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大空スバルさんに薦められたキングスマンを見た続き文

勧めてたのはマリオ3で遊んでたとき、雑談しないとミスるから無理やり映画の話になった。昨日書いたのは今日の前ではあるが別に読む意味はない。
ヘッダ画像をお借りしています。

簡単に総括すると命が軽すぎるのと、主役を差し置いてコリン・ファースが格好良すぎることである。主役が小汚いとか言うつもりは一切ないが、ファースが群を抜きすぎている。強すぎる。

そしてキングスマンが評される時にコメディ的な視野角から話されることがあるのだが、ぼくはメリケンのコメディが大層嫌いといいますか全く肌に合わないので、もしキングスマンがコメディなのであればぼくはつまらなかったというだろう。

でもそうじゃないってことはキングスマンはコメディではない。そして1と2の間に審査員とかの家計が急激に火の車にでもなり周りに当たり散らしたくなったのか知らないが、2の評価が恐ろしく低いように感じられる。わからなくはないが、ぼくは1と2を連続して見たからか、その間に年単位の期待みたいなものがなかったことが功を奏したのか、1と2が普通に地続きの5時間ぐらいの映画に思えた。

実際には等速で見てないからトータル3時間半ぐらいなんだろうが、昨日も言ったがキングスマンたちが戦うシーンは徹頭徹尾完璧だった。これまでみたどんな戦う映画よりも芸術だった。等速じゃないと楽しめない。等速でも早すぎるぐらい

そのような芸術を見せられてハリーが死んでしまうなんてちょっと命が軽すぎる、という最初の問題に戻る。あとこれも昨日も言ったが精神的ぐろの多さ、これがおそらくぼくにとって嫌悪するメリケン製コメディの部分なのだろう。あまりにも悪辣……といいますか、作者的な人はスエーデンという国になんかやましい気持ちでも抱いているのか?と。かつて日本人がトルコにそれをしたようにである。

精神ブラクラは説明してしまうとそれ自体がブラクラ化してしまうので説明ができないのだが、これでもものすげえ遠慮して喩えるのであれば人が鼻血を出して吹いたちりがみを見せてロールシャッハテストするようなことを「おもしろ」に据えようとするメリケンの国民性(もし、そんなものが国民性として存在しているのであれば。してないことを、あるいは一部の人間だけであることを願う)が顕著にある。

1ではそれがあの東洋系女とサミュエルにあり、2では最初と最後に出てくるあの女の部屋のそれだろう。あとミッションとして濡れ場に行かなきゃ行けない時にわざわざ相手が后妃だからってそれを電話で伝えるか……?それが清きキングスマンの血なのだとかいう納得をしろとでも言いたいのか。そしてスエーデン国王といえば上流階級どころか最上級に位置するようなおっさんじゃないかとぼくは思うんだが、そんな男が子供の結婚相手に求める常識がたかだかEUの金融政策だのフリーダカーロについてだのっていうのはちょっと了見が狭すぎやしないだろうか。そんなんでスエーデン王女とケチコンできるならそのへんの人なら誰でもできるぜ、という爪の甘さがある

あるいはさっき言ったスエーデンという国に恨みでもあんのかという思慮の浅さ。そしてその程度の常識をキングスマンが答えられないというキングスマンの知的レベルの設定の甘さにも悲しくなってしまう。キングスマンになった時点でそんな常識叩き込まれてるべきだし、キングスマンの通信システムをプライベートに使って仲間のキングスマンの女とせこく婚活してまっせ的な景色を出したかったのかも知れないが、何よりもその後あっさり1でめっっっっっっちゃ命の助け合いをしたその女が一瞬で殺されてしまう。冒頭に言った命が軽い、に戻ってきた。

命の軽さは1の冒頭およびハリーのそれで理解しろという制作側の言い分なのかも知れないが……そして昨日の冒頭で予測してしまったアーロンについてだが……そうか……と。今回のテーマがなぜカントリーロードだったのかがそこで拾われたわけで、その前後のエルトンジョンというぼくがよく知らないミュージシャンについて見解が深められたのは素直に嬉しかったし彼を別に見損なってないけど見直したし、何よりもLGBTQをふざけの対象にしてエルトン自身にそれをさせるだのエルトンがキングスマンレベルの活躍をするだのにも何の文句もないのだが(文句言う人は多いだろうと思っている)、だったらアーロンにそれをさせろよ……と思ってしまうのは贅沢か?

教えてもらったとおり、マジで最強の映画だったので今日は昨日と逆にそれはどうしたんだよという点を挙げた。明日あればまた別なことを書きましょうと思う。やっぱハリーについてですかね。なぜあの1のイントロを自ら侮辱してしまったのかとかを

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