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自己肯定感を上げる!自分を責めない考え方

「自己肯定感」という言葉が最近は話題になってきています。

「自己肯定感」とは、自分を認めているかどうかという事です。

広い意味では、自分の事が好きか、嫌いかということです。

「自己肯定感」が低い人、つまりは、自分の事を好きになれない人の特徴の一つは、「自分自信」を責めている事です。

そこで今回は、「自己肯定感」をあげる為の、自分を責めない考え方について解説していきます。


自分を責めてしまう原因

自分を責めない考え方を理解する為には、自分を責めてしまう時のパターンを理解する事も重要です。

自分を責めてしまうきっかけは、やはり行動面が大きいかもしれません。

つまり、「なんであの時こうしてしまったのだろう」「なんで自分はいつもこうなんだろう」とやってしまったこと、上手くいかなかった行動などに焦点を合わせて、責めてしまうのです。

では、この様に、自分の行動を責めない為にはどうしたら良いのでしょう。

思いつくのは、行動を改める事かもしれません。

例えば、遅刻ばかりする自分が許せない時、彼ら、彼女らは、「遅刻」をしない様に取り組むかもしれません。

しかし、これでは少々リスクが高すぎます。

というのも、もし、その取り組みが失敗に終わった時、更なる自己嫌悪が待っているからです。

確かに行動を改めるというのが必要になる時はあるでしょう。

そして、それらについても今後の記事で述べるつもりです。

しかし、今回はそこに至る前の、もっと初歩的な部分をお話したいのです。

では、自分の行いを好きになれない時、私達には何が出来るのでしょうか。

その行動にはメリットがある

私がアルコール依存性の方の支援をする時、必ず行う質問があります。

「アルコールを飲むメリットはなんですか?」

これを訊かれた相手は、少々混乱した様子を見せます。

なぜなら、「アルコールを飲み続ける」という行為が望ましくないと感じたから彼らは治療に来たのですから。

しかし、私達プロからすれば、それは違います。

どんな行動にも、肯定的な意図があるのです。

つまり、その行動を行う事で受けていた恩恵があるという事です。

例えば、アルコール依存性の人々は、飲酒をすることで、ストレスを発散していたり、不安感を消しています。

つまり、アルコールを飲むメリットとしては、
ストレスの発散や不安の解消に繋がるという事です。

こう考えると、飲酒という行為を行う事によって、自分を保っていたという事が分かるでしょう。

自分では気がついていないけれど、自分を守る為の行動だったのです。

そう考えると、そのように自己防衛を出来ていた事は、認め、誉めてあげる事なのです。

自分を責めない考え方のコツはここにあります。

つまり、あなたのその行動にはどんなメリットがあるのかを考えるのです。

遅刻をする人は、遅刻をする事でどんな恩恵が受けられますか?

例えば、「嫌な授業や仕事の時間が減る」「朝ゆっくり過ごせる」「たっぷり寝られる」といった事があるかもしれません。

もし、この行動を改めたいというのであれば、他の行動でそれらのメリットを叶えてあげれば良いのです。

アルコール依存性の方への治療にも、そのような考え方で関わっていきます。

しかし、それはまた別の話です。

まずは、自分のとっていた行動は、自分の為であった。

その事実を、そのまま受け入れます。

そうすると、少なくとも責めるべき行動ではなかった事が見えてくるでしょう。

この考え方が身についた時、あなたは自分を責める癖から逃れる事が出来るでしょう。

まとめ

今回は、自分を責めない考え方を解説しました。

人には短所はありません。

どんな物事、行動にもメリットはあるものです。

これは、リフレーミングという考え方にも通じる物があります。

それについては、別の記事を参考にしてみてください。

まずは、自分を責める要素などない。

その事をご理解頂けたら幸いです。

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