見出し画像

はしれ、きたかぜ号


読むことになった経緯

わが家ではZ会の小学生コースをとっています。
その中で、1986年に課題図書になっていた「はしれ、きたかぜ号」が題材に上がっており、問題になっていました。
Z会の問題では、ぶつ切りになっていたために、エンディングがわかりませんでした。
そのため、地元の図書館で探して借りてきて読みました。
そのため、小学校低学年の課題図書をおっさんが読んで感想を書いていこうと思います。
読者の皆様はつまらないかもしれませんがもしよろしければおつきあいください。

出発

主人公の小学二年生のゆき子が、青森のおばあちゃんの家まで行くのに上野駅から夜汽車に乗って青森を目指すところから始まります。
ゆき子は一人で、上野駅で両親に見送られて、期待と不安が入り混じるなか夜行列車は出発します。
持っていたものは、お母さんに買ってもらった、チョコレートとサンドイッチをもって青森へ向かいます。

出発してすぐに、通路を挟んで隣に座っているおじさんに声を掛けられて、人さらいかと思い、ゆき子はドキドキします。

途中の駅から

ゆき子が乗っている夜行列車の窓から外を見ると暗い海が見えました。
海では漁をしている船が魚を追っかけていました。
ゆき子は夜の海に飛び跳ねる魚たちを眺めながら、魚たちは逃げ切れるのかなと思いながら心が少し痛みました。

その後、旅路の途中で夜行列車は、照明を落とし暗くなります。
そして、乗客は寝静まります。

寝静まった夜行列車の車内で

夜行列車が進む中、列車の連結部のドアが開いたときに、ひやっとした空気が流れれてきました。
その後、列車にはいってきたのは、沢山の魚でした。
ゆき子はびっくりして、寝台列車の方にもいきましたが、寝台列車にも魚が沢山いてびっくりしました。
もといた席に戻ると、魚のおばさんが座っていました。
魚たちは、ゆき子の持っている荷物のなかからいい匂いがしているといい、ゆき子は魚たちに、サンドイッチとチョコレートを上げて食べさしました。

魚のお母さんは、さっき漁していた船から逃げてきました。
逃げる時に、子供とはぐれてしまったみたいです。
魚のお母さんが首にさくら貝のネックレスをしていたのは、子供からのプレゼントでした。きっと北の方へ逃げきっているはずと魚たちが励ましながら、ゆき子も沢山の話しをして、魚のお母さんから大切なさくら貝のネックレスをもらいました。大丈夫、北の海で娘と再開できたら、また新しいネックレスを貰えるから。。

そして、夜行列車は道中で、魚たちは鉄橋から海へ出発して北へ向かいました。

青森へ

ゆき子は知らない間に寝てしまい、気がつけば青森駅でした。
青森駅は一面雪景色でした。
おばあちゃんと再開したゆき子はおばあちゃんと海へ向かいます。
そのゆき子の胸にはさくら貝のネックレスがありました。

まとめ

ゆき子が一人で青森のおばあちゃんの家に向かう物語の中、漁から逃げた魚たち夜行列車の車内で出会うSFストーリーです。
ドキドキが連続するストーリーで大人でも読み応えありました。
さすがZ会が選ぶ問題だなと感じました。


また最後の裏表紙の絵がステキ


もしよろしければスキやフォローよろしくお願いいたします。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?