見出し画像

改装12,13週目。この床に立てばそれは鵜の木でもあり戸越でもある。

改装12,13週目。
毎日息を飲む暇もないくらい作業作業作業に追われている。
セルフリノベーションや、DIYの域を超えて、近所の人には職人の中に女性が一人いる、と思われているほどに髪を振り乱し、鼻の中まで真っ黒にしながらがんばっているのだけど、終わらない。
なんといっても壁。天井から床から壁面からベニア貼りまくり。すでにベニア合板の購入数は130枚を超えている。
大工K氏がだいたいの下地を作り、そこにベニア合板を貼り、何箇所か簡単にビスで留めると、それに続き、本格的にビスを打っていく。

一階の壁がようやく終わりかけ、昭和作りの家から、スタジオ感がでてきた。2階にある窓を半分だけ一階部分の天窓のような形にした。写真は夜なので、気持ち良さが伝わらないのだけど、入ってくる自然光がとても素晴らしい。

ほどなくして、2階の改装に着手し始めた。
画像は残置物片づけ後の様子。

2階は部屋が3部屋あったが、レイアウトを変えるために一度土壁を解体したときの様子。

こんなことやる人いないからどうしたら良いものやら・・・と大工K氏を悩ますプラン1が、2階の窓を、2階の玄関にする、というもの。

とりあえず窓を外す。

次の準備までいったん仮壁で塞ぐ。

壁面の一部。ここもすべて断熱材をいれる。
ちなみに、ブルーの断熱材、スタイロフォームはかくかくしかじか頂き物である。当初の予定では床と天井に断熱材はいれるが壁面分までは予算や手間オーバーと思っていたが、壁+断熱材コースで壁ファンディングしてくれた方がたくさんいたためと、このいただきものですべての壁面に断熱材をいれられることになった。

写真は、壁が貼られ、さらに鵜の木から引き上げてきた床板を張り出したところ。この壁のビス打ちには前から何か手伝いと申し出てくれていたIさんが担当してくれた。リフォーム番組が好きらしく、使ってみたい道具もあったようだ。
そして、助っ人レギュラーのIさん。鵜の木の床はがしから、床のゴミ掃除としてくれており、さらに床を貼って一連作業に携わってくれている。

もともと貼ってあった床も綺麗ではあったが、8年間踏まれて育ててきたヒノキの床板は、貼られるとやはりその場に力を与えてくれる。

鵜の木で床をはがしているところ。
この作業中に実験的な形での和田みつひと氏のプロジェクトが開催された。
一人で作業を行う予定であったが、展覧会を訪れた人が自発的に作業に加わり、会場が変化していく中をカメラが捉え、空間を創出していた。

スタジオ感が出た1階ギャラリー部にテントを移した。
戸越キャラバン4度目のベースキャンプ地の移動である。
気分をあげるために養生シートを芝を見立てている。
改装がはじまって3ヶ月を超えたが、土壁解体が終わっても木工事のおがくず地獄でテント内での生活は必須である。
大変そう・・・と思われるかもしれなが、遊牧民気質の私は長所としてその場に適応しやすいというのがあり、意外とどこでも普通に暮らしていける自信がある。

このデッキは一階入り口に使用するもの。デッキも最低でも材料で10万はするところだったが、ジモティーという無料の掲示板でかなり安く手にいれることができた。

今週は平日にIさん、なんでも器用にこなすスーパーCさんが来てくれて助かった。一人より二人、二人より三人。人がいると、黙々とやってはいるものの活気がでる。

今後しばらくはデッキの防腐剤を塗る作業などが結構あります。
ペンキなら塗れる。という助っ人もとくに平日募集中です。