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オム社平穏Wonder Ladder

どうしてもこの前話した狙いうちを歌っていたリーマンの姿が頭から離れない。そして春についてを同時に思う。となるとこの時期にはおそらく入社式的なことが横行し、それまで社会に関わったことがない人が「お前こういう経歴で御社で役立ちます」とか面接で言ったんだから明日からこれやるよな!!!!!!!!!!!???????と「心を殺す生き方」を日本のあちこちで強いられているんだろうなと思う。ヘッダ画像をお借りしています。

どうせ毎年こんなこと書いてるんだろうなと見返すと書いている。別にいちいち貼らないのでもし見たければ……

こういうことを書く理由はそれはそれは僕らより上の世代の「勘違い」をいい加減撲滅し、クソ企業が一匹でも消えろぐらいのことしかないんだろうけど、別にこの文によって誰も救おうとは思わない。自分の身は自分で守れるような頭のいい人しか今の市場にはいないだろう。もちろん入る側の話ですね。

果たしてぼくが思い出せる狙い撃ちの彼は想像するに体育会系リーマンであり(体育会系でないリーマンがどこにいるだろうか?あまりにも企業体制が情けない話だ。体育会系以外の人はリーマン適性がないことを是正しようともしない)、なぜ狙い撃ちをここまで面白おかしく、彼だけの独自のエンターテインメントに仕立て上げたかといえばそれが出世につながるからですね。

つまり宴会とかで相手企業を、自分の上司をもてなさなければならない。こんな世界はいかれている。新社会人は既にこんな方程式が成立してしまう世界に脚を踏み入れてしまったのだ。

宴会とは別に誰もエンターテインメント芸を披露しなければならないわけではない。そんなこと許されるはずがない。だが彼が身につけてしまった環境を思うと、彼には適正があり、その営業行為とは関係のない部分に支払った彼の努力について、彼の企業は勉強代を支払う義務があるとぼくは思うが、そんなことされていないんだろうな

営業パーソンがエンターテインメントなど演じる必要はない。宴会芸など存在意義がないのだ。別に飲みニュケーションを否定するつもりはない。教養なく強要するなと言っているのだ。

そのような技能を持った人がいた場合、エンターテインメント分野に転職させてあげる支援を行うべきだろう。その方が実入りもよくなるかもしれません。

企業とは、社員となる企業構成員たちが自社商品やサービスのような、営利目的の浅ましいそれについて知見をつけてくれたことをまず感謝すべきでしょう。そんなもんの知識であなたの生涯記憶の1部を埋めてしまい、申し訳ございません。と

新卒の人たちはこんなこと命じられたら断りましょう。断れるわけありませんよね。どうするか。

そういう時にぼくは彼の気持ちを考える。お年寄りにクソくだらない損するだけの金融商品を売る。自分の心を殺す。ろくでもない不動産を売りつける。自分の心を殺す。内見に行った帰りにその客に一杯奢り、狙い撃ちを歌う。自分の心を殺す。契約できて企業に金が入る。妻に飯を買い、子供を進学させる。自分の心を殺す。

のど自慢に出て、全国放送で完成されたブラスバンドとともに普段自分が歌っている狙い撃ちを見せる。踊りも完璧だ。山本リンダはそんなことしないのに。これはオリジナリティがある。ボーカロイダーがボーカロイドに歌わせる自分の歌のように。

適正が違ったり、企業が見出したのと別の適性が顕現したのであれば、それを重視すべきではないだろうか?そうなると、企業はもっと気楽に人を雇い入れるべきであり、何なら同系統企業間で被雇用者を交換するようなエコシステムを立ち上げてはいかがか?次回はこれについて話したい。


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