見出し画像

研究会報告(令和5年6月2日 第3期第2回 通算第27回)

 第3期第2回研究会は上﨑哉研究員の司会によって進められた。
 議題1は本日の進行に関する提案であった。冨岡勝研究員より、研究会のオンライン開催では出席者の情報交換などを行うことが困難なため、Zoomのブレイクアウトルームにて5分程度の近況報告などを今回試験的に実施したいという提案趣旨が説明された。出席者からの異論がなかったため、議題2である各グループでの交流を行った。
 議題3は、研究会の進行に関する協議であった。①記録及び広報誌記事の確認手順、②研究会の司会及び記録の分担、③研究会のZoomによる開催の継続、④ブレイクアウトルームを利用した近況報告の実施について協議を行い、原案が承認された。
 議題4は研究・調査報告1であった。荒木康彦特別研究員より「世耕弘一先生のベルリンに於ける足跡」の報告が行われた。2023年は世耕弘一先生がベルリン留学に赴いてから100年の節目となる。荒木特別研究員が最近の10年間に収集した関係史資料の再検討と新たに発見した史資料の分析を通して、ベルリンにおける世耕弘一先生の足跡となる下宿先や活動の拠点などを明らかにし、その留学生活を探る内容の発表であった。 
 議題5は研究・調査報告2であった。冨岡研究員よりコラム記事(旧本館の解体撤去工事関連)の執筆構想が報告された。東大阪キャンパス・旧本館解体撤去工事の過程を撮影した写真を手がかりに、本館が竣工した当時の写真や学内報の記事など様々な史資料を通して、大学の歴史を紹介する内容であった。
 議題6は連載コラム「『炎の人生』を読む」(仮題)についてであった。100周年事業に関する取り組みの一環として、『炎の人生』の改訂に関連させながら、内容の解説や時代背景などを紹介するコラムを執筆する提案について協議した結果、他書籍の検討の必要性などの課題が出されたため、協議を継続することになった。
 議題7は次回研究会の発表者についての相談を行った。
 最後に広報室建学史料室事務室より、広報誌の公開及び閲覧状況、特別展講演会日程候補日、全国大学史資料協議会西日本部会第3回研究会についての報告があった。

文:広報室建学史料室研究員・近畿大学九州短期大学保育科教授
                            三木 一司
写真:近畿大学九州短期大学1号館


(2023年10月31日公開)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?