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#52. 自分でできた!の体験を積み重ねる

新しいことや物、やったことがないことが苦手で避けてくることが多かった息子。
しかし最近になって、絵本などのおかげで自分から「やってみたい!」と言ってくれることが多くなった。

以前、草木染めをしたのは
大変だったけど大人もいい経験ができた。

それから最近、2つのお菓子づくりをした。

チョコレートブラウニー

【しぜん】で紹介されていたものにトライ!

しぜん キンダーブック 2023年2月号「チョコレート」

板チョコ、バター(物価高騰!)など材料をそろえて。
チョコレートを刻み、湯せんで溶かすところからスタート。

バター、卵、砂糖を加えて

まぜまぜ〜

薄力粉、ベーキングパウダーをふるいにかけて
型に流しいれて
チョコチップをトッピング

パウンドケーキ型は百均の使い捨てタイプ

180℃で30分

美味しく焼けた!

バレンタインに合わせての2月号だったと思うが
ちょうどばあちゃんの誕生日が近く、
実家から大阪に来てくれたタイミングがあったので、一つは冷凍しておいて手づくり誕生日ケーキに変身させてみた。
(残り物みたいだし安上がりでごめんやけど)

チョコペンとホイップクリーム(自分で泡立てた!)
でデコレーション

必ずしも年中さん向けの手順ではないから
バターの分量を量ったり
型に入れるところは手伝ったけれど
自分でやるやる!と言いながら楽しくやってくれた。

自分で作ったケーキを
美味しいね。作ってくれてありがとう。
と言いながら一緒に食べる。
嬉しそうに食べる様子を見ると、
(準備、片付けは面倒だけど)
またがんばろうと思える。

まんまるクッキー

Z会の親子で取り組む課題【ぺあぜっと】より
クッキーづくり!

こちらは年中さんが『自分でやってみる』ことを目標にしているため、できるだけ簡単な方法で作れるように工夫されている。

親は最低限の手助けだけ。『自分でできた』を大切にする。

バターをポリ袋に入れてもみもみ。
手の体温で溶かしていく、
それだけでも小さい手にはなかなか難しそうだったから、ちょっと電子レンジの力を借りつつ、
「まんなかの固いところを潰してくよ」
と言いながら、感触が変わっていくのを確かめる。

砂糖、溶き卵を加えて、またもみもみ

薄力粉、ベーキングパウダーは別の袋に入れて、空気を含ませるようにして、今度はふりふり。

最後にバターの袋に粉を入れて、もみもみ。
クッキー生地の触感になってきたよ!

あとは形を作って焼くだけだけれど、
型抜きとかではなく、まんまるに。
どうやって?

ひとつまみの大きさの生地をぽつぽつ、
ベーキングシートに並べたら、
上からまな板でぺっちゃんこ。
これで平ぺったいクッキーができる!

残念ながら下の子がぐずり始める夕方で
私は授乳に行かねばならず、
ここからはお父さんにバトンタッチ。
ゆえにくるくるぺっちゃんの時の写真がない。

焼けた!

焼き加減もトースターで2分ってなってたけど
それくらいほんとに薄くするみたいだった。
うちでは何故か20分も焼いて、やや焼き過ぎ感。

しかもなかなかの量だから、
2段使って焼いてもまだ生地残る…。
残りは平たくのばし、再度冷蔵庫で冷やして
手持ちの型抜きでハート型に。
今度は10分でいい具合のサクサククッキー。

クマのつもりで作ったのに、「ミッキー?」って聞いてくる息子

みんなで、美味しいねと言いながら食べる。

その日の夜、何度も思い返すように
「クッキー作り、楽しかったなぁ」
って言ってくれる息子。
よかったね。こちらもがんばってよかった!

体験できる機会を準備するということ

私も久しぶりにクッキー作ってみて、
昔、お母さんと一緒に作ったことを思い出した。
手でこねこねしたり型抜きしたり
焼く前の生地を味見して変な気分になったり
自分の作った形のクッキーが
焼けて出てくるのが面白かったり。

そういえば、どんな味のどんな形のクッキーだったかなんて全然覚えてないけど、
『一緒に作って楽しかった』っていう感情は
ふわっとすぐに、頭の中に蘇ってくる。

夫のお母さんも料理が得意な人なので、
お菓子作りを一緒にやったのだそうだ。
やっぱり、
「どうやって作ったか全然覚えてないけど
一緒にドーナツを作ったことがある」
と言っていた。

自分の手を使って、感触を確かめてした体験は
一生物だなと実感する。

『自分でできた』の体験
『一緒にやってみた』の体験

無理やりやらせるのもよくないと思っていたけど
やりたい、と言ってくれたら
こちらもがんばりどころだと思うし
ストレスが少なくて済むから
これからもこういう機会を逃さないようにしたい。

「機会を与える」と言えるほど、
私は何も子どもに与えることはできないなと思う。
「やりたい」の言葉を聞き逃さないように…
子どもが体験できる機会を失わないように…
親としてはできるだけの準備はしていきたい。

とはいえ、つぎは【しぜん】の中にあった飴(※)を作りたいと言われ、さすがにそれはキツいんじゃ、、、とゴニョゴニョ濁してやり過ごしているのであった。

※砂糖を鍋で溶かして180℃くらいにする

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