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あらためてP&Gマーケnoteにブランディングを学ぶ

最近ゴールデンサークルとかについて見識を深めたりして、

あるいは特筆すべき程ではまったくない遅々としたペースで推薦書みたいなものを読んだりして、以前読み進めていたP&Gマーケティングのnoteに対する見方が変わってきたためメモ的にアウトプットしたくなりました。

以下は過去に一生懸命読み解こうと努力した跡ですね。

ブランド力を高める「Why」

まずP&Gマーケティング冒頭で、皆さんがドトールではなくスターバックスを選ぶ理由はスタバのマーケティング力の賜物であると表現されていますが、まさにこれはゴールデンサークルの「Why」に注力した結果であるように思える。

例えばスターバックスはアメリカ国内から世界へ店舗展開するまで=世界向けのスタバ内経営システムが固まるまで、20年ほど時間をかけたと聞いたことがあります。

つまり「世界に対応する用」のブランディングが未熟だった、甘かった、おおよそ足りていないという自覚が恐ろしいほどあったのでしょう。あまりにも堅実ですね。

例えば

スターバックス
・誰に……職場や自宅とも異なるサードスペースとして上質な生活空間を求める人に
・どんな価値を……寛げる空間/整った制服の従業員/質の高い店員/安くはない価格/思考や職務に集中できる場所/長時間いられる/完全禁煙
・どんなイメージを(持ってもらうか)……都会風/洗練/ハイセンス/ランクが高い
ドトール
・誰に……普段の生活のなか気軽に一杯飲んで安らげれば、元気がもらえればという人に
・どんな価値を……庶民的/かしこまり過ぎない店員/フレンドリーさ/安値/メニューが多いこと/短時間滞在・暇つぶし・待ち合わせに/喫煙需要
・どんなイメージを……非都会/リラックス/シンプル/親しみ

みたいなゴールデンサークルに基づいて各ブランドが店舗展開していたとする。

P&Gマーケティングの要旨がターゲットとして描くペルソナはすべからくスターバックスを選んでいるため、「P&Gが思うマーケター」とは、都会的な洗練された空間でヤニまみれにならず、無駄に店員に話しかけられることなくノマドワーカー然とした品質の生活が一時的にでも維持できる場所を求めていることになりそうです。

なりそうです、としてしまっては偏見と言いますかP&Gブックに揚げ足取りたいみたいに思われてしまいかねないので言い訳しますがそうではありません。

潜在ニーズ=Job

なんならぼくも両者並んでいたらスタバを選びます。上記の通りヤニまみれだと声がでなくなる。

昨日も確かそんなnoteを書きました。

駅前にドトールしか無いエリアに人様に会いに行ったりする時には例外なく絶望する。

さらにいえばぼくは珈琲が好きだけど体質的には超苦手です。

予め配分を牛乳に思いっきり割り振った状態で割って、蜂蜜まみれにしてようやく1日かけて飲めるようになる。

さらに今あげたこれらは大衆をカバーするなどまるで出来ませんがひとつひとつが潜在ニーズでもありますね。

P&Gマーケ1章では「優れたブランド、選ばれるブランドがあったとして、優れていて選ばれる理由」であるもの=Job=「顧客にとって片付けなければならないミッション、タスク的なもの」であると定義されて居ます。

この考え方はセールスの場で、ある単発商品を買いに来た人に対して本当はこんなことがしたい人だからそれを見抜いてこっちの商品を売りつければ買ってくれる、といった店頭販促的な手法にも応用できることですね。

次回はそちらについてまたゴールデンサークルの考え方も交えながら読み進めます。お読みくださりありがとうございました。

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