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欲しかったのは違うものだったけど

私の自己肯定感はおそらく他の人よりも少ない。そんな時にある情報をネットから得た。それは自己肯定感を上げるのにはメイクを変えたりスキンケアをしたり、外見に気を配るようにするといいということだった。

考え方や感じ方を変えるとか自己分析というのはなかなか難しいのでは?と感じていた私は、とりあえずそんな身近なところから始めてみることにしてみた。




まずお風呂上りに数年前に買ったまま大して使わずにいたボディローションを丁寧に塗りたくってみる。たくさん残っているので思い切って使う。途端にいい香りが部屋に充満して幸せな気持ちになった。

脚と腕がしっとりして何だか自分にいいことをしてあげたような気がしてくる。なるほど、これが自分にご褒美をあげるという影響の一部だったのかもしれない。

(この香りは母の嫌いセンサーに引っかからないので使える)


今まではご褒美をあげるという言葉を聞くと、実際に買い物をして自分にプレゼントをするという意味でとらえていた。例えば好きな服を買うとか、仕事帰りにケーキを買って帰るとか。

確かにそういったことをするととても嬉しいし気分も上がるのだが、お金がけっこうかかってきてしまう。毎回ストレスがたまるごとにはできない方法なのも問題の一つではある。



例えばコンビニでお菓子なんていうのは油断するとついついやってしまう。コンビニの商品は高いのに新商品や限定ものが出ていることが多いからどうしても気になってしまうのだ。

用がなくてもふらっと入ってしまう謎の引力があるため、もっと日頃から気をつけなくてはならないのだが誘惑は依然として強い。




昨晩は試しにいくつかたまっていた化粧水サンプルを使って簡易パックをしてみた。音楽を聴きながら10分程待ち、マスクをさっと外して鏡を見る。すごい…いつもよりも肌が潤っていて毛穴も全然違っていた。

触り心地も全然違う。もっちりしている。


私は意を決するとめったにつけないクリームを顔に塗り、マッサージし始めた。こうなったらとことんやってみようと思った。

先程のボディローションをつけては爪を磨き、仕上げにリップクリームまできちんと塗ってみたら、いたるところがつやつやの自分に出会った。


これは、すごい。自己肯定感が上がるというのはこのことか。




もしかしたら今までそこまで外見には注意を払ってきていなかった方だったのかもしれない。メイク自体は楽しんでいるつもりだったが、ここまで気合を入れて美容に向き合ったことはあまりなかった。

街に出ている美容系雑誌を見たり、デパコスのおすすめチョイスを見ては私にはそこまでできないとも思っていた。


だけどやっぱり目に見えて効果が出るのならやる気も出る。今も手を見てみるとこの前磨いた爪がまだつやつやと光っている。自己肯定感のためにと試しにやってみたけど普段の自分だったらやらないことだ。

電気にかざしてみる。やっぱり綺麗だ。これくらいは続けてみよう。

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