会社組織における対症療法

人手不足じゃない組織をそうそう聞かないというぐらい、どの業界も人手不足が叫ばれていますね。
しかも、昨日今日に始まったことではなく、ずーっと昔から人手不足人手不足と言われているのに、一向に改善する気配がないです。
これは悪い対症療法の気配がします。


人手不足の対処法は、新しく人を雇う、これでしょう。シンプルです。
これは対症療法でしょうか。
僕は対症療法だと思います。なぜなら本質を追求していないからです。

人手が足りない根本的原因は何でしょうか。
・人が辞める
 ↑労力に見合わず給料が低いため、パワハラ上司etc.
・無駄な仕事が多い
 ↑人的リソースの無駄遣いをしている
・人手(身の丈)に合わない業務量をこなそうとしている
 ↑無茶をして現場に負担を強いる前提の事業経営をしている

こうした本質分析を抜きにして対症療法ばかりやっても、人手はずっと足りないままでしょう。

また、これは社会全体の問題とも言えますが、身の丈に合わない業務量をこなさないと成立しない組織が多すぎると思います。
あるいは、身の丈に合うだけの報酬を払わない『搾取』を前提とした組織設計・社会設計になっていると言い換えることもできるでしょう。
これは本当に深刻な問題です。

教員の無償の部活動指導とか、警官の早朝剣道稽古とか、挙げたらきりがありませんのでこれはまたの機会に。

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