改装8週目
以前の作業日報で、この改装を宇宙探索に例えたことがあった。
土壁を壊す作業をしているときにとても人の住む場所ではない、というところから妄想が始まったのだが、土工事→土星 、木工事→木星と仮定していたが、ついに我々が火星(電気、ガス工事)、水星(水道工事)まで辿りついた。
電気は、陶の碍子に固定された赤い電線はいったいいつの時代のものかもわからず危ないので、すべてFケーブルといわれる灰色のきしめんみたいな電線に変えることになった。
つまり、一軒まるまる電線を変える。加えて、30Aから50Aまで引き上げるのに、引き込みの線から工事が必要となる。
ガス工事は、2Fの厨房エリアへガス管を伸ばすのと、ギャラリーの補助暖房、倉庫&レジデンスとしても使用できる部屋の暖房として3箇所新設してもらうことになった。
水道工事は、大工さんの知り合いの水道屋さんに最初依頼してみるも、忙しく予定が合わず、さらにいろいろな人に聞き、ご紹介いただいたところがあった。打ち合わせにくると、まさにこの職人さんにお願いすれば間違えなし、といった感じの経験が滲み出ている方であったが、予算との折り合いがつかず、結局多くはないが何軒かの水道工事もやったことがある、という大工K氏に相談しつつ、私もやってみることした。福間住設の立ち上げである。
2F、キッチンスペースを作る。ここでは手仕事、クラフト系の展覧会をメインする。喫茶機能もここで役割を果たし、食イベントや、その他のワークショップなども行える構想のもと作っている。
画像はカウンターを乗せる下地ができあがったところの写真である。
福間住設の担当箇所。
ダブルチェックをいれつつ慎重に行う。
入口の位置を変える。道路正面の扉を塞ぎ、庭通路から入る予定。
窓、窓枠を外したところ。
正面扉も枠から外したところ。
玄関だった部分は、塚にするとのことで、トイレタイル部分を壊してでてきたモルタルや、庭にあったブロッグなどを細かくして、ガラとして詰め込み、そこにコンクリートを流した。
駐車場を自分で作ったことがあるというCさんがここでも大活躍で、左官作業を主に担当してくれた。
この後に実は解放したネオが猫左官として入り、もれなく足跡がつけられた。
正面を塞いだところ。
今後の作業として、板を貼って、防水シートを貼り、網をはって左官で外壁を仕上げていく。
内側は、断熱材をいれて、ベニア合板で壁を作っていく。
年末はどこまで進むかな。