きっちん

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運動会で必ず盛り上がる団体種目 演出で超盛り上がる「綱引き」のバリエーション

盛り上がるポイントは、1つである。 勝っているか、負けているかの状況が目に見えて分かる ことである。どっちが勝つか分からないからこそハラハラするのである。 勝っているか、負けているかの状況が目に見えて分かることである。どっちが勝つか分からないからこそハラハラするのである。 やっぱり綱引き 目に見えて勝敗が分かる団体競技は、綱引きが一番である。通常は2色対抗で行う。 ちょっと視点を変えれば、3色でも4色でも実施できる。逆に、その方がおもしろくな る場合がある。 【3色対抗

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    • 描写力を鍛え、一文をふくらませる作文指導

      「描写力を高める」というが、この言葉の奥は深い。「描写力を高める」については、まず、2つの視点からとらえることができる。 描写力を高めるポイント1・・・飾る言葉を工夫して描写する。 描写力を高めるポイント2・・・動きや形などを細かく見て描写する。   例えば、次のような場面を描写するとしよう。 ① 赤い車がある。 ② 真っ赤な車がある。 ③ 車が通り過ぎていった。 ④ 右の方から車が来た。車は、ぼくの前を通り過ぎていった。 ⑤ ぼくは右の方から真っ赤な車がくるのに気づい

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      • 1つのことを詳し<書かせる(教科書を使った指導)

        3年生国語教科書に「くわしくする言葉」がある。このページを、子どもたちにノンストレスで授業する。 教師「教科書、46ページ。出した人は立ちましょう」 クラスの3分の1が立ったら、教科書を追い読みする。 教師「くわしくする言葉」 子 (くわしくする言葉) 教師「次の文を読んでみましょう」 子 (次の文を読んでみましょう) 一度、教科書を通して読む。が、子どもはそれだけでは理解していない。ここからが指導である。 教師「1行日」 子 (1行日) 教師「ぼくは、行きました」

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        • 「<わし長<書<」作文指導法②

           以前の実践では、「聴覚情報」にたよった指導であった。今回は、「視覚情報」からも入力を行った。次のような流れである。 「先生がこれからする動作を作文にしなさい。できるだけ長く書きなさい。」 と説明し、子どもの前に立った。 「今からですよ。」 と告げ、廊下の方に歩いていった。扉を開け、閉める。子どもたちは、ニヤニヤしながら教師の動きを見ている。再び扉を開け、教室に入る。子どもの前に立ち、

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        運動会で必ず盛り上がる団体種目 演出で超盛り上がる「綱…

          持久走大会を廃止すべき3つの理由②

          小学校で持久走大会を廃止すべき2つ目の理由。 「小学校学習指導要領には『持久走』は掲載されていない」 新小学校学習指導要領の内容を見てみる。 〔第5学年及び第6学年〕                        2内容 康で安全な生活を営む資質や能力を育てる。 A 体つくり運動 2内容 (1) 次の運動を行い,体を動かす楽しさや心地よさを味わうとともに,  体力を高めることができるようにする。               イ  体力を高める運動では,ねらいに応じて,体

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          持久走大会を廃止すべき3つの理由②

          授業中パニックになる子への対応ヒント(辞書引き編)

          パニックになる要因は指導の仕方にある 国語の時間、国語辞典を使った学習をする。3年生で国語辞典を使えるようになることを目指す。教科書で国語辞典について学ぶのは2~3時間程度だ。ページ数も4~5ページ程度。多くの教室では、2~3時間、国語辞典の使い方を学習して終了。あとは、「自分たちでできるようになりなさい」となる。これではできない子はできないままだ。  国語辞典で語句を調べることができるようになるには、たくさんのステッ プがある。特別な支援が必要な児童にとっては、一つ一つが

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          授業中パニックになる子への対応ヒント(辞書引き編)

          “準備時間ゼロ”しかも ”子どもに力がつく”「走の運動」はこれだ!(中学年)

          ~「3・4年生走の運動」の到達度評価基準とその授業のネタ~ 低・中学年の「走の運動」で身につけさせるべき動きは、 ①速く走ることができる ②跳躍位置に歩数があうように走ることができる ③目的位置まで素早く走ることができる ④障害を跳び越えながら走ることができる ⑤障害をよけながら走ることができる ⑥決まったリズムにあわせて走ることができる ⑦速さの抑揚をつけて走ることができる ⑧人の動きにあわせて走ることができる 以上の8つである。これら8つの動きを含ませた実践を紹介する

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          誰でもできる“詳しく長く書く”作文指導

          「誰でもできる作文指導」という視点で、作文の授業を実践してみた。授業のポイントは、次の3つである。 1 ダラダラと説明はしない。(説明しても子どもは聞かない) 2 とりあげて、誉めて、作文の書き方を明示する。 3 教師が明確な評定をすることで子どもがやる気を出して取り組む。 「くわしく長く書く」作文指導 「今から先生がしたことを作文に書きましょう。」 「前もしたよ」「覚えてる」と子どもたち。実は、この実践、2度目である。1度目は、書き方まで意識していなかった。そのため、

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          どの子も “スイスイ書ける"【行事作文】の指導ステップ①

          (1)行事作文とは  インターネ ッ トで 「行事作文」を検索する。数多 くヒッ トするのが,『苦手な 「作文」がミルミル うまくなる本』 (明治図書)である。この本は,作文指導の宝庫である。行事作文について,次のようにある。 学校では,行事が終わると,必ずといっていいほど作文を書かせます。「行事作文」という言葉があるほどです。(中略)子 どもたちの中には,遠足に出かける日に,「先生,帰ってきたら,ま た作文を書くのですか」とたずねる子さえいます。『苦手な 「作文」がミルミ

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          “準備時間ゼロ”しかも ”子どもに力がつく”「走の運動」はこれだ!(高学年)

          高学年運動領域から「走の運動」を分析する  基本の運動の「走の運動」について指導書には次のように明記されている。  走・跳の運動、力試しの運動、(中略)について、仲間との競争、いろいろな課題への取り組みなどを楽しく行うとともに、体の基本的な動きや各種の運動走・跳の運動、力試しの運動、(中略)について、仲間との競争、いろいろな課題への取り組みなどを楽しく行うとともに、体の基本的な動きや各種の運の基礎となるよい動きができるようにする。  ここでのキーワードは、 ①競争を楽し

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          ワンコインでマナブ①“準備いらず”の体育授業

          ※これまでの有料noteの記事をまとめたものが書籍になりました↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓ 『ワンコインでマナブ① “準備いらず”の体育授業 (教育)』(きっちん 著) https://a.co/39helE8 Contents1.体育授業 忘れ物をした子への対応 2.教師の9割は間違えている体育の「準備運動」① 3.教師の9割は間違えている体育の「準備運動」② 4.産休前の女性の先生でもできる楽しい体育の授業 5.運動が苦手な子が活躍する三色鬼① 6,運動が苦

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          【体育授業改革】 教師の仕事半減、さらに子どもができるようになる指導③(腕立て横跳び腰、壁倒立編)

          3回目。残り2つの技を紹介する。 最終的には総合的に技能面を評価する。 名簿には、技の名前と○×がならぶことになる。全てが〇ならA。×が1つから3つあればB。×が4つ以上ならばCとなるのが通例だろう。学年間で調整が必要となる。

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          逆上がりができる子を増やす短時間の指導①

          体育の授業カリキュラムだけでは逆上がりができる子は増えないことを書いた。1年間のうちに45分の体育の授業を数回行っただけでできるようにななるわけがない。短時間の指導を連続することで、逆上がりができるようになる。 子ども自身にある逆上がりができない理由の1つに 腕の力が低い ことが考えられる。逆上がりができない子の様子を見ていれば分かるのだが、できない子は鉄棒からへそが離れる。できる子は鉄棒に自分のへそが吸い付くようにして回る。回るタイミングで腰を鉄棒に引き付けられないか

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          逆上がりができる子を増やす短時間の指導①

          【体育授業改革】 教師の仕事半減、さらに子どもができるようになる指導②(マット・後転、開脚前転、開脚後転編)

          具体的にポイントを指定し、システマティックに評価していけば授業時間内に評価可能である② 小学校の学習指導要領が改定された。評価の仕方が変わった。さて、エライ人達はどうするか。教育委員会のお偉方や管理職は学校の中で「評価基準」を整理させようとする。新たな評価視点にもとづいた「電話帳のような評価基準冊子」をつくらせようとするのだ。 私たち教師の仕事は子どもたちに授業をして知識を与えたり、技能を高めたり、思考を深めたりさせることだ。机上で「電話帳のような評価基準冊子」を作るのが

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          【体育授業改革】 教師の仕事半減、さらに子どもができるようになる指導(マット・前転編)

          具体的にポイントを指定し、システマティックに評価していけば授業時間内に評価可能である 教師の世界に「評価基準」という言葉がある。授業の基準(目標)を明確に設定し、子どもに指導すればできるようになるはずだという考え方だ。 考え方はスバラシイ。で、教師はどうしたかというと、毎時間毎時間の評価基準を机上でつくり、集める。出来上がったのは電話帳(懐かしい)みたいな評価基準一覧冊子であった。結果、誰も評価基準を活用しなかった。まるで笑い話であるが、教師はまじめにこのようなことを繰り

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          逆上がりができるようにならない理由②~カリキュラム通りに指導して教師はどのように評価しているのか~

          「逆上がりができるようにならない理由」の補足。  ほとんどの教師は、鉄棒をカリキュラム通りに教える。学校のカリキュラムにもよるが、通常、年間で5時間程度、鉄棒の授業がある。年間に鉄棒の指導するのはそこだけだ。あとはしない。  例えば2学期、10月ごろに鉄棒を指導したとする。5時間で指導は終了。あとは鉄棒にふれない。  12月ごろ通知表作成の季節となる。そこで急に体育のテストの時間が入る。その学年で必要な技能ができているかをテストする。低学年ならば、「前回りおり」や「逆上

          逆上がりができるようにならない理由②~カリキュラム通りに指導して教師はどのように評価しているのか~