紀良京佑

手品師であり手品創作をしてます。手品に関する考え方や感じた事を書きたいと思います。手品…

紀良京佑

手品師であり手品創作をしてます。手品に関する考え方や感じた事を書きたいと思います。手品の好みは、小難しいものよりシンプルダイレクトが好きです。実践で演じれるもので、準備が要らない物が好みです。趣味はイラスト。神戸在住。

ストア

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    彩々(レクチャーノート)

     今回のレクチャーノートは、新しく考えた物や、昔に考えた手品を、改案して書きました。カードマジック中心で、少しセットの要る物や、混ざっている状態から、すぐ始めれる物まで、味のある手品をお楽しみ下さい。○シンプル・メンタル お客さんに自由に選んでもらったカードだけ、裏の色が違う現象。 何度も選択させる事はありません。自然な流れで演じる事が出来ます。○パワフル・コレクター テーブルホップで演じてました。 お客さんの「わー!」の後の「えっ…まさか…」って雰囲気が気に入ってます。○トンネル・バニッシュ トンネル・バニッシュのマイバージョン。 角度に強い消し方。○知りえない場所 選んでもらったカードが、何枚目にあるかを言い当てます。 ある準備が要りますが、簡単に準備出来ます。○A・K Evidence 4枚のAと4枚のKが入れ替わる現象に、1工夫して“証明”しました。 シンプル入れ替わり証明。 今回もイラストを多く使って解説しています。 あとがきに、それぞれの手品の考えた道筋や別案、感想等書いてます。今回、書いた手品が、より楽しめると思います。
    ¥2,500
    トリックスタジオ
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    システム

     このシステムは、とても綺麗な構造で、最後にある手品をする事で、衝撃のクライマックスを演じる事が出来ます。 完全なループである為、システムの始まりも終わりもありません。 このシステムで出来る手品を手順で解説してますが、仕組みが分かれば、自由に組み変える事が出来ます。 解説している手品は、単体でも十分効果のあるものです。 この様なシステムで必要になる技法も解説してます。 ピーク、フォールスカット、フォールスシャッフル等、数種類を解説。技法の部分だけでも、十分楽しんで頂けると思います。 “ここでカットして、何枚ランして…”等の複雑な操作は要りません。 とてもシンプルで有りながら、強力で、使い勝手も良いシステムです。
    ¥3,000
    トリックスタジオ
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    キラ・アンビシャス

     アンビシャスカードは演じた事のある方は多いと思います。ですが意外と新しい方法が少ないです。新しい方法があっても、複雑だったり、角度に弱いものだったりします。ここで紹介する方法は、私が実際にお客さんの前で使っていた方法です。 実際に使っていた方法なので、難易度が高いとか、角度に弱いなんて事はなく、極めて実践向きな方法です。 ここでは11種類の方法を解説しています。手順では無いので、普段している手順に加えたりしてみてはいかがでしょうか。 持ってない方も多いのではないでしょうか?この機会にいかがでしょうか。
    ¥3,000
    トリックスタジオ

記事一覧

僕の思い込み・性格。

 今更ですが、前の東京の駒込でのレクチャーで感じた事があります。  僕はレクチャーノートに書いた手品はレクチャーしてはいけないと勝手に思い込んでました。 この時…

紀良京佑
3日前
5

技法オタクがマジックバーで演技の話。

 若い頃、色んな技法を練習してました。  なのに実際にお客さんの前で演じる様になると、段々使わなくなりました。  サイドスティールでそのままパームするとかは使わ…

紀良京佑
9日前
9

僕がストーリー系の手品をしないのは?な話。

 僕が演じてるのを見た事がある人で、気が付いた人が居るかも知れませんが、僕はストーリー仕立ての手品はしません。  理由は2つあります…が、その前に、何故やろうと…

紀良京佑
2週間前
7

目指すとは と 演じる長さの話。

 住んでる所から見える山を『登ってみたい!』と思ったことがありますか?  まずは、目指す方向を確認して、その方向に向いて歩いて行きます。 ただ歩いているだけでは…

紀良京佑
3週間前
16

芸人・法則・アンテナの話。

   皆さんは“芸人”と聞くと、笑わしてくれる人をイメージするかと思いますが、昔はそうではありませんでした。  “芸人”とは人を楽しませてくれる人であり、決して…

紀良京佑
1か月前
16

カード当てを避ける理由②

 ある若いマジシャンとやり取りをしてました。 その時に僕は『カード当てはあまりしない』と言う話になりました。 少し理由を書き、それを読んだ若いマジシャンは、納得し…

300
紀良京佑
1か月前
14

世の中の昭和からの移り変わり。

 テーブルホップをしていた時の事。 若いお客さんと話をしていた。 そのお客さんは何かと「何それ?昭和?笑」と言って笑ってました。  昭和生まれの人間と若い人達の差…

紀良京佑
1か月前
7

マニア向きと一般向きな話。

 昔はマニア向きのイベントと言えば、外国人が来てレクチャーをするとか、コンベンションといった感じだったのですが、最近はマニア向きのショーのみのイベントもあります…

紀良京佑
1か月前
13

リフレクション・ケースへの想い。

 リフレクション・ケースについて書いていきましょう。  考え出したのは2020年辺り…、と書いてましたが、振り返ると僕が二十代の頃に、同じ現象(?)を考えてました。 …

紀良京佑
1か月前
14

お客さんに話続けた話とアイドルの挨拶フレーズの話。

 ある時期、すごくお客さんに喋ってました。 それも手品する為に入ってからです。 そこの店は三人のマジシャンが入るので、一人目・二人目と入ってマジックが終わり、三…

紀良京佑
2か月前
19

昔、考えた紙マッチの手品。

 昔に考えた手品です。 演者は同じ紙マッチ(ペーパーマッチ・ブックマッチ)を6個を出してきます。 紙マッチには1〜5の数字の書いてあり、1つには何も書いてません。 …

100
紀良京佑
2か月前
3

マジックの進化とお客さん。

 マジックは進化してます。 新たな現象や、今まで見せれなかった所が見せれる様になるなど、日々進化してます。  現場のマジシャンに話を聞く。 僕『何がウケますか?』…

紀良京佑
2か月前
8

先日のイベントの雑感。

 またまた久々の手品をして来ました。 今回は他にやる事がありました。 新作のリフレクション・ケースの注文がありました。 今回のイベントから帰ってきてから作ろうと思…

紀良京佑
2か月前
14

マジックの技術と営業は比例?な話。

 昔、出会った人の話。 その人はマジックが好きなのですが、上手く出来ませんでした。 練習してるのかどうかは分かりませんが、簡単なコインの消し方も出来ませんでした。…

紀良京佑
3か月前
6

大人も子供も楽しませた映画。

 テレビである人が言ってました。 その人は映画の面白さを伝えるために、映画をイベントを開催してました。 2本の映画を放映するのですが、1本目が何を放映するかが凄く…

紀良京佑
3か月前
4

若い頃、おじさんマジシャンを見て、感じた何か。

 僕が子供の頃、テレビでおじさんのマジシャンが出てました。 度々テレビで見るのですが、ほとんどが演芸の中の1コーナーって感じでした。 演じているのはサロン・ステー…

紀良京佑
3か月前
21

僕の思い込み・性格。

 今更ですが、前の東京の駒込でのレクチャーで感じた事があります。  僕はレクチャーノートに書いた手品はレクチャーしてはいけないと勝手に思い込んでました。 この時のレクチャーは、その思い込みから脱出していたので、過去にレクチャーノートで書いた手品をレクチャーしました。  これも勝手な思い込みで、自分の浅はかな考えだったのですが、“レクチャーノートに書いた手品は、ほとんどの人が知ってる”と思い込んでました。 ホント浅はかでした。 なので、実際に本人がやってるとこを見れた事で喜

技法オタクがマジックバーで演技の話。

 若い頃、色んな技法を練習してました。  なのに実際にお客さんの前で演じる様になると、段々使わなくなりました。  サイドスティールでそのままパームするとかは使わなくなりました。  『コントロールしてからパームするなら、サイドスティールでそのままパームした方がイイ』なんて思ってましたが、実際はコントロールしてからパームする方が楽だし、カードをデックに戻した時って、お客さんの注目度が高い中、わざわざ難しい事する必要はない様に思います。  昔はそんなに変わった技法も無く、変

僕がストーリー系の手品をしないのは?な話。

 僕が演じてるのを見た事がある人で、気が付いた人が居るかも知れませんが、僕はストーリー仕立ての手品はしません。  理由は2つあります…が、その前に、何故やろうと思ったかと言うと、その手品に興味が出てきた時、知り合いの手品仲間が「あの手品はウケる!」と言っていたので、やってみました。  やってみた結果…、反応は…まぁまぁ?って感じでした。  やらない理由の一つは、お客さんに「話は要らんわ〜!」と言われた事。 関西だからかも知れませんが、ハッキリ言われました。(^_^;)

目指すとは と 演じる長さの話。

 住んでる所から見える山を『登ってみたい!』と思ったことがありますか?  まずは、目指す方向を確認して、その方向に向いて歩いて行きます。 ただ歩いているだけではいけません。 ちゃんと足元も確認しないと、つまずいてしまいます。 かと言って足元だけを見ていると、他の人や何かにぶつかってしまう事があるので、前を確認しながら歩きます。 そうやって歩いていても、つまずく事もあれば、誰かにぶつかってしまうしまう事もあります。 周りに気を遣いながら歩いていても、フッと気が抜けた時

芸人・法則・アンテナの話。

   皆さんは“芸人”と聞くと、笑わしてくれる人をイメージするかと思いますが、昔はそうではありませんでした。  “芸人”とは人を楽しませてくれる人であり、決して笑わせてくれる人だけでは有りませんでした。 楽しませるのは笑いだけでは有りません。  僕は昔から気になる芸人がいました。 その方は、お亡くなりになりましたが、昔から気になってました。 その人は芸人さんなのですが、話す事に説得力があり、関心したり、時には面白く、その人の話を聞き入ってました。  その人の出てい

カード当てを避ける理由②

 ある若いマジシャンとやり取りをしてました。 その時に僕は『カード当てはあまりしない』と言う話になりました。 少し理由を書き、それを読んだ若いマジシャンは、納得しました。  僕が『今度、その辺りの事をnoteに書こうと思う』と言ったのですが、少し気になってnoteの記事を遡って見てみたら、その理由をすでに記事に書いてました。  何と無く書いた気がしてたので、見てみて良かったです。  記事を読んでみると、一つの理由を飛ばして書いてありました。  この飛ばした部分を書くべ

¥300

世の中の昭和からの移り変わり。

 テーブルホップをしていた時の事。 若いお客さんと話をしていた。 そのお客さんは何かと「何それ?昭和?笑」と言って笑ってました。  昭和生まれの人間と若い人達の差は当然大きい。 振り返って考えてみたら、昭和は時代の移り変わりと言いますか、色々な衝撃的な発展があります。 極一部ですが書いてみたいと思います。  昭和生まれの人は「そうだったなぁ」なんて思いながら読んで下さい。 若い人たちは「そうだったんだ」と思いながら読んで頂けたらなぁなんて思います。 有人月面着陸の生中継

マニア向きと一般向きな話。

 昔はマニア向きのイベントと言えば、外国人が来てレクチャーをするとか、コンベンションといった感じだったのですが、最近はマニア向きのショーのみのイベントもあります。  マニアの為のイベントが増えた様に思うのですが、何だかマジックそのものがマニアの為の物にならないか気になります。  鉄道模型やクラシック音楽の様に、その趣味の人しか楽しまない物になるのは、少し勿体無く感じます。  マジックの一般向きって、営業が多く、一般向きのショーは少ない様に思います。  マジックバーはた

リフレクション・ケースへの想い。

 リフレクション・ケースについて書いていきましょう。  考え出したのは2020年辺り…、と書いてましたが、振り返ると僕が二十代の頃に、同じ現象(?)を考えてました。 デックケースの底をカラーコピーして切り取り、反対の面にミラーシートを貼り、底の模様に合わせて置いて、デックに付いてるセロファンを被します。 セロファンをズラして、ギミックを反転させて、斜めになる様にしてテーブルに置き、カードを見るという方法でした。が…、 まずセロファンをモソモソ動かすのが怪しく、セロファンを少

お客さんに話続けた話とアイドルの挨拶フレーズの話。

 ある時期、すごくお客さんに喋ってました。 それも手品する為に入ってからです。 そこの店は三人のマジシャンが入るので、一人目・二人目と入ってマジックが終わり、三人目に僕が入ります。 なので、お客さんは僕が手品をする人だと分かっている状態です。 その状態で僕はお客さんに話をしてました。  何故、その様な事をしてかというと、テーブルマジックでは喋りがとても重要だからです。 その練習も兼ねて話してました。 もう一つ理由がありますが、それは後ほど。  とにかく喋りました。 ひ

昔、考えた紙マッチの手品。

 昔に考えた手品です。 演者は同じ紙マッチ(ペーパーマッチ・ブックマッチ)を6個を出してきます。 紙マッチには1〜5の数字の書いてあり、1つには何も書いてません。 演者が後ろを向いている間に、数字の書いてある紙マッチから好きな物を選び、中からマッチを取り、何も書いてない紙マッチで擦って火を付けます。 数字の書いてある全ての紙マッチを、お客さんに後ろ手に持って隠してもらいます。 ここで演者は向き直り、演者はお客さんが何番を選んだかを当ててしまいます。  この様な紙マッチ

¥100

マジックの進化とお客さん。

 マジックは進化してます。 新たな現象や、今まで見せれなかった所が見せれる様になるなど、日々進化してます。  現場のマジシャンに話を聞く。 僕『何がウケますか?』 マジシャン「シカゴ・オープナーやビドル・トリックです」 僕『何か違う方法ですか?』 マジシャン「いいえ。普通のやり方です」  お気付きでしょうか? マジックの進化はマジシャンに対しての進化が多いです。  それに対してお客さんはどうでしょう。 マジックを見るのが初めてで、テレビでやってるを少し見た事ある位がほ

先日のイベントの雑感。

 またまた久々の手品をして来ました。 今回は他にやる事がありました。 新作のリフレクション・ケースの注文がありました。 今回のイベントから帰ってきてから作ろうと思ってたのですが、僕の手品に興味を持ち、待ってくれている人が居ると思うと、待たせるのを申し訳なく思い、イベントに行く前に作ろうと思いました。  また今回のリフレクション・ケースは作る準備も手間がかかる上、組み立ての段階も神経を遣います。 決まった場所まで狭い所を動かしていき、接着するのですが、動かしている途中で引っ付

マジックの技術と営業は比例?な話。

 昔、出会った人の話。 その人はマジックが好きなのですが、上手く出来ませんでした。 練習してるのかどうかは分かりませんが、簡単なコインの消し方も出来ませんでした。  その人は高い道具を一杯持ってます。 なので、コインを消すのも高級なコインスタンドで、コインを簡単に消せる道具を使って消したりしてました。 普段の身なりもキッチリしていて、僕の知らない高級ブランドの服だと思います。  ある時その人が営業に行ってきたと言ってました。 「僕みたいな者が営業なんて行ってもいいんですか

大人も子供も楽しませた映画。

 テレビである人が言ってました。 その人は映画の面白さを伝えるために、映画をイベントを開催してました。 2本の映画を放映するのですが、1本目が何を放映するかが凄く難しいと語ってました。  お客さんは性別も年齢もバラバラ。 有名なアニメの映画を放映しても、子供達はすでにテレビや何かで見ていたり、大人が少し退屈そうにしていたりします。 味のある映画を放映すると、子供たちが付いてこれなくなります。  そんな時、ある映画を思い出し、その映画を放映してみました。  その映画とは“

若い頃、おじさんマジシャンを見て、感じた何か。

 僕が子供の頃、テレビでおじさんのマジシャンが出てました。 度々テレビで見るのですが、ほとんどが演芸の中の1コーナーって感じでした。 演じているのはサロン・ステージ系の物ばかりでした。    そこからしばらくして、マリックさんのブームもあって、なるほど・ザ・ワールドなど、色んな番組でクローズアップマジックを見る様になりました。  興味を持った僕は色んな番組を見る様になりました。  クロースアップマジックが取り上げられてる間も、演芸番組等では同じ様なマジックを演じてました。