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何をするかより誰といるか

近々まとまった休暇が取れる機会を得たので、久しく会っていない友人のところへ行くための旅程を組みました。

一人は岡山へ、一人はマレーシアまで会いに行きます。

両方とも、20年以上の付き合いがある古い友人です。

年齢を重ねると、互いに仕事や結婚・出産・育児などで忙しくなり、なかなか時間を割いて会うのが難しくなりますよね。

もちろんちょっと無理をすればいつでも会えることは会えるのですが、気持ちの高まりとスケジュールの余裕がピタッと合うことがなかなかなく、年に1回会えればいい方といったケースがほとんどでしょうか。

いつか会おうなんて約束しながら、もう何年も経っているなんてこともザラです。

ただ、ここ数年よく思うんです。

「一生のうちであと何回あいつと会えるかなあ」と。

元気だった母が昨年急逝したので、余計にそう思います。

あまり考えたくないですが、自分も友人も、いつ人生の終わりを迎えるか分かりません。

仮に長生きできたとしても、お互い健康である保証はありません。

楽しい時間を一緒に過ごせる機会があと何回あるかと考えると、焦るような悲しいような、何とも言えない気持ちになります。

もちろん互いの生活があるので、昔のようにしょっちゅう会うのは難しいにしても、仮に年に1回会えるとして、あと30~40回程度。

互いに元気でという条件付きなら、下手をすればあと数回、なんて可能性のある友人もかなりいます。

そう考えると、仲のいいやつと会うチャンスがある時は、お金も時間もちゃんとかけて、残り少ない機会をしっかり楽しもうという気持ちになります。

歳を取ると、人は何をするかよりも、誰といるかを重視するようになると言いますよね。

私も10年くらい前から、その感覚が強くなりました。

大切な人と一緒にいる時間の重みやありがたみは、年々増していきますね。

今回会う予定の友人も、下手をすれば死ぬまでにあと数回の部類に入ってしまうので、しっかりとこの機会を楽しんできたいと思います。

みなさんも深い付き合いながら久しく会っていない友人がいらっしゃれば、この機会に連絡を取ってみられてはいかがでしょうか。

差し出がましいのは重々承知ですが、どうしてもついそんなことを言いたくなる歳に私もなってしまったようです。

余計なお世話だと笑っていただければ幸いです。

今回もお読みいただきありがとうございました。

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