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すべてのこと、それはメッセージ

先日、珍しいものが売れた。ハンドメイドを始めた初期からつくっているもので、ここ最近は、久しく出ていないウェディング関連のペーパーアイテムだった。

「ピロン♪」(メールが届く)
「は?これ!!」(メールを開けて、売れたものを確認)

驚きと懐かしさと、なんだかメッセージのように思えて仕方なかった。

「あなたにはこれがあるでしょ?原点はここから、メインとなるのは、これだよ」

そう言われた気がして。
やっぱり始めの原点に戻って、軸となるのはそこなんだと、ストンと入ってきた気がする。


最近、低迷しているというか、迷子のような気がしていた。
ハンドメイドの方向性とか、自分の仕事としての在り方とか、これからの展開とか、そういうものを考えていた。

ジャンル、作っているもの、始めの時から比べるといろいろなことに手を出して、広げていった。意図的ではなく、気づいたら広がっていたという感覚がある。ハッキリと戦略的にこれを作っていく、という感覚ではなくて、作りたいもの、作れるものを作って行ったら、今に至る。というような。

道筋を立てて歩んできたのではなく、走りながらアンテナの向く方へと取り組んできた。

器用貧乏というか、なんとなくでもできるようになってしまうと、何をやっていいのかわからなくなる時がある。

いくつか道があるとそれはそれで、迷ってしまうもので。
道があることはありがたいことなのだけれども、ひとつに決断することは、時として困難にもなる。

一つを深く深く追求するのではなく、多くのものを広く浅く、、というようになってしまって、結局、自分は何屋なんだ?と自分でもいつもよくわからない。

だから、雑貨屋なんだけれども。

色々な雑貨が並ぶ雑貨屋さんは、魅力的でもある。
あれやこれや、よくばりにのっっけたワンプレート。
でも時として、専門店が羨ましくもなる。
一つのことに特化して、専門性を極めて行ったら、その道のエキスパートとなりやすい。そして、わかりやすい。

ハンドメイドは、よく特化すればするほどいい、と言われるけれども、その反対を行ってる雑貨屋路線。

けれども、飽き性な性格。ひとつのことが長く続かない。新しいことがやりたいミーハーな気持ち。あれもこれもと飛び交う好奇心。

色々な要素が、気質があって、そうなってきたのだと思うから、それはそれでいい。

なので、5月は、少し原点に戻って、メインのウェディング系を掘り下げようと思う。今までの作品も、掘り返して。

私には過去の作品だけれども、ネットという世界では、お客様が出会った時が一番新しい!

埋もれてなんかいない。誰かは見ていてくれる。探し出してくれる。
そんなネットの世界は、いつでも出会いにあふれた素敵な世界だ。

低気圧なお天気にやられそうになるけれども、今月は少しずつ、これまでを見返しながらまた掘り下げて、原点を大切にする時間にしようと思う。


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