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結婚式がスタートならばゴールは一体どこなのか?

人によって。

酒は呑むことは呑むけど、飲み会の時にしか呑まないって人もいるようです。

「家で呑むほど酒が好きでもないし、1人で呑んでも楽しくない」とかっていう理由だそうで。

私は飲み会で話しながら呑むのは大好きですが、1人で呑むのも好き。

酒自体が好きなのもありますが、1人で思考ゲームを楽しむのが好きなんです。

思考ゲームはいくらでも発展していけるし、自分の考えを深めていけることもあるし、考えたこともないようなことを考えることによって、自分なりの考え方を持つことも出来るし。


先日、考えていたのは、「結婚式がスタートならばゴールは一体どこなのか?」ってことです。

「2人はめでたくゴールインしました!!」

って話はよく聞きますし、

「結婚はゴールではなく、スタートだ。」

って話もよく聞きます。

で、結婚がゴールだ、って話は、論理としてはよくわかるのです。

恋愛関係をスタートした2人が、法律上、社会通念上、夫婦になるってことを認められるわけですので。

それはある意味、形としての1つのゴールな訳で。


で、「結婚はスタートだ」って話の場合、「じゃあ、ゴールはどこなんだろう?」ってことを考えました。

何をもってゴールとすればいいのか?

というか、夫婦としてどこを目指せばいいのか?

どういう条件を満たせば、ゴールに到達したと見なしていいのか?


私が考えた1つの形としてのゴールは「金婚式を祝える夫婦」ってことです。

金婚式ってのは、当然皆さんご存じでしょうが、結婚50周年目の結婚記念日のことですね。

で、その日を迎える為には、まず2人が健康で長生きする必要があります。

例えば、2人とも30歳で結婚したとして金婚式を行うのは80歳の時ですから、随分と長い年月。

元気で長生きってのは人生において大事なことです。

それから、50年間、夫婦であり続けることが必要です。

離婚していたり、形としては別れてなくても全然仲良くもなければ、金婚式を祝うどころでもないでしょうから。

そして、我ながら良いことを思いついたと思いましたが、上の2つの条件だけでなく、「誰かから、金婚式を祝い、祝ってもらえる夫婦である」ってことです。

50年ってのは結構な長さです。

私はまだ、40数年しか人生の経験がないですが、それよりも長い年月を、結婚式で愛を誓った相手と共にずっとずっと暮らしていくわけですので。

で、その長い時間を歩んでいった先で、この50年を祝おうか、って二人で思えること。

そして、その50年間の間には子供が生まれているかもしれないし、孫が生まれているかもしれない。

歳を取った友人や若い友人、お世話になった人、仲の良い人などなど、色んな人がいるかもしれない。

その人達から「お祝いしよう!」って思ってもらえる夫婦。

そこで、結婚披露宴の100分の1のスケールでいいし、こじんまりとレストランで食事くらいでもいいのでしょうが、「夫婦となった2人がその50年間という人生の中で出逢った人達に金婚式を祝ってもらえる」ってのは、夫婦としての素晴らしい幸福の形なのではないか?ってことを考えたんです。

ある意味、そこをゴールとしてもいいんじゃないかと。

もちろん、夫婦の形は様々ですし、スタートもゴールもないという考え方もあるし、短いとか長いとかってことでもありません。

早くに配偶者を亡くされた方が「ゴールに行けなかったね。」って話でもない。

ただ、

・2人が健康で長生きする
・仲の良い夫婦であり続ける
・誰かに祝ってもらえるような人生を2人で歩む

っていうようなことはね、結婚する2人が人生を歩んでいくことにおいて、目指したとしてもバチは当たらないんじゃないかと思うわけです。

そして、それを50年続けられたら、それはもう、パーフェクトに近い幸福なゴールではないでしょうか?

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