僕がストーリー系の手品をしないのは?な話。
僕が演じてるのを見た事がある人で、気が付いた人が居るかも知れませんが、僕はストーリー仕立ての手品はしません。
理由は2つあります…が、その前に、何故やろうと思ったかと言うと、その手品に興味が出てきた時、知り合いの手品仲間が「あの手品はウケる!」と言っていたので、やってみました。
やってみた結果…、反応は…まぁまぁ?って感じでした。
やらない理由の一つは、お客さんに「話は要らんわ〜!」と言われた事。
関西だからかも知れませんが、ハッキリ言われました。(^_^;)
他のお客さんも、言わないだけで同じ様な事を思ってるんだろうなぁって感じる事もしばしば。
関西のお客さんには向いてないのか、僕が向いてないのか分かりませんが、どちらにしても僕には合って無いんだろうなぁって勝手に思ってます。
もう一つの理由は、話の方に入り過ぎるお客さんが居て、カードが話に沿って変わったりするんですが、カードが変わっても全くの無反応でした。
話が中心になり過ぎて、現象に意識が向かず、ただカードを使ってお話をしただけになってしまいました。
そんな感じで、僕はストーリー仕立ての手品を演じなくなりました。
このストーリーの事を書いていて思い出した事があるので書いておきます。
手品を練習していると、自分の好き嫌いが出てきますが、お客さんの前で演じてると、自分の不得意な物が反応を得たりするので、試しにやってみるのもイイと思います。
周りから見た僕(紀良亰佑)のイメージでリングを思い出す人も居てると思いますが、僕はリングは好きな手品ではありませんでした。
ディーラーで立っていたので、仕方なくやってた手品です。
店から「リングをやって欲しい」との指示は無かったのですが、リングをした方が人が見る可能性が高いのでやってました。
どうせやるならと考えたのが、あの手順です。
なので、他の見せ方等は知りません。
苦手な物もやってみたら、案外イイ反応を得られるかも知れません。
試してみるのが大事かと思います。
“成功の反対は失敗ではなく、何もしない事だ”という言葉があります。
成功は試してみて、たまたま上手く行ったという結果。
試して失敗する事もあるけど、そこから学べる事がある。
何もしないのは、何も分からないし、学ぶ事も何も無い状態。
“成功の反対は失敗ではなく、何もしない事だ”
この言葉を意識してみては如何でしょうか。
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