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森はおもちゃ箱

こんにちは! 金沢市で活動をしている、NPO法人ガイア自然学校です。

今回は、ガイア自然学校の代表、成田裕(なりたゆたか)によるコラムです。


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幼児にとって「森」っていうフィールドは「おもちゃ箱」みたいなもんですね。

「おもちゃ箱」の中であそんでる状態。

足元のイモムシも、テントウムシも、動くおもちゃだし。

川にいるカエルもタニシも、動く水中おもちゃだし。

なんでもない、木の棒や石コロは、伝説の剣や宝石です。

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そのおもちゃであそぶということは、生命や宇宙について学んでいるのと同じことだと思うんです。

実際にさわったり、感じたりできる生命と宇宙です。

特に幼児期の子どもたちにとっては、基礎学力の向上につながる大切な体験だと思うんです。

それを認めて「じっくりまったり」側にいてあげる大人がいること。

途中でおもちゃを取り上げず、危なさにも耐えて、あそびつくすまで、そばで見守る。

それだけで、ノーベル賞とっちゃうような子どもたちを育ててると、割と本気で思ってます。

「森のようちえん」には、この「じっくりまったり」があるのです。

ただ、森で放置してる訳じゃあ、ないんです。

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「森のようちえん」は立派な「教育」です。

この「じっくりまったり」ができる教育者は、意外とハイレベルなんです。

「先生」はついつい、おせっかいに教えちゃうから。

「ガイアキッズ」とどこが違うの、とよく聞かれます。

「ガイアキッズ」にはアクティブとまったりが、両方ありますが。

完全に幼児にあわせて「じっくりまったり」があるのが「森のようちえん」です。

この「じっくりまったり」で、ノーベル賞博士を育てたい人はぜひ。


文:成田裕

(「ガイア通信」バックナンバーより再掲載)


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最近、自然って本当に面白いし不思議だなあーと思う体験をしました。

自然教室ガイアキッズ「火とあそぶ」でのこと。

「火とあそぶ」では、日帰りのプログラムではなかなかできない焚き火や薪割り、さつまいもを焼くことができます。

そのプログラム中、小学生の男の子の薪割りに立ち会うことになりました。

スパーンときれいに真っ二つに割れた瞬間、

「えーーー!?」と二人で驚きました!

薪の中に隠れていた節が、ひょこっと顔を出したのです!

円柱型の節の大きさや色は、ちょうどこんがり焼いたウインナーのようでした。

こんなふうに節の姿を見るのは初めてでした。

(その後は、試行錯誤して節ウインナーを取り出すことに成功しました。)

自然への驚きや不思議さは尽きることがありません。


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ガイアの「森のようちえん」は、平日通園型と休日イベント型の二種類があります。

どちらも、朝と帰る前のつどい(その日やりたいことや気持ちを共有したり、絵本の読み聞かせや手遊びなどをします)の時間以外は、森の中やその周りで自由に過ごします。

その時やりたいことを、好きなだけできる場所です。

ガイアの学生ボランティア「Gリーダー」が、「じっくりまったり」子どもたちと共に過ごします。

最初は緊張していた保護者さん方も、のびのび過ごせます。

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焚き火のあったかさ、水の冷たさ、土の感触、見たことのない虫や植物…。

保護者さんも子どもたちと一緒に、「じっくりまったり」自然の面白さに触れてみてください。

自然の中で子どもが感じた気持ちに保護者さんも寄り添うことが、きっと子どもの今とこれからのためになると思っています。


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