列王記上21章/「隣人の家を欲してはならない」
ナボトの葡萄畑のエピソードである。
引用したように、古代北イスラエル王アハブは自分の宮殿の側にある葡萄畑を所有するナボトに話を持ちかける。
彼の畑を自分のものにするためである。
ナボトは王からの提案を拒否する。
律法によれば土地の使用権を売買出来はしても、所有権の売買は出来ないからである(レビ 25:13-15)。
これに対しアハブ王は自分のものではない土地を手に入れられなかったことに怒り、極めて不機嫌になる。
アハブの妻イゼベルは夫に提案する。
「彼を神と王を呪ったと告