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【自己決定による幸福感】元公務員の私が転職をして人生大きく変えた話

はじめに。

私の発信に興味を持ってもらうために、本投稿ではまず自己開示ができればと思います。私は、新卒で勉強して公務員になった後、1年で転職して現職の人材会社に入りました。本日は、人生の中でも大きなターニングポイントとなった公務員を退職した話をします。この記事では「自己決定が与える幸福感」を主題にお伝えできればと思います。

私の体験談が少しでも皆さんの今後の人生の参考になれば幸いです。

転職した今の率直な気持ち。

はじめに、公務員を退職し、転職をした現在の私の率直な気持です。

転職して本当によかった。

ただ、これは決して公務員がキツかったからとか、良い企業に転職できたからとか、そういった話ではありません。私は私自身の人生を「自分で決めている」という認識があるからこそ、今充実した日々を送れているんだと思っています。

公務員を退職するまで何も決めなかった私。

私は幼少期から、親や先生など周囲の期待に応えてばかりでした。先生に気に入られるために生徒会長になり、親の期待に応えるかのように進学先を決める。結局、私は小学生の頃に親から言われた「先生に向いてる向いてるんじゃない?」という一言をきっかけに気がつけば、教育大学に入学していました。

大きな失敗や挫折もなく、人生は順風満帆かのように思えました。しかし常に感じる「自分の人生このままで良いのかな…」という漠然とした焦り。この焦りから就職活動の際に先生になるという選択は避けたものの、結局、親や周囲に応え、安定を実現するために公務員になりました。今振り返ると、結局ここまで自分で何も決めてこなかったんです。

公務員になり、入庁直後から重要な業務を任せてもらえたものの、各関係者に気を遣い、目的が不明瞭な仕事を繰り返して夜遅くまで残業する毎日。一年間が経過した頃、私は強く思いました。

「このまま公務員として残りの人生を過ごすのか…?自分の人生がこんな形で終わっていくことに納得がいかない」

気がつけば誰に相談することもなく転職活動を始めていました。登録した転職エージェントからの求人紹介も一旦無視し、私は誰にも気を遣わず、自分の心のままに転職活動をしました。結果として、公務員とは全く真逆の社風を持つ今の会社への入社が決定しました。

「自己決定」と「幸福度」の関係について

私は転職してから年月が経過した今でも、充実した日々を過ごすことができています。自分自身で人生を決めているんだという感覚と、今後も自分の人生は自分で決めていくんだという強い意思があります。そして私が今感じているのは

自己決定によって幸福度が上がるということ。

「良い会社に転職できたからじゃないのか。」「年収が上がったからじゃないのか。」などの意見もあるかと思いますが、私は自分がやりたいことを実現するためであれば、年収が下がるとしても転職すると思います。
もちろん、ある程度の年収や健康、人間関係などの土台が前提にあっての話ではありますが、やはり「自己決定」が大きく私の人生を充実したものにさせてくれていると確信しています。

実際、自己決定と幸福度に関する研究もなされており、神戸大学の研究によると、所得や学歴より「自己決定」が幸福度を上げるとされています。

さらに当該研究の「調査結果」にも注目です。

"自己決定によって進路を決定した者は、自らの判断で努力することで目的を達成する可能性が高くなり、また、成果に対しても責任と誇りを持ちやすくなることから、達成感や自尊心により幸福感が高まることにつながっていると考えられます。日本は国全体で見ると「人生の選択の自由」の変数値が低く、そういう社会で自己決定度の高い人が、幸福度が高い傾向にあることは注目に値します。"(「幸福感と自己決定―日本における実証研究」より)

自分で決めた目標に向かう努力であれば、苦しいより楽しいが勝つ感覚があるんです。その努力が実れば、さらに幸福感が高まるということですかね。

さらに、「日本は国全体で見ると「人生の選択の自由」の変数値が低い。」と書かれていますが、日々キャリアアドバイザーとしてたくさんの方とお話していると、周囲からの「期待」や「べき」みたいなものにより、選択肢が少なくなっている方が多いと感じます。

改めて、「自己決定」ということが人生をより豊かにするためのキーワードだと感じています。

公務員を辞めた経験から、私が大切にしていること2つ。

ここまで「自己決定」を行うことで、人生が豊かになるという話をしてきました。今私が転職の経験を踏まえて大切にしていることが2つあります。

その1、「他人の期待や一般常識に従って生きるのでなく、自分自身が決めた道を歩むこと」


特に日本人(もれなく私も)は、「行間(空気)を読むこと」や「思いやり」を大切する傾向があります。知らず知らずのうちに、他人からの批判や一般的には「〜すべき」ということを理由に意思決定をしてしまいます。私はあくまでも自分のために、自分が決めた道を生きるよう意識をしています。

その2、「人生を変えるのは難しいということを認識し、勇気を持って行動することが必要。」

やりたいことが見つかっても、一歩踏み出せないことがあります。実は、人間は恒常性維持機能(ホメオスタシス)というものにより、現状を変えることに抵抗しようとする本能的な生理機能があるそうです。これが変わろうと思っても”現状維持”しようとする自分の正体です。

そのため、人生を大きく変えることは決して容易ではないということを認識することが大切だと思っています。ありきたりにはなりますが、変えたいという強い意志と勇気を持って、理想のためには苦労を前提に行動することが必要だと思っています。

おわりに。

個人的かつ主観的な意見も多かったかとは思いますが、「自己開示」と「自己決定と幸福感について伝える」という2点はクリアできたかなと思っています。

私は今後もこの貴重な経験から学んだことを生かし、これからも自分で決めた人生を歩んでいきます。

そして、これから人生を変えようと思っていらっしゃる方々のお力に少しでもなれるよう情報発信をしていこうと思います。

もし良ければコメントなど頂けますと幸いです。
ここまでご覧いただきましてありがとうございました。

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