Gallery Hasu no hana

2011年6月より設立した企画ギャラリー。 ・展覧会やイベントの企画・運営、アーティス…

Gallery Hasu no hana

2011年6月より設立した企画ギャラリー。 ・展覧会やイベントの企画・運営、アーティストのマネージメント、アートコーディネートを行う。 脳内のどこかの扉が開かれるような、世界に接続する手段としての作品を紹介。コンテンポラリーアートの展覧会を主に、その他プロダクトも扱う。

マガジン

  • Hasu no hana戸越公園物件改装編

  • Hasu no hana戸越公園物件片付け編

    リノベーションの前段階、残置物の撤去をしつつ、改装計画をしてゆくあれこれを綴ります。

最近の記事

改装23〜25週目。そろそろ社会復帰します、宣言。

鵜の木店舗では、blogによるとどうやら2011年5月3日の日記でペンキを塗り始めているようなので、今回改装箇所が多かったものの、内装取り掛かりが前回より早い模様。 しかし、すでに6ヶ月目に入っているので、移転・改装・再オープンまでのスピードは一般的に考えたら時間かけすぎのレベルである。 まあ、どうかんがえても普通もっと早く営業再開しますよね。 改めて経営者タイプではなく、物作りよりだなと思ってみたり。 しかもやるかやらないか。やりだすととことんやってしまう極端な性格。 仕

    • 改装21〜22週目。国宝級と言いたい村瀬左官。

      残置物片付けより、改装トライアスロン状態。常に毎日限界まで挑戦(作業)している。 とりあえず古民家改装は大変。ひとつひとつパンドラを開けてしまうようなもの。おそらく普通に暮らしていたら気がつかなかった建物の老朽化を見てしまうこととなる。 例えば、外壁。屋根のどこかから雨が侵入し、モルタルにクラックが起きているのがわかる。モルタルとペンキの間にできてしまっている水脈により、ペンキが膨れ上がっている。おそらくこれを剥がし出すとどこまでも剥がれてしまうので、ある程度のところで止める

      • 改装18〜20週目。ネオロード。

        思い返せば、戸越物件は改装の前に残置物片付けを2018年9月から開始しており、暑い残暑から暖房のないまま冬を過ごし、最近では確実に春の気配が訪れ、3シーズンを通過しようとしている。 戸越はどうやら再開発の計画があるらしく、現在解体現場があちらこちらにある。解体現場を見るたびに、あれ使えそうだ、これ使えそうだなどと大工K氏と話している。 その中のひとつ、蔵の扉が目に付いた。 扉がきになる...と伝え、解体作業の休憩中を狙い中にいれてもらい、間近で見てみる。 重厚感ある蔵の扉は

        • 改装16,17週目。世界トイレデー。

          排水の位置を変えるところから改装をしたトイレ。 鵜の木から持ってきたトイレは、都合上三角のタンクが角につくタイプで、パイプをつなぐため、便座の排水芯の場所などが出しずらく、なかなか厄介なタイプである。便座をつけるまでも途中トラブルに見舞われることもありつつも、なんとか便座が鎮座した。 しかし、パイプのパッキンなど交換するため、最初うまくいかずタンクから水漏れがおきつつ、なんとか無事に設置できた。 水漏れがなく、問題なく流れる。トイレが正常につかえることにちょっと感動し、この設

        改装23〜25週目。そろそろ社会復帰します、宣言。

        マガジン

        • Hasu no hana戸越公園物件改装編
          24本
        • Hasu no hana戸越公園物件片付け編
          40本

        記事

          改装14、15週目。イニシエからの教え。整理整頓。

          全然noteも更新できない。 昨今、めまぐるしく情報が更新するこのご時世、Gallery Hasu no hanaは忘却の彼方へと葬られそうだけど、再オープンに向けて日々改装に励んております。 ニューHasu no hanaは一階、二階で別の空間を持つ、複合施設的なギャラリーとなる。 一階は昭和古民家からホワイトキューブ系ギャラリーへと改装を行った。 二階は鵜の木Hasu no hanaから持ってきたヒノキの床板を再利用した。 そして、これまた鵜の木Hasu no hana

          改装14、15週目。イニシエからの教え。整理整頓。

          改装12,13週目。この床に立てばそれは鵜の木でもあり戸越でもある。

          改装12,13週目。 毎日息を飲む暇もないくらい作業作業作業に追われている。 セルフリノベーションや、DIYの域を超えて、近所の人には職人の中に女性が一人いる、と思われているほどに髪を振り乱し、鼻の中まで真っ黒にしながらがんばっているのだけど、終わらない。 なんといっても壁。天井から床から壁面からベニア貼りまくり。すでにベニア合板の購入数は130枚を超えている。 大工K氏がだいたいの下地を作り、そこにベニア合板を貼り、何箇所か簡単にビスで留めると、それに続き、本格的にビスを打

          改装12,13週目。この床に立てばそれは鵜の木でもあり戸越でもある。

          改装11週目。水平垂直の美学と断熱祭り。

          床下、天井、壁面。ほぼ外の温度と同じの東屋鵜の木物件の氷河期時代にさよならを告げるべく今回は断熱・断熱。ちょっと断熱材が薄いが、それでもいちおいたるところに断熱材を入れている。 鵜の木Hasu no hanaでは冬には店内でコートを脱ぐものは少なく、1日いると身体は芯から冷え切ってしまった。 一部窓だったところを塞ぎ壁面に改装し、そこに断熱材が入ると、明らかに空気の流れが止まっていることを感じるようになる。 昭和作りの土壁聚楽仕上げは、ポロポロ落ちてくるし、色味はくらいし、

          改装11週目。水平垂直の美学と断熱祭り。

          改装9週目10週目 2018年から2019へ

          年末は結局30日まで作業となった。 29日、年の暮れ、レギュラーのIさん、Aちゃんが来てくれる。 加えて、鵜の木時代に出店もしてくれたことがあるフェアトレードドライフルーツを個人輸入しているOさん、そのお友達で大阪から上京してきてくれた方が参加してくれた。 年末にどこまでできるかの追い込み。壁が、柱が、全てがぐにゃぐにゃで壁をまっすぐにするのは下地の時点でパッキンを噛ませながら調整していくが、量が半端なくてなかなかの苦労である。 この日、助っ人レギュラーの2人にはパッキンの準

          改装9週目10週目 2018年から2019へ

          改装8週目

          以前の作業日報で、この改装を宇宙探索に例えたことがあった。 土壁を壊す作業をしているときにとても人の住む場所ではない、というところから妄想が始まったのだが、土工事→土星 、木工事→木星と仮定していたが、ついに我々が火星(電気、ガス工事)、水星(水道工事)まで辿りついた。 電気は、陶の碍子に固定された赤い電線はいったいいつの時代のものかもわからず危ないので、すべてFケーブルといわれる灰色のきしめんみたいな電線に変えることになった。 つまり、一軒まるまる電線を変える。加えて、3

          改装7週目。ネオ猫のプリンズンブレイク。

          作業日報がだんだん遅れてきており、わからなくなってきたので、何週目という表記に変更することにした。 さて、7週目の改装ダイジェスト。 階段がまっすぐになりました。 天高約4mの部分にも断熱材がはいりました。いちお今回は、床下、天井、壁とギャラリーのすべての場所に断熱材がはいる予定。 鵜の木よりは格段に暖房が効くようになると思う。 これは助っ人にきてくれていたCさんが仕上げてくれた。 ギャラリー奥の間には、倉庫兼レジデンススペース。 レジデンスとして使用する方が少ない

          改装7週目。ネオ猫のプリンズンブレイク。

          改装29日目〜33日目。仕上げのデッキ。

          改装作業29日目〜32日目までは大工K氏と2人。 亀の歩みである。 さて、細かいことを書くと床下にもぐって断熱材を入れたり、鵜の木から引き上げてきたものや、戸越物件の解体で出た材の釘を抜いたり、泥を落としたり、毎日めいいっぱいまで作業をしている。 新しい綺麗な材料を購入してしまえば早いのだけど、予算が潤沢ではないので、材料リサイクルが実は重要だったりする。 わかりやすい変化としては、曲がっていた階段をまっすぐにする作業が現在進行中である。曲がりはじめを含めた4段分を階段を

          改装29日目〜33日目。仕上げのデッキ。

          改装26日〜28日目。天高約4m部分の上。

          改装作業26日〜28日目。 あっちも、こっちもやることがある。 現在は、天高約4m部分、根太をとる為に、火打を4つ角にいれたところでいったん別の作業へ移っていたが、現在大工K氏はもっぱら吹き抜けの上の部分に取り掛かっている。 1Fからみると、2Fの部屋4.5畳が天高3.8mくらいになる予定だ。 2Fの窓の半分より少し大きいくらいが1Fメインギャラリーでの天窓的になる。 2Fの山小屋風のエリアは、私の部屋となる。 夏は暑そう、冬は暖かそうなので、もし遠方の作家などの展覧会をやる

          改装26日〜28日目。天高約4m部分の上。

          改装24,25日目。

          改装24日目。 作業員3名。+1名。 まったく写真を撮り忘れてしまったが、前日に生存確認しにきてくれた元彫刻家、現在特殊証明作家のI氏が桜カウンター(おそらく100kg級)を移動させるのにスポット助っ人に来てくれる。 また、鵜の木のハウス解体最終日にも助っ人にきてくれたC氏も1日手伝ってくれた。 現在、敷地内外には、ゴミだか資材だかわからないような状態のモノに溢れいる。建物沿い地中にガス管や水の菅がおそらく埋まっている。そこのモノが整理できたら水道屋さん、ガス屋さんと具体的な

          改装24,25日目。

          改装23日目。壁ファンディングの壁第一便搬入。

          改装作業23日目。 改装作業で土壁を壊し、現場にテントを張って生活を予定していたのだが、引越し二日目に土埃にやられ、友人宅へ避難した。 ここはまだ”人”が住める場所ではないと思ったのであった。 そこから空気清浄機をテント内に導入すると、爽やかな空間がそこに現れた。作業中は、防塵マスクにタイベックスーツを着用していると、宇宙に人類の住める別の惑星を探す探索隊のような気持ちになってきた。 ”人”が過ごせるほどの酸素圏(テント+空気清浄機)を発見し、ついにネオ猫を迎えにいくこと

          改装23日目。壁ファンディングの壁第一便搬入。

          改装20日目〜22日目。梁入れガールと床材探し。

          改装作業20日〜22日目。 最近毎週のように土曜日にいつかはツリーハウスを自分でつくりたいAちゃんと、数々の現場経験ありのIさんが助っ人できてくれた。 この日は、いよいよ梁を入れ、柱を抜く日である。 一本の柱を抜くために、別の柱の入れかえや、梁を新たにいれるなど、なかなか大事である。 はじめのプランで、柱を全部抜きたいっ!!って考えていたのがいかに無謀かわかる。 サポで梁を支え、今回ターケッドとなる柱を抜き、その後速やかに、あたらに梁を一本いれ、補強する必要がある。 こ

          改装20日目〜22日目。梁入れガールと床材探し。

          改装16日目〜19日目

          解体作業が終わり、ようやく天井をあげる準備。 窓のところにある板は、予定での天井高の位置となる。 鵜の木は上まで吹き抜けさせたけれど、今回は2階もいろいろと用途があるため、一部となる。当初の予定では天高4Mの予定であったが、シュミレーションの結果わずかに下げ、2階窓のちょうど鍵にあたるくらいの位置に一階天井がくるように決めた。 根太を取るための補強。斜めに入っているものを火打という。 これが元は、右上に細いものがぺろっと入っていただけであったが、太めのものに入れ替え、吹き抜

          改装16日目〜19日目