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自 分 は 役 立 た ず だ 、 と い う 想 い か ら の 展 開 。

飲食店バイトを始めて、もうすぐ3ケ月。
確定申告とのWワークが始まる前からゆるゆると始め、翌月の2月は忙しくて6日しか出勤できず、3月になるとベテランパートさんが辞めてバイトが私一人になり、あくせく。そしたら新しいパートさんが入ってきて、まだまだ自分でいっぱいいっぱいなのに、教えたりもしてちょっとヘトヘト。ようやく慣れてきたかな?という頃にもう一人パートの方が入って来られ、教えたり。(なんとなく主婦の方はバイトって感じじゃないからパートと書いてしまいます)

そして、飲食経験豊富なパートさんと私ひとり、が今飲食店に在籍しています。(もう一人のパートさんは最近めっきり見なくなり。もしかしたら辞めたかも・・ まだ店長に確認してません)
飲食経験豊富なパートのHさんは、ほぼ毎日出勤しているからか仕事を頭に入れるスピードがものすごく早くて。いろんな事に気がつき、ミスも少ない。優秀すぎるパートさん。そして、太陽みたいに生き生きしてて、その場をパァッと明るくする力があるというか・・ 私にとってはまぶしすぎる存在。
最初は「わー良い方が入ってきてくれた。良かった、、」と、思っていたのですが。
次第にわたしは・・ パートさんと自分を比較して、落ち込むことが増えるようになりました。

歳がちかいというのもあるのかもしれないけど、店長も店長の奥さんも、そのパートさんと話す方が話しやすそうだ。Hさんはほとんどミスしないっていうのもあるけど、ほぼ店長に注意されてないな。(私は最初は少しされた)職場には駐車場がふたつあり、停めやすい枠・停めにくい枠があり先に来た方が停めやすい枠に停めれるのだけど、Hさんは私より遠い場所から来られているからか到着が早い。ので、停めやすい枠に停めてる。なんか、先に入ったのにいいこと全然ないな。出勤する前に、何度も切り返して停めにくい駐車場の方に車を停める。知らない間に車に傷がついてる。これってこの枠に停めてるから?なんて暗い想いも頭をもたげる。
ネガティブな自分が顔を出し、黒い染みのように、どんどんひろがっていく。あー わたし、性格悪いなぁ。。。
Hさんがよそって出したご飯に髪の毛が入っていたと、私がお客さんに言われた。厨房に行って、店長の奥さんに伝える。Hさんがよそったもの、とはなんとなく言わなかった。気持ちがもやっとする。Hさんにも伝える。「あ、言いに言ってもらってありがとうございます」え!それだけ?ごめんなさいとか無く?店長の奥さんに、私のミスって思われてないかな?もやもやはひろがる。
Hさんは頭の回転がはやく要領がいい。
わたしはマイペースでおっちょこちょい。
すぐに判断されたのか、あまり仕事のことで聞かれなくなった。わたしが教えていないことも、飲食の仕事の経験が豊富なのでいろいろやっている。
すごく、きちきちしている。
わたしはすこし、息苦しくなってきた。
以前いたベテランパートさんはかなり落ち着いた方で、しっとりと見守っていてくれる感じだったし、言葉少なだった。その方との方が仕事がやりやすかったかもしれない。
なんとなくわたしは、この飲食店があっという間にHさん色に染まっていく気がした。わたしより出勤日数が多いし、うん、もうそれは確実にそうなるだろう。

そのときに私は思った「わたしって役立たずだな」。
とても悲しかった。
もうここには必要ないかもしれない。わたしは。

こんなに適任で飲み込みが早い人がいるのに、私のが先輩なんていう立ち場がすでにしんどい。逆だったら良かったのに。私は先輩という立ち場は向いてない。甘える方のキャラなのだ。

しばらく悲しかったけど、ポジティブにも考えた。
「もうここを、辞めてもいいんだよ」
「ここは、あなたのいる場所じゃないよ」

ここ最近、なんとなくの流れを感じる。
じょじょにふつふつと予感はしてたのだけど、昨日とうとう、表現したい気持ちが自分からあふれでて爆発した。
いきなり表現アンテナが立ちまくり、歌えるスペースを探し始めた。音楽サークルを探したり。そして、その日訪れてた婚活の会場にあった掲示板でオープンマイクの会場についての張り紙を発見。その会場について知っていそうな音楽関係の知人にFacebookから連絡を取った。もう5年以上ぶり。
あと、昔太鼓を叩いてた時に少し関わったことのある太鼓のグループのメンバーにもアポを取った。太鼓の練習が今月あるらしく。隣の県だけどぎりぎり電車で行けるぞ、となって。もう1週間くらい前から太鼓の動画ばっか観てたし、太鼓が叩きたくてしょうがなかった。

表現に関する流れが出来てきたら、臨時収入もあった。
帰省したタイミングで、3月に誕生日だったのだけど、母から封筒に入ったお札をもらった。
さすがの私の両親・・ 物より何よりお金が必要な今の自分の状況を分かってた。「少し多めに入れといたから。大事に使ってな」と。
ここんとこギリギリ感があったので、とてもほっとした。
感謝、という言葉じゃ軽いくらいの気持ちになった。
と同時に「情けないな」と心が涙を流した。
やっぱり私は普通に働いて普通に稼ぐとか無理だ。
全然違う方向からいかないと。
真っ当な方向、ありきたりな稼ぎ方は絶対向いてないし、心身を削るだけだ。

表現の方に行きたがっているのは、完全に身体。
心は「こわいこわいこわい!」「また頑張りすぎて自律神経失調症になるよー!」と、言っている。
でも、行き切っちゃうのが正解な気もする。

むかし働いてたバイト先で、接客業なのに無理にお願いして土日休みにしてもらってたら、最初店長からいい顔をされなかった。だけど、「ライブ活動してて」と言ったら「なるほどね」と、それ以降嫌な顔されることが一切なくなってむしろ興味を持ってくれたりした。

自分を出す時なのかも。どこでも。職場でも。
そんな風にも感じる。

そんなことで、あらたな流れが出来てきました。
こわすぎるけれど、もうそろそろ、新しい場所に行く時なのかな。

つづく。

桜の花びらぎっしり。


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