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20代で得た知見/F

とても気になっていた「20代で得た知見」を読み終えたので紹介します。
面白くて、あっという間に読んでしまいました。
悩みに背中を押してくれたり、言葉にできなかった気持ちを代弁してくれるようなそんな一冊です。

私が印象に残った箇所をいくつかピックアップしていきたいと思います。

最も痛々しい思い出が、それでも一番美しい
 好きな場所で、好きなことを、好きなだけしている、そんなあなたを好きになってくれる人をまず一番に大切にしたらよろしい。
(p.23 第1章 不完全からの出発より)

大学時代、上辺のような友人関係しか築けなくて悩んだ時期もありましたが、これを読んで救われました。
気の合う人(話していて心地良い、楽しいなど)と出会うのはなかなか難しいけれど、今後このような人と出会えたらご縁を大切にしたいと思いました。
恋愛面でも当てはまることと思います。

完璧主義者はミケランジェロだけでよい
 「人生で一番後悔していることはなんですか」と六十代の貴婦人に訊ねました。 
 いつか外国に行きたい、いつか華道もやってみたい、なんて思ってた。けど、就職して仕事して結婚して出産して育児もして、お金も時間も体力も余裕も小鳥みたいに消えていく。「いつかは来ない」と知った。外国語を学んでから、とか、お金に余裕を持ってから、では遅かったの。思ったその日その瞬間動いておけばよかった。どんなに不完全でも、不完全なまま動くしかなかったのよ。そう彼女は語ったのです。
(p.25 第1章 不完全からの出発より)

やってみたいことを考えるのはワクワクするけれど、「失敗したらどうしよう」とか「まだやらなくていいかな」とか思ってしまうのが大半だなと感じました。
まだこの先のことは想像もつかないが、やりたいと思ったことにはどんどんチャレンジしていきたいと思いました。

好きってなに 
 好きって美味しいものを一人で食べた時、あの人にも食べさせたかったなと思えることだと思っています。あるいは途方もないほど美しい景色を見た時、思わずそれを撮って写真を送ること。送れなくても、送れなかったことはずっと覚えていること。
 同じ感動を同じ場所で感じたいと願うことが私の「好き」にはあるようです。
(p.34 第1章 不完全からの出発より)

自分の気持ちを伝えることって勇気のいることですが、こうやって自分の気持ちとか感動したものを誰かに素直に伝えることはとても素敵なことですね。

第一志望ではなく、第ゼロ志望 
 「これまで敗れたあらゆる夢や目標の中に、己が本当になしとげたいことは一貫して変わらず、そこにある。あり続ける。」
 よって本来の夢、志、核は、なにかによって破られることはない。 
(p.45 第1章 不完全からの出発より)
逃げても「それ」は追ってくる、社会人三年目の一教訓として
 逃げても、逃げても、逃げきれないものが人生にはあります。
 税金や幽霊のことではございません。
 本当に自分がやりたかったことです。
(p.129 第2章 現実に関するいくつかの実も蓋もない事実より)

叶えたい夢、目標はあったけれど就活で実現できず、「自分にできることで人の役に立てるか」という軸で就職先を選びました。この選択をしたことに不安はあるけれど、できることから少しずつ成長していけばよいよね。
この言葉のように、本当にやりたいことは今でも心の中に残っているのでまたチャレンジします。
それまでは、4月からの就職先で頑張ります。

人間関係や就職のことなど悩んでいることから少しずつ解放されて、気持ちが軽くなりました。

だいぶ長くなってしまいましたが、気になった方はぜひ読んでみてください、おすすめです!

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