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列王記上8章/神殿と執り成し
「主は父ダビデにこう仰せになった。『あなたはわたしの名のために家を建てようと心掛けてきた。その心掛けは立派である。
しかし、神殿を建てるのはあなたではなく、あなたの腰から出る息子がわたしの名のために神殿を建てる』と。」
列王記において、神殿は主の名で呼ばれるものである。
「天も、天の天も納められず、地よりも大いなる存在(参照 列王記上 8:27)」の名で呼ばれる地上の影。
それが神殿である。
「あなたはお住まいである天にいましてそれに耳を傾け、その異国人があなたに叫び求めることをすべてかなえてください。
こうして、地上のすべての民は御名を知り、あなたの民イスラエルと同様にあなたを畏れ敬い、わたしの建てたこの神殿が御名をもって呼ばれていることを知るでしょう。」
地上にあった神殿は天にあるものの写しにすぎない。
我々はやがて、影ではなく、そのものを見ることになるだろう。
イエスは答えて言われた。
「この神殿を壊してみよ。三日で建て直してみせる。」
それでユダヤ人たちは、「この神殿は建てるのに四十六年もかかったのに、あなたは三日で建て直すのか」と言った。
イエスの言われる神殿とは、御自分の体のことだったのである。
イエスが死者の中から復活されたとき、弟子たちは、イエスがこう言われたのを思い出し、聖書とイエスの語られた言葉とを信じた。
・執り成し
本章でソロモンは神に対して祈る。彼はイスラエルの民を執り成しを主に祈る。
30節から始まったこの執り成しの祈りの対象は、罪人(30-32節)、敗北者及び捕囚の民(33-34節)、貧しさや病いにある民(35-40節)、異邦人および異教徒(41-43節)、兵士(44-45節)、そして再び罪人と捕囚の民(46-50節)である。
罪人も、敗北者も、捕囚の民も、貧しさや病いにある民も、異邦人および異教徒も、兵士も中心というよりは周辺の人々であり、彼らは周辺であるがゆえに神の目においては中心的な人々である。
「主なる神よ、あなたはわたしたちの先祖をエジプトから導き出されたとき、あなたの僕モーセによってお告げになったとおり、彼らを地上のすべての民から切り離して御自分の嗣業とされました。」
そして、ソロモンの執り成しの祈りはこう締め括られる。
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