何もかもが歪み狂っていた
平衡感覚が狂っている。
今見ているこの視界が歪んでいく。
僕の見ていた世界は正しかったのだろうか? もしくは生まれながらに歪で狂った世界、狂った目を持っていたのだろうか?
僕がおかしいのか、世界がおかしいのか、誰かがおかしいのか……狂っていたのは僕なのか? 僕の中身なのだろうか。
僕という存在はどこで誰が僕と決めるのかと考えてみる。僕が僕を僕と認識するのは僕の頭の中に詰まっている僕の脳だ。
僕の脳が狂っていたのかもしれないし、今も狂っているのかもしれない。
雨が降っている。
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922字
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短編の詩集です。
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