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THE CONNECTIVES

短編の詩集です。
一話完結(たまに前後等でリンクするお話有り)のお話を毎週金曜日20時に配信しています。 一度ご購入…
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記事一覧

吃音の君と鬱病の僕

 強い日差しが部屋を明るく照らしている。  網戸から生暖かい風が流れ込み、蝉の合唱と共に…

切り刻む

 魚。スーパーの鮮魚コーナーに並んでいた、死んだ魚。  きっと今朝まで優雅に泳いでいたの…

ソフトクリームを買って来てほしい

 流れる大きな雲。青い空。熱されたアスファルト。  まだ小さかった頃を思い出す。  今の自…

 お前がどこかで笑うなら、私はソレを許さないだろう。  お前があの日を苦笑いで語る事があ…

この世界の中心に僕がいるとして

 僕達の住むこの世界の中心……調べるといくつか出てくるけれど、地理の話ではなく、僕が今立…

ぼくのいちにち、まいにち

 あさ目がさめると、きのうのよるごはんのカレーのにおいがする。  ふつかめのカレーはとっ…

君のおもう僕はどんな形をしているのだろう

 僕という存在。僕の形。  僕の形はどんなだったかな……ずっと考えているよ。  僕の思う僕の形が頭に描かれていく。鏡を見ても、昔の写真を見返しても、そんな自分が存在しない。  僕が僕の形を忘れかけているのかもしれないし、頭の中で僕が僕を美化してしまっているのか、醜悪に曲げてしまっているのかもしれない。  明日が来て、曲がった現実に気持ちを落とす事があるのかもしれないから、自分をしっかり記録していこう。そして今の自分としっかり向き合っていこう。  なんだかそんな事を思った。

死にたがりが生きたがって何が悪い

 ずっとずっと僕は死にたかった。  いつからだったのかは良く覚えていないし、何なら死にた…

魔法使いになって

 私の魔法使いになって。  アナタの " Bibbidi-Bobbidi-Boo " で絶望に溺れた私の裸体を神秘…

私が手首を切る理由

 初めて手首を切ったのはいつだっただろうか。  高校生の頃、それは手首を切ったと言えるレ…

言葉、気持ち

 気付けば怨み言……  日頃の鬱憤や妬み嫉み……  嫌な感情に呑み込まれて、四方八方を敵に…

目に見えている世界が現実

 目に見えている世界が現実……そんな事はわかっているよ。  でもそれが現実だと割り切るに…

私は君を求め、君は私を喰らう

 毒は毒の中へ。  いつからか求めたはずの形は分離して、別のものという形に成り果てた。  …

ときはながれなにおもふ

 「      」  と叫んで、泣いて、崩れ落ちて……  あれから十一年の月日が流れようとしている。  その間に色々な人達と出会ったし、色々な出来事があった。  怒りもあったし、悲しみも、喪失感も失望も。もちろん辛い事ばかりではなかったけれど、辛い出来事の方が心に深く根付いてしまうものだから。  灰色の空間が彼方此方に蠢いていて、今僕の見ている空は、もしかしたらメガネでフィルターをかけた青い空なのかもしれないな……なんてふと思ったりもするんだ。  いつか訪れる " アレ