近畿大学広報室建学史料室広報誌『A Way of Life -Seko Koichi-』

『A Way of Life-Seko Koichi-』は近畿大学広報室建学史料室広報…

近畿大学広報室建学史料室広報誌『A Way of Life -Seko Koichi-』

『A Way of Life-Seko Koichi-』は近畿大学広報室建学史料室広報誌です。2022年度から冊子での発行を停止しWeb化しました。研究活動や大学関係のコラム、不倒館(展示室)での企画展や所蔵品の紹介など、創設者 世耕弘一の関係資料を中心に広報しています。

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広報室建学史料室からのお知らせ・お願い (2024年7月18日更新)

『A Way of Life -Seko Koichi-』令和6年度(2024年度)コンテンツ(2024年7月18日現在)  ✨が付いているのが最新記事です  記事タイトルの後の日付は公開日です ■…

世耕弘一先生の請川村村長宛の書簡

昭和28(1953)年紀伊半島大水害の復旧に関連して 和歌山大学客員教授(災害科学・レジリエンス共創センター) 元 近畿大学附属新宮高等学校・中学校校長 後 誠介 はじ…

2024年度祥月命日企画展「創設者 世耕弘一先生を偲んで」を開催しました

不倒館では、創設者 世耕弘一の祥月命日(4月27日)に合わせて、令和6年(2024年)4月22日 (月) から 26日(金)までの期間、祥月命日企画展「創設者 世耕 弘一先生 を偲…

研究会報告(令和5年12月9日 第3期第3回 通算第28回)

 議事に先立ち、Zoomのブレイクアウトルームを使って、少人数グループでの交流を5分間、「Web 化後の広報誌に関する感想」のテーマで実施した。  藪下信幸研究員の司会に…

ミニ企画展第4弾「テレホンカード」を開催しました

不倒館ミニ企画展第4弾「テレホンカード」は、令和5年(2023年)12月18日(月)から26日(火)の期間開催し、近畿大学で発行した様々なデザインのテレホンカードと、学内に…

ミニ企画展第3弾「生駒祭」を開催しました

不倒館ミニ企画展第3弾は「生駒祭」をテーマに、10月30日(月)~11月10日(金)まで、歴代の生駒祭パンフレットの表紙を一覧の表にして展示しました。 生駒祭は1948年(昭…

短期大学部70年の軌跡②

短期大学部の主要進路「編入学」について  近畿大学短期大学部生の主要進路は、4年生大学への編入学となっています。年度によって就職希望者が増えて変わることがありま…

業務日誌(2024年7月18日更新)

令和6年度(2024年度) 6月 ~6月1日(土) 長瀬駅前アーチ看板リニューアル記念「まなびやボーイ         展示」(於アカデミックシアター1Fエントランス) 6日…

附属小学校5年生 不倒館見学

令和5年(2023年)6月29日、本学附属小学校5年生のみなさんが、不倒館を見学されました。 附属小学校では毎年、5年生の行事として東大阪キャンパスを訪問し、クラブセンタ…

近畿大学の設置認可の経緯について

On the circumstances regarding the approval for establishment of Kindai University     近畿大学名誉教授・広報室建学史料室特別研究員・博士(歴史学)    …

前身校のキャンパス変遷に関して

On the transitions of the campus Kindai University's predicessor school  近畿大学名誉教授・広報室建学史料室特別研究員・博士(歴史学)             …

ミニ企画展第2弾「薬用植物園」を開催しました

不倒館ミニ企画展第2弾は「薬用植物園」をテーマに、8月28日(月)~31日(木)まで薬草園・薬木園設置から現在に至るまでの薬用植物園の写真を展示しました。 昭和29年(…

ミニ企画展第1弾「旧本館」を開催しました

不倒館では今年度から新たにミニ企画展を開催することになりました。第1弾は令和5年(2023年)3月に解体された東大阪キャンパス旧本館の外側のレンガを寄贈いただいたこと…

2023年度祥月命日企画展「世耕政隆先生、弘昭先生を偲んで」を開催しました

不倒館では、第二代総長・理事長 世耕政隆(没 平成10年[1998年]9月25日 享年75歳)、第三代理事長 世耕弘昭(没 平成23年[2011年]9月29日 享年79歳)の命日にちなみ、…

研究会報告(令和5年6月2日 第3期第2回 通算第27回)

 第3期第2回研究会は上﨑哉研究員の司会によって進められた。  議題1は本日の進行に関する提案であった。冨岡勝研究員より、研究会のオンライン開催では出席者の情報交換…

自校史に於ける災害について

On the disasters in the history of Kindai University 近畿大学名誉教授・広報室建学史料室特別研究員・博士(歴史学)                       …

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広報室建学史料室からのお知らせ・お願い (2024年7月18日更新)

『A Way of Life -Seko Koichi-』令和6年度(2024年度)コンテンツ(2024年7月18日現在)  ✨が付いているのが最新記事です  記事タイトルの後の日付は公開日です ■アーカイブズ研究活動報告  ●研究会報告(令和5年12月9日 第3期第3回 通算第28回) [2024.4.30]  ■研究報告  ●世耕弘一先生の請川村村長宛の書簡 ー昭和28(1953)年紀伊半島大水   害の復旧に関連して  [2024.7.18] ✨ ■不倒館から

世耕弘一先生の請川村村長宛の書簡

昭和28(1953)年紀伊半島大水害の復旧に関連して 和歌山大学客員教授(災害科学・レジリエンス共創センター) 元 近畿大学附属新宮高等学校・中学校校長 後 誠介 はじめに  役場文書として保存される史料から、世耕弘一先生の書簡が見つかった。昭和28(1953)年紀伊半島大水害(紀州大水害、7.18水害ともいう)の復旧に関連して、被災地の村長宛に発出された複数の書簡である。衆議院議員をされていた世耕弘一先生としては、代議士としての活動であるとともに、故郷である熊野川流域の

2024年度祥月命日企画展「創設者 世耕弘一先生を偲んで」を開催しました

不倒館では、創設者 世耕弘一の祥月命日(4月27日)に合わせて、令和6年(2024年)4月22日 (月) から 26日(金)までの期間、祥月命日企画展「創設者 世耕 弘一先生 を偲んで」を開催しました。 世耕弘一略歴や東京池袋の自宅で使用していた書箱・書類入れをはじめ、カシミアのカーディガンや1965年発行の近畿大学カレンダーなど、初出展20点を含む40点の史資料を展示しました。 写真コーナーでは、引退後に近畿大学相撲部のコーチを務めることになる玉乃浦関の断髪式に臨む世耕弘

研究会報告(令和5年12月9日 第3期第3回 通算第28回)

 議事に先立ち、Zoomのブレイクアウトルームを使って、少人数グループでの交流を5分間、「Web 化後の広報誌に関する感想」のテーマで実施した。  藪下信幸研究員の司会によって進められ、議題1(研究報告)として、2つの研究報告が行われた。  第1の研究報告は、荒木康彦特別研究員による「前身校専門学校に於ける『御真影奉戴』と奉安施設について」であり、昭和15年(1940年)に本学の前身専門学校に於いて「御真影」が奉戴されたプロセスを、一次史料に基づいて詳細に解明した内容であった

ミニ企画展第4弾「テレホンカード」を開催しました

不倒館ミニ企画展第4弾「テレホンカード」は、令和5年(2023年)12月18日(月)から26日(火)の期間開催し、近畿大学で発行した様々なデザインのテレホンカードと、学内に設置されている公衆電話のマップを展示しました。 公衆電話が初めて街頭に設置されたのは明治33年(1900年)、それまでは日本電信電話公社(電電公社、現:NTT)の電信局・電話局内の電話所だけにしかありませんでした。その後ダイヤル式からプッシュ式の公衆電話が登場し、最初は硬貨での利用のみでしたが、昭和57年

ミニ企画展第3弾「生駒祭」を開催しました

不倒館ミニ企画展第3弾は「生駒祭」をテーマに、10月30日(月)~11月10日(金)まで、歴代の生駒祭パンフレットの表紙を一覧の表にして展示しました。 生駒祭は1948年(昭和23年)から開催され、2023年で75回目の開催となります。 現物のパンフレットは第15回(1963年)、第25回(1973年)、第35回(1983年)、第45回(1993年)、第55回(2003年)、第65回(2013年)のものを展示しました。 生駒祭は近畿大学大学祭実行委員会の学生によって、パンフ

短期大学部70年の軌跡②

短期大学部の主要進路「編入学」について  近畿大学短期大学部生の主要進路は、4年生大学への編入学となっています。年度によって就職希望者が増えて変わることがありますが、平均すると、編入学と就職の割合は7対3程度になります。短期大学部にとって、三年次編入学の合格率を高めることは「生命線」ともいえるほど重要な目標となっています。この20年間の推移を見ると下の表のようになっております。  編入学先については、近畿大学が最も多くなっております。その他、(編入学者の多い順に)京都産業大

業務日誌(2024年7月18日更新)

令和6年度(2024年度) 6月 ~6月1日(土) 長瀬駅前アーチ看板リニューアル記念「まなびやボーイ         展示」(於アカデミックシアター1Fエントランス) 6日(木) 法学部近大ゼミにて不倒館見学 11日(火) 経済学部近大ゼミにて不倒館見学       展示資料メンテナンスのため午後閉館 20日(木) 不倒館 虫害・カビ類発生リスク調査及び防虫対策メンテナンス       実施 5月 2日(木) 経営学部近大ゼミにて不倒館見学 13日(月) 卒業生(

附属小学校5年生 不倒館見学

令和5年(2023年)6月29日、本学附属小学校5年生のみなさんが、不倒館を見学されました。 附属小学校では毎年、5年生の行事として東大阪キャンパスを訪問し、クラブセンターの50メートル屋内公認プールでの水泳授業や大学施設の見学を実施しています。 クラスごとに、職員から不倒館や展示品、初代総長世耕弘一についての説明を受けた後、館内を思い思いに見学しました。みなさん説明を一生懸命聞き、職員の出したクイズにも積極的に答えてくれました。 クイズは、世耕弘一が生きていたら今年130歳

近畿大学の設置認可の経緯について

On the circumstances regarding the approval for establishment of Kindai University     近畿大学名誉教授・広報室建学史料室特別研究員・博士(歴史学)                              荒木 康彦  文部科学省ホームページで閲覧出来る『学制百年史』第二編・第一章・第四節の「三 新制大学」の「新制大学の発足と移行措置」の件によれば、「學校基本法」[1]の施行に際し、文

前身校のキャンパス変遷に関して

On the transitions of the campus Kindai University's predicessor school  近畿大学名誉教授・広報室建学史料室特別研究員・博士(歴史学)                          荒木 康彦  校史関係の貴重な史料とも言うべき「日本大學大阪中學校落成記念」絵葉書五葉を令和五年一月十日に入手出来た。この絵葉書だけではなくて、今迄に発見・入手した前身専門学校等の絵葉書や「学則要覧」掲載の校舎の写真の

ミニ企画展第2弾「薬用植物園」を開催しました

不倒館ミニ企画展第2弾は「薬用植物園」をテーマに、8月28日(月)~31日(木)まで薬草園・薬木園設置から現在に至るまでの薬用植物園の写真を展示しました。 昭和29年(1954年)に近畿大学東大阪キャンパスに薬学部が設置され、同年に薬学部が管理する薬草園(のちの薬用植物園)が15号館(現・18号館南棟)、薬木園が16号館(現・アカデミックシアター)のあたりに造られました。 キャンパス内にあった薬草園・薬木園ではキンカンやツバキ、サザンカ、サンショウ、カクレミノなど約99種

ミニ企画展第1弾「旧本館」を開催しました

不倒館では今年度から新たにミニ企画展を開催することになりました。第1弾は令和5年(2023年)3月に解体された東大阪キャンパス旧本館の外側のレンガを寄贈いただいたことから「旧本館」をテーマに、7月21日(金)~28日(金)まで、外壁のレンガとともに設立から現在までの写真を展示しました。 旧本館は近畿大学創立45周年記念事業の一環として、昭和43年(1968年)11月から建設工事が始まり、昭和45年(1970年)8月31日に設立しました。 近畿大学東大阪キャンパス西門を入って

2023年度祥月命日企画展「世耕政隆先生、弘昭先生を偲んで」を開催しました

不倒館では、第二代総長・理事長 世耕政隆(没 平成10年[1998年]9月25日 享年75歳)、第三代理事長 世耕弘昭(没 平成23年[2011年]9月29日 享年79歳)の命日にちなみ、令和5年(2023年)9月25日(月)~29日(金)の期間、祥月命日企画展「世耕政隆先生、弘昭先生を偲んで」を開催し、年表を含め、29点の史資料を展示しました。 第二代総長・理事長 世耕政隆展示コーナーでは、名刺や関連書籍、愛用していた梅柄の湯呑み、翠峰の湯呑み、野づくしの風呂敷、自筆の書

研究会報告(令和5年6月2日 第3期第2回 通算第27回)

 第3期第2回研究会は上﨑哉研究員の司会によって進められた。  議題1は本日の進行に関する提案であった。冨岡勝研究員より、研究会のオンライン開催では出席者の情報交換などを行うことが困難なため、Zoomのブレイクアウトルームにて5分程度の近況報告などを今回試験的に実施したいという提案趣旨が説明された。出席者からの異論がなかったため、議題2である各グループでの交流を行った。  議題3は、研究会の進行に関する協議であった。①記録及び広報誌記事の確認手順、②研究会の司会及び記録の分担

自校史に於ける災害について

On the disasters in the history of Kindai University 近畿大学名誉教授・広報室建学史料室特別研究員・博士(歴史学)                          荒木 康彦                  序  「昭和二十三年の初夏」の「或日の午後」、「長瀬の大阪専門学校」に世耕弘一先生を訪問した時の事を、寺坂八郎元本学常任理事(その当時は、「阪大勤務の文部事務官」)は、回想世耕弘一編纂委員会編『回想世耕弘一』収