表現されていたと思います。

まとめ

今回は、アーティストの楽曲を例に、リフレーミングの技法を学びました。

この様に、物事の考え方のヒントは、日常の至るところに転がっています。

「この考え方いいな!」と感じたら、どんどん取り入れていきましょう。

今回紹介して楽曲は、下記に載せておきますので、一度聴いてみてください。

紹介した楽曲!

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