仏教保育
今日のnailのテーマ:「地獄の絵」
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近所の幼稚園が閉園後、私は別の保育園に通うことになった。
幼稚園で仲良くなったお友達とも一旦、さようなら。
一番仲良しの小春ちゃん(仮)は同じ保育園に通う事になった。
この頃の感情はもう覚えていないけど、嬉しかったはず。
新しい保育園は、家から少し離れた場所にあるので、園バスで通った。
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登園
↓
自由に遊ぶ
↓
朝の会
↓
自分のクラスでビデオを見たり
(一休さん、ハイジ、など)
↓
給食
↓
お昼寝
↓
おやつ
↓
降園
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保育園での1日は大体こんな感じだった。
朝の会では、全員に経本と数珠が配られ、お経を唱えた。
転園したばかりの頃はまだ文字が読めなかったので、周りに合わせて適当に経本をめくって読むふりをしていた。
年長さんになると、ひらがなを学び、ひらがなで書かれた経本の文字を読むことはできるようになったが、
どんな事が書かれていたのか、は 教わったはずだが覚えていない。
「いただきます」も普通の「いただきます」ではなく、
「のの様、仏様、〜〜〜いただきます」といった感じで、いただきますの前に何か付いていた。
保育園の横にはお寺が隣接されており、時にはお寺に行って和尚さんと一緒にお経を唱えることもあった。
保育園からお寺に行くには「地獄の絵」が飾られている廊下を渡る必要があった。
その絵がとっても怖かった。
「地獄の絵」は廊下の壁の高い位置に飾られていたので、なるべく見ないよう、俯き気味に歩いた記憶。
この「地獄の絵」の影響もあってか、小さい頃は天国や地獄を本気で信じていた。
天国に行きたい、と本気で思っていたし、嘘つきは全員地獄に落ちて舌を抜かれると思っていた。
嘘=大罪
この理論でいくと、大半の人間が地獄落ちとなる。暴論である。
「嘘をつく」以上に酷い事はこの世にたくさんあふれているけど、この頃の私にしてみると、「嘘をつく」以上に酷い事は思いつかなかったのかもしれない。
平和な世界だなあ。
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