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毒は毒の中へ。 いつからか求めたはずの形は分離して、別のものという形に成り果てた。 …
「 」 と叫んで、泣いて、崩れ落ちて…… あれから十一年の月日が流れよう…
僕が終わるのか 音楽が終わるのか 世界が終わるのか いつだっただろうか。そんな事ば…
黒くてどろどろ。明日はない。 今日が過ぎてゆく感覚。明日はない。 これから起こるであ…
反響する。僕の声が。 静かな狭い部屋の中で、声を出してみた。 物ひとつないこの部屋に…
朝目覚めたら蟷螂になっていた。 昨日は友人達に初めて自分の彼女を紹介して、そのまま居…
君の知らない物語、新たな再生の物語。 この身体を這う感覚を敏感に感じ、腰をくねらせて踊ろう。 快楽に似た絶望の夜に浸りながら、言葉に例える事のできない禁忌の末…… 溢れ出る欲望のままに喰らい尽くせば良い。 それが僕と君の新たな頁を開くのだから。 夢を夢と気付かせず、夢を夢のまま終わらせず、瞳を開けた現世がいつかどこかで見た記憶のままであるように。
好きな音楽を聴いていられる。 それはなんて幸せな事なんだろうか。私の好きが詰まったア…
手招く闇の隙間から覗く、碧く光るソレは何なのか。 指先に感じる微かな痛みに、懐かしさ…
真っ白な丘の上……そうして始まったコトバ達。 奪われた名は取り返す事はできていないけ…
この捻じ曲がった頁を捲る度、僕は今日もあの日あの時あの場所へすぐに戻る事ができる。 …
「ねえ、愛してる?」 「ああ、うん、愛してるよ」 そんな言葉が行き来する毎日。 …
きっと私は頭がおかしい。 こんな事を突然言うと、何だか少しばかり " 痛い奴 " みたいに…
君の世界が終わるまで、私はずっと君のそばにいるよ。 君の世界が終わるまで、私はそれを見届けるから。 先に私の世界が終わるなら……それはとても悲しい事だけれど、私の世界が終わるまで、君の世界を見続けていようと思うから。 君の世界が終わる頃、私はどんな私になっているのかな? なんてよく考えたりもするんだ。 君の世界を見続けて、私はとても満たされた気持ちで生きてきたから。 辛い事がなかったなんて言ったら嘘になるけどね。 気が付くと月日が流れてさ、何年が経っただろう。時