フジキ アツヒロ(青戸 一之)

本名:青戸一之│フジキアツヒロはPN│高卒→ワーホリ→引きこもりニート→ビリヤードのプ…

フジキ アツヒロ(青戸 一之)

本名:青戸一之│フジキアツヒロはPN│高卒→ワーホリ→引きこもりニート→ビリヤードのプロ志望→塾講師→東大受験→東大英文科→教育事業@カルペ・ディエム│初著書『あなたの人生をダメにする勉強法』発売中! https://www.amazon.co.jp/dp/4800592151

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高卒から30歳で東大受験を決意し、33歳で合格した男の話・前編【自己紹介】

まだ note を始めて自己紹介をしていなかったので、ここいらで。 私は地方の片田舎の生まれで、地域の子はみんな同じ小学校、中学校に進み、全校で300人程度の小規模でほとんど荒れた雰囲気もなしという環境で育ちました。 中学までは成績のいい方でしたが、勉強熱心だったわけではなく、高校受験前の半年間以外は家で勉強したことはほとんどありません。面倒くさいことが嫌いで、とにかく物事を要領よくこなしたい性格だったので、学校の授業中や合間の5分休憩で課題と次の範囲の予習を終わらせて、

    • 何をするかより誰といるか

      近々まとまった休暇が取れる機会を得たので、久しく会っていない友人のところへ行くための旅程を組みました。 一人は岡山へ、一人はマレーシアまで会いに行きます。 両方とも、20年以上の付き合いがある古い友人です。 年齢を重ねると、互いに仕事や結婚・出産・育児などで忙しくなり、なかなか時間を割いて会うのが難しくなりますよね。 もちろんちょっと無理をすればいつでも会えることは会えるのですが、気持ちの高まりとスケジュールの余裕がピタッと合うことがなかなかなく、年に1回会えればいい

      • マーダーミステリーをやってみた

        最近、マーダーミステリーというゲームを何度か体験する機会がありました。 どんなゲームか簡単に説明すると、複数の参加者があるミステリー作品の登場人物になりきり、互いに協力して調査を進めながら、それぞれの人物に割り当てられた目的を果たすことを目指すというものです。 いわば、人狼ゲームのミステリー版ですね。(詳しい説明は以下のサイトでどうぞ) ストーリーや設定がかなり丁寧に作りこまれていて、最低でもゲーム終了までだいたい2時間はかかります。 最初に自分が担当するキャラクター

        • RPGのように「食べて体力を回復する」感覚

          最近は歳を重ねたせいか、色々な体の変化を感じます。 それは決して肉体的な衰えだけでなく、感覚の変化も含まれます。 その一つが、食事で体力が回復する感覚。 とくに空腹と疲れが重なっている時に食事をすると、まだ消化して栄養素に変わっていないはずなのに、食べているそばから体にエネルギーが回復してくる感じがするのです。 RPGの、たとえば『MOTHER』シリーズのハンバーガーや『桃太郎伝説』シリーズのおにぎりのように、ものを食べて体力を回復する、あの感じです。 「生死をかけ

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          あいまいさの中にただよう

          ヨルワシさんという方のnoteで、面白い記事がありました。 何となく分かるようで分からない「コク」の正体が、科学の力で徐々に明らかになっているという内容です。 今までぼんやりとした感覚でしかなかった言葉が、科学の発達によって明らかにされることって多いですよね。 私の好きな野球でも、昔はピッチャーの投げる球が「ノビ」だの「キレ」だのといった言葉で形容されていたのが、今ではラプソードという機器でボールの回転数や変化量、回転軸などが数字で細かく分析されるようになりました。

          あいまいさの中にただよう

          言葉にならないコトバ

          先日、木場にある東京現代美術館で見た「翻訳できない わたしの言葉」の展示がとても印象に残った。 詳しい展示内容は上記の公式サイトで紹介されているが、一番心を動かされたのは新井英夫氏の展示だ。 以下は公式サイトの紹介文からの引用である。 氏の展示は、紙を手でちぎった切れ端が山のように積み重ねてあって、ちぎる時の音の心地よさや、柔らかいかさかさとした手触りの気持ちよさを感じることができたり、水の入った巾着袋を体の上に乗せ、体を揺らして袋の中の水も一緒に揺れるのを感じながら得

          レトロ愛

          先日、小金井市にある「江戸東京たてもの園」に行ってきた。 以前『「懐かしいという感覚」についての独り言』という記事に書いたように、私は古いものが好きで、建築物も例外ではない。 江戸東京たてもの園では、主に明治~昭和初期に造られた文化的価値の高い建造物が展示されている。 初めて行ってみたところ非常に趣のある展示が多く、興奮して300枚以上も写真を撮ってしまったので、ここでいくつかご紹介させていただきたい。(写真の掲載の許可は事前に確認済) その前に、たてもの園があった小

          数年ぶりに数学を始めてみた

          半年前に「たまに数学がしたくなる」という記事を書いたのだが、その衝動がいよいよ高じたので、先日ついに数学の勉強に手を出し始めた。 朝活のような感じで、起きて仕事に取り掛かる前に10分程度問題を解く(使っているのは数IAの青チャート)のだが、これがなかなか気持ちがいい。 普段使っていない脳の部位を動かして、血流がよくなっている感覚があるのだ。 運動で汗をかいて、体のコリがほぐれる感じに似ている。 最近は仕事として本を読む、記事や書籍の原稿を書くなど、言葉を扱うことが中心

          数年ぶりに数学を始めてみた

          母の墓前に捧げる本

          今日、私の初めての著書が発売になった。この本が生まれたそもそものきっかけは、1年前の母の訃報だった。 今までこのnoteでほとんど母の死に触れてこなかったが、それは私の気持ちの整理がついていなかったからだ。 だが、もしこの機会を逃したらいつまで経っても書く気にならないだろうと思ったので、本の執筆に至った経緯について、ここに残しておくことにした。やや暗い話になるが、お付き合いいただければ幸いである。 2023年3月22日、WBC決勝戦。日本中が熱狂の渦に包まれていた。

          自分の原点

          昨日、駿台予備校の御茶ノ水校3号館で開かれた「東大生座談会」で、東大志望の受験生たちに色々と勉強のアドバイスをする機会をいただいた。 次々と真剣な質問が飛び交い、みな私の話に熱心に耳を傾けてくれて、非常に充実した時間となった。 「ああ、これが30歳を過ぎてから東大受験した自分の原点だったな」と改めて思い出させてもらい、とても清々しい気持ちで帰途についた。 私はもともと高卒ながら、たまたま縁あって塾講師の職につくことができた。25歳のときのことだ。 進学熱が低い地域で、

          知らない方がよかったフランス語

          私は大学で第二外国語としてフランス語を学んだ。 英検に置き換えると3級程度のレベルまでしか勉強しなかったが、それでも日常で見かけるちょっとしたフランス語くらいなら意味はつかめる。 例えば、集合住宅の名前でよく見るメゾン(maison)は「家」、シャトー(château)は「城」、ファミーユ(famille)は「家族」だ。グラン・メゾン(grande maison)なら「大きな家」になる。 飲食関係の言葉にもフランス語はよく使われている。 ショコラ(chocolat)は

          知らない方がよかったフランス語

          自分なりの文学の楽しみ方

          先日、ふとしたきっかけで川端康成の『伊豆の踊子』を読み直した。 あらすじを確認したいだけだったのだが、改めて読んでみると、ところどころで見慣れない表現が目についた。 恐らくどれも一般的な言い方ではないが、言葉はスッと入ってくる。 他にも、朝湯に入っていた主人公が、自分に向かって裸のまま無邪気に手を振る踊子を見つける有名なシーンでは、「ことこと笑った」、「朗らかな喜びでことことと笑い続けた」という描写がある。 これは初めて読んだ時から非常に印象的で、「ことこと」というの

          自分なりの文学の楽しみ方

          太陽の塔が想像よりはるかにデカかった件

          みなさんは太陽の塔の実物を見たことがあるだろうか? 私は先日、大阪の万博記念公園に行って見てきたのだが、想像より何十倍も大きくてビックリした。 まず電車の窓から見えた時点でこの大きさである。 なんと高さ約70mもあるという。 とにかくデカい。 昔から有名なので存在も造形も知ってはいたが、てっきり高さ2~3mくらいのオブジェだとばかり思っていた。 しかも中に入れる構造にまでなっているのだそうで。 全然知らんかった。 やはり、何でも自分の目で見てみるものである。

          太陽の塔が想像よりはるかにデカかった件

          いつの間にか自分のWikiができていた話

          先月、私のウィキペディアのページが作られていることが分かりました。 履歴を見たら、3/17にページが作成されたようでした。 どなたのおかげか分かりませんが、この場を借りてお礼を申し上げたいと思います。 わざわざ時間と手間をかけてまとめてくださるなんて、本当に嬉しい限りです。 何が書かれているのかと最初はちょっと怖かったのですが、どうやら以前に受けたインタビューや、私の東洋経済オンラインでの連載記事の内容を基にしてまとめられているようでした。 ちなみに今のところ、この

          いつの間にか自分のWikiができていた話

          アートで内なる声と向き合う時間

          以前にアルコールインクアートを体験した時のことを綴った( ↑ の記事)が、先日また別のアート体験教室に参加してきた。 今回はモネの「睡蓮」をモチーフにしたワークショップである。 これが「睡蓮」かどうかはさておき、2時間ちょっとの間、ひたすら集中して自分の内面の声と向き合うのはとても気持ちがよかった。 創作をしている時にしか味わえない感覚だ。 普段の生活では、何か一つのことに集中しきれることがあまりない。 何か作業しながらスマホの通知を気にしたり、動画を見ながら食事を

          アートで内なる声と向き合う時間

          口笛サークルに入ったときの話

          大学一年の時、早稲田大学にあるインカレの口笛サークルに入っていたことがある。 全国的に見ても口笛のサークルがある大学は珍しい。 私は小さい頃から口笛が好きでよく吹いていたのだが、サークルに入った目的は2つある。 1つは人と一緒に口笛を吹くこと。 口笛を吹ける人に会うこと自体は珍しくはないが、同じ曲を一緒にアンサンブル形式で吹く機会に恵まれることはそうそう無いだろう。 私は中・高時代は吹奏楽をやっていたこともあり、口笛の音をたくさん重ねたらどんな音色になるのか、どのく

          口笛サークルに入ったときの話