新たな再生を
この手の中で世界を想像できるのならば、あの日失ったあの肉体も、あの心も、あの声だって、改めて手に入れる事ができるのではないだろうか?
この世の理は頭の中で書き換えられるはずだ。
生きているという現実が、過去の死をも乗り越え、新たな再生を生み出すのではないだろうか?
時は流れ、巡っていく。
知らなかった世界を、あの頃見ていた世界に統合し、改めて見回す。
それはきっととても心が踊る事だろう。
あれから何が起き、どんな時代になったのか……僕は知らない。
だけれども、それを知りながら、今の世界というものを、これからの生き方というものを模索しながら歩みを続けるというのも楽しそうではないか。
自分の声がある方へ。
僕が僕として、新たな再生を遂げる事によって。
二千二十四年。
また巡ってくるあの日を共に。
この声を高らかに。
ツヅキを。
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883字
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短編の詩集です。
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