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メルマガ㉙【交流会第7回の報告、連載記事⑪】2023/06/23配信

G-Ups 公式メルマガ第29号

皆さま、こんばんは!
G-Upsからのお知らせです。

--今回のお知らせ内容--
①交流会の報告
②連載記事〔Swimmyが誕生するまで〕
③G-Upsの会員募集

※メルマガアーカイブはこちら
https://note.com/g_ups/m/mc464a07054b3

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①第7回交流会の報告

先日6月15日(木)、「G-Ups交流会 ~SwimmyダイアローグVol.7~」を開催いたしました。交流会の一部始終の内容を振り返りとして、報告いたします。

交流会で出た意見や参加者の感想など、ダイアローグのレポート全体はこちらにまとめています。
https://note.com/g_ups/n/n2b077be3dcc5

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<題材にした記事>
https://growing-ups.org/dreaming-people/

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<交流会での意見など(一部)>

・妻が職場の新人さんから「自分が何をすればいいかわからない。わからないとも言えない」などの相談を受け、これは学校教育に原因があるのかなと思いました。子どもたちが自分のしたいところに向かっていくために 目の前にある自由をどう扱っていけばいいのかを成長過程の中で獲得していくことが大切なのかなと思います。

・「根っこ」がキーワードとして記事にあり、それは見えないものですが、家庭菜園している植物が育つ前に大事な部分だなと重ね合わせて感じました。

・映画「夢みる小学校」の上映会後、大きな反響がありましたが、実際に我が子をそのような学校に行かせるのはどうなんだろうと抵抗感があるようで、それをどう払拭していくのかがこれからの課題だと思います。

・私が務める学校で「学び創造コース」を新たにつくり、コンセプトがきのくに子どもの村学園に近いものですが、保護者が期待していることと学校がやろうとしていることにギャップがある感じです。そのコースで学年が上がっていくにつれて結局学力はどうなるのだろうと、先の見えない部分が不安に感じるのではないでしょうか。そのような学校が実際どのように続いているのかが気になります。

・一条校というくくりの学校では主に認知能力を、オルタナティブスクールでは非認知能力を伸ばすという点で違いはありますが、我が子をどっちに通わせるか迷ったときに、自分が経験してきた道を選んだ方が安心する保護者もいます。

・入試で問われるのは認知能力の部分ですが、非認知能力の説明は数字に出てこないので難しいですし、広めていくのも難しいですね。

・オルタナティブスクールや非認知能力に関する事業をしたいという気持ちはあるものの、それをしていくにあたっては、あまり認知されていないという現状もあり、収益が得られるのかなと不安はあります。

・ICTやChatGPTが出てきて、いい面はありますが、人間の力として失ってしまっていくものがありそうな気がします。ハワイの自然の多い学校へ生徒を引率したとき、自然の中で豊かに生活する現地の人たちの「生きる知恵」に本当に感動しました。 今の時代にこれを学べる場はないのかなと思い、それを創りたいなと思いました。

・子どもたちが自分たちで課題を作り、先生がほとんど介入せず、それに立ち向かって解決していく活動を3年間やり続けたことがありました。 国や県の学力テストで上位成績を取る子、自分自身に満足しているけどまだまだ成長したいと思う子が増えていきました。このような子どもたちをこれからも育てていきたいなと思いましたが、それを求める保護者はどれくらいいるのだろうと感じました。

・小学生の頃は遊びや非認知能力を育てることが大事だと思いますが、それを事業にする際に費用のことは大きなネックです。またそれをしている場所や町に行きたいと思っても、その移住にもお金がかかるので、お金をもっている人の方が優遇されてしまう点も課題だと思います。

・公立学校と違う学校を選択した家庭に対して、自治体から助成金をもらえるところもあるらしいです。このような前例があるのだとしたら、それが広まっていく可能性もあり、私たちにとって大きな力になると思います。

・オランダやヨーロッパでは、子どもが行きたい学校を選んで、そこに移住するとなったときに、国から援助を受けることができるという話を先日ラジオで聞きました。国として理想とする子どもたちを育てていく方針をもっているところでは、政府からのバックアップもしっかりしているようです。

・60年以上通知表や時間割がなく、体験学習に重きを置いている伊那小学校は、そこに子どもを通わせている親や地域の方たちが、その学校の方針に賛同、応援しているのが大きいですね。

・非認知能力を伸ばしたり体験活動をしたりする場所は実際どうなのか、子どもが過ごしてその後どうなっていくのかという点を大人が認知できればとても大きなと思います。なので、その場に大人も入って子どもと一緒に楽しむことができるのは、とても大切だと思います。

・私たちが創りたいオルタナティブスクールは、小中学生が対象ですが、「親の居場所」としても考えています。コーチングを知ってから人間関係がかなり改善されたので、コーチのいる学校を作り、大人のコミュニケーション能力を養っていきたいと思います。

※続きやその他出た意見などは、リンクページからご覧いただけます。
https://note.com/g_ups/n/n2b077be3dcc5

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<ご感想>
●とてもいい刺激になりました。またお話できる機会があれば、参加させていただきます。

●ゲストが来てオンラインで繋がることで、想いを広く知ってもらうことができ、とてもいい時間になりました。

●自分の中の葛藤を出せる場って本当に貴重だなと改めて思いました。まだまだ葛藤はなくなりませんが、抱えたまま前に進もうと思います。

※会員様は、コミュニティルームのSlackで動画アーカイブをご覧いただけます。

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<次回のイベント予定>

7月28日(金)、G-Ups暑気払い会を開催する予定です。
・時間 19:00~20:30(最終21:00)
・形式 Zoom
・参加無料
・食べ飲みしながら、フリートークをしたり、交流を深めたりする予定ですので、お気軽にご参加ください。

後日メルマガにて、再度お知らせいたします。

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②連載記事〔Swimmyが誕生するまで〕

「おやとせんせいを繋ぐメディアSwimmy」が誕生するまでのストーリーを、メルマガの連載記事としてご紹介いたします。

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二人がSwimmyを作るまでの過程を残しておこうと始まったリレー連載。第3章の3話もあやこが担当します。これまでのアーカイブはこちらから。
https://note.com/g_ups/n/ne3825ab84906?magazine_key=m7219d2639c19

Swimmyと仲間たち③
マガジンを作ろうと言う話になったとき、教育メディアに合ういいタイトルはないかと探していました。
タイトルは鬼門です。
何せ団体名を考えるだけで5時間もかかった二人ですから……
考え始めて数分……さよさんが言いました。
「絵本のタイトルなんか、かわいいよ?スイミーとか」
中学校教員だったさよさんが、研修で扱った教材がスイミーだったそうです。
そして私は小学校教員だったので、スイミーはもちろんお馴染みです。
しかもスイミーと言ったら、みんなとは違う色のスイミーが、仲間を集めて大きな怖い魚を追い出す話。
学校から飛び出した私たちが、仲間を集めてメディアを作っていく、というコンセプトにぴったりのタイトルです。
もうこれしかありません。
Swimmyに決まりました。

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今回の内容はここまでです。次回もお楽しみに!

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③G-Upsの会員募集のお知らせ

G-Upsでは随時会員を募集しております。
友人やお知り合いなどで、子どもの教育に関する思いや経験などを生かして、一緒に教育の改善について考えていきたいという方やそれにご興味のある方に声をかけていただければ嬉しいです。

◆ G-Upsの活動・会員募集について
https://growingupsnet.wixsite.com/g-ups

◆Swimmy Webマガジン
https://growing-ups.org/

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ーーあと書きーー

【Swimmyダイアローグを終えて】

高校や大学などの入試では、学力、計算力、記憶力などの認知能力、数字に出てくる部分を重視することが多いです。
しかし、多くの企業が求める人物像は、「主体性がある、コミュニケーションがとれる、課題発見・解決力がある人」などです。就職試験で、「あなたはこの会社で何がやりたいですか」「様々な課題に対してどう考えているか」と面接で問われたときに、自分の考えていることが分からない、表現するのに苦労する若者が多いという話を聞きます。
また、「いい子症候群」と言われる学生たちが増えていることに関して、皆さんはどう思いますか。彼らの特徴は、「自分の意見は言わない。質問しない。目立ちたくない。変なことを言って浮いたらどうしようと考える。」などです。

この原因はどこにあるのかと考えた時に、一つは学校教育にあると思います。
今回の交流会は学校の存在意義を改めて問うような内容でした。そこにある課題を解決するには一人の力では絶対に不可能です。しかし、一人の想いから広がって仲間が集まり、大人が子どもたちのために教育をよりよくしていこうとする姿が子どもたちの心に響いていくのではないでしょうか。

(G-Ups事務局 公式メルマガ担当 吉田達也)

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今回のお知らせは以上です。
最後までお読みいただきありがとうございました。

今後ともよろしくお願いいたします。

発信元:G-Ups 事務局

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