日常を切り取って、首を吊ったら明日が来た
冷たい風。暖かい太陽の光。猫が綺麗に食べた鳩の亡骸が転がるアスファルト。
急足で階段を下るハイヒール。物陰から立ちのぼる煙草の煙。
夜と朝の境目に現れる物語。語り部は全ての人々。
同じ皮膚を身に纏った底知れぬ闇。
肺に入った酸素が毒に変わる。箱に閉じ込められた花束。
綺麗に陳列された汚れた革靴。耳を塞ぐ誰かの為の騒音。
踊る深海。鉄屑の錆。
青い夜と赤い朝が、今日も這い蹲って笑っている。
君の肩から響く音だけが、私の今を脳に認識させている。
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892字
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短編の詩集です。
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