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逆上がりができるようにならない理由②~カリキュラム通りに指導して教師はどのように評価しているのか~

「逆上がりができるようにならない理由」の補足。

 ほとんどの教師は、鉄棒をカリキュラム通りに教える。学校のカリキュラムにもよるが、通常、年間で5時間程度、鉄棒の授業がある。年間に鉄棒の指導するのはそこだけだ。あとはしない。

 例えば2学期、10月ごろに鉄棒を指導したとする。5時間で指導は終了。あとは鉄棒にふれない。

 12月ごろ通知表作成の季節となる。そこで急に体育のテストの時間が入る。その学年で必要な技能ができているかをテストする。低学年ならば、「前回りおり」や「逆上がり」などの技ができるかを一人ひとりチェックする。できた子はA、できなかった子はBやCの評定候補となる。当然、できなかった子は、できるようになるはずがない。現場はそのようなものである。

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