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THE CONNECTIVES

短編の詩集です。
一話完結(たまに前後等でリンクするお話有り)のお話を毎週金曜日20時に配信しています。 一度ご購入…
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#物語

私がアナタに懐く理由

 私はアナタに懐いてる。好きとか、嫌いとか、そういうのじゃなくて、ただ私はアナタに懐いて…

終わった世界の片隅で

 目で追えない字幕が流れている。  僕の脳はソレをすぐに理解できる程良い物じゃあない。  …

私たちは何に包まれているべきなのか

 私たちは生まれながらに何かを考えていたのだろうか?  私たちはいつから何かを考え、悩み…

二千二十三年が終わる

 「今日で最後だね……なんだかあっという間に過ぎた人生だった」  「そうね……あなたと過…

日常を切り取って、首を吊ったら明日が来た

 冷たい風。暖かい太陽の光。猫が綺麗に食べた鳩の亡骸が転がるアスファルト。  急足で階段…

お前はどう生きる

 このままだとあの歌が死ぬってさ。お前が愛したあの歌だ。  お前はどう生きる? このまま…

ある日の旅路

 張り付いた瞼を剥がして外を見つめる。何もない一日も案外悪くないものだが、この外の世界で今日どんな事が起こり、自分が何に巻き込まれるのかが気になって少し胸が躍る。  冷たい風が吹く朝はいつもより身が引き締まる。  慌ただしく人が行き交う歩道を窓から眺めて、僕は家を出た。  日が昇り消えた街灯。小鳥の囀り。高架下の騒音。  僕はイヤホンで耳を塞ぎ、大音量でロックンロールを聴く。  無作為な物音から身を守るのが日常になっていた。作られた空間で鼓膜を支配する方がどれ程心地良いかを知

ライブラリーに青

 雲が流れている。僕が息を強く吹いたせいで。  心とは裏腹に真っ青に透き通る空、終わらな…

何もかもが歪み狂っていた

 平衡感覚が狂っている。  今見ているこの視界が歪んでいく。  僕の見ていた世界は正しかっ…

人はいつでも

 混沌……  人々はいつでも幸せや、充実、平和を願っている。  誰も争う事など求めていない…

新たな再生を

 この手の中で世界を想像できるのならば、あの日失ったあの肉体も、あの心も、あの声だって、…

私はあなたを除外する

 私はあなたを除外する。何があっても、この力尽きるまで。  身体に空いたこの穴はもう塞が…

鏡を見て死を実感した話

 「お前なんて死ねば良いのに」  ふと目に入ったそんな文字が、自分に向けられているようで…

名は亡き

 僕には何が出来るのだろう。  あの日から繰り返される七日間の天地創造。  七日前に見た朝日は、もう見る事も叶わなくて。  僕らが生きたあの大地は、黒く潰され塗り固められてしまったのだろう。  何処へ向かっていたかも忘れ去られ、僕は新たな七日間の初日に目を覚ます。  新たな七日間が終わった後、僕はいつどこで目を覚ますのだろう。  殺されたあの日はいつだったかな。何かがあって、何かがあったようで、何もなかった。そんな七日間のうちの何かだったんだろう。何者かだったんだろう。  こ