近畿大学広報室建学史料室広報誌『A Way of Life -Seko Koichi-』

『A Way of Life-Seko Koichi-』は近畿大学広報室建学史料室広報誌です。2022年度から冊子での発行を停止しWeb化しました。研究活動や大学関係のコラム、不倒館(展示室)での企画展や所蔵品の紹介など、創設者 世耕弘一の関係資料を中心に広報しています。

近畿大学広報室建学史料室広報誌『A Way of Life -Seko Koichi-』

『A Way of Life-Seko Koichi-』は近畿大学広報室建学史料室広報誌です。2022年度から冊子での発行を停止しWeb化しました。研究活動や大学関係のコラム、不倒館(展示室)での企画展や所蔵品の紹介など、創設者 世耕弘一の関係資料を中心に広報しています。

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広報室建学史料室からのお知らせ・お願い (2024年11月1日更新)

『A Way of Life -Seko Koichi-』令和6年度(2024年度)コンテンツ(2024年11月1日現在)  ✨が付いているのが最新記事です  記事タイトルの後の日付は公開日です ■アーカイブズ研究活動報告  ●研究会報告(令和5年12月9日 第3期第3回 通算第28回) [2024.4.30]  ■研究報告  ●世耕弘一先生の請川村村長宛の書簡 ー昭和28(1953)年紀伊半島大水   害の復旧に関連して  [2024.8.30修正]  ■不倒館から

    • 2023年度企画展「卒業式・入学式記念」を開催しました

      不倒館では、令和6年(2024年)3月21日(木)~4月12日(金)の期間、企画展「卒業式・入学式記念」を開催し、卒業式に関する資料18点、入学式に関する資料17点の合計45点(内15点は初出展)を展示しました。 今年度は、総務部から移管した昭和時代の式典で使用されていた紅白幕(初出)を、展示ケースの壁面に展示しました。紅白幕には旧学園章が入っており、見学者の中には懐かしく感じた方もいらっしゃったのではないでしょうか。 卒業式展示コーナーでは、管理部出版印刷から移管し初出

      • 2023年度特別展記念講演「世耕弘一のドイツ留学とその歴史的意義」(全文)

         不倒館では、令和5年(2023年)が、本学創設者である初代総長 世耕弘一が大正12年(1923年)にドイツに留学してから100周年を迎えることを記念して、10月11日(水)~17日(火)の期間、特別展「創設者 世耕弘一 ドイツ留学100周年」を開催しました。その最終日に行った、当室特別研究員で日独交渉史の研究家でもある荒木康彦近畿大学名誉教授による記念講演「世耕弘一のドイツ留学とその歴史的意義」の全文を公開いたします。 はじめに  世耕弘一は、1923年から1927年ま

        • 2023年度特別展「創設者 世耕弘一 ドイツ留学100周年」を開催しました

           不倒館では、令和5年(2023年)に、本学創設者である初代総長 世耕弘一が大正12年(1923年)にドイツに留学してから100周年を迎えたことを記念して、令和5年(2023年)10月11日(水)~17日(火)の期間、特別展「創設者 世耕弘一 ドイツ留学100周年」を開催しました。  世耕弘一は現在の新宮市(和歌山県)に生まれ、経済的な理由で一度は進学が叶いませんでしたが、苦学の末に日本大学進学を果たし、ドイツのベルリンに留学する機会を得ました。第一次世界大戦での敗戦の影響を

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        記事

          2023年度特別展「創設者 世耕弘一 ドイツ留学100周年」展示目録

          不倒館2023年度特別展「創設者 世耕弘一 ドイツ留学100周年」展示品を紹介いたします。 解説は、本展の監修を務めた、当室特別研究員で日独交渉史の研究家でもある荒木康彦名誉教授によるものです。 第1会場 テーマ:ベルリンに至る旅路  世耕弘⼀が⽇本を出発してからベルリンに到着するまでに関連する史資料を展示 1.世耕弘一「ドイツ留学の憶い出」  (近畿大学所蔵の桜門文化人クラブ編『日本大学七十年の人と歴史』   第2巻〔洋洋社 1961年〕収録)   日本大学によりド

          2023年度特別展「創設者 世耕弘一 ドイツ留学100周年」展示目録

          『A Way of Life -Seko Koichi-』令和5年度(2023年度)コンテンツ

          ※[ ]内の日付は記事の公開日です ■アーカイブズ研究活動報告 研究会報告(令和5年2月17日 第3期第1回 通算第26回) 広報室建学史料室研究員・近畿大学教職教育部教授 冨岡 勝                                                                                     [2023.8.31] 研究会報告(令和5年6月2日 第3期第2回 通算第27回) 広報室建学史料室研究員・近畿大学九州短期

          『A Way of Life -Seko Koichi-』令和5年度(2023年度)コンテンツ

          世耕弘一先生の請川村村長宛の書簡

          昭和28(1953)年紀伊半島大水害の復旧に関連して 和歌山大学客員教授(災害科学・レジリエンス共創センター) 元 近畿大学附属新宮高等学校・中学校校長 後 誠介 はじめに  役場文書として保存される史料から、世耕弘一先生の書簡が見つかった。昭和28(1953)年紀伊半島大水害(紀州大水害、7.18水害ともいう)の復旧に関連して、被災地の村長宛に発出された複数の書簡である。衆議院議員をされていた世耕弘一先生としては、代議士としての活動であるとともに、故郷である熊野川流域の

          2024年度祥月命日企画展「創設者 世耕弘一先生を偲んで」を開催しました

          不倒館では、創設者 世耕弘一の祥月命日(4月27日)に合わせて、令和6年(2024年)4月22日 (月) から 26日(金)までの期間、祥月命日企画展「創設者 世耕 弘一先生 を偲んで」を開催しました。 世耕弘一略歴や東京池袋の自宅で使用していた書箱・書類入れをはじめ、カシミアのカーディガンや1965年発行の近畿大学カレンダーなど、初出展20点を含む40点の史資料を展示しました。 写真コーナーでは、引退後に近畿大学相撲部のコーチを務めることになる玉乃浦関の断髪式に臨む世耕弘

          2024年度祥月命日企画展「創設者 世耕弘一先生を偲んで」を開催しました

          研究会報告(令和5年12月9日 第3期第3回 通算第28回)

           議事に先立ち、Zoomのブレイクアウトルームを使って、少人数グループでの交流を5分間、「Web 化後の広報誌に関する感想」のテーマで実施した。  藪下信幸研究員の司会によって進められ、議題1(研究報告)として、2つの研究報告が行われた。  第1の研究報告は、荒木康彦特別研究員による「前身校専門学校に於ける『御真影奉戴』と奉安施設について」であり、昭和15年(1940年)に本学の前身専門学校に於いて「御真影」が奉戴されたプロセスを、一次史料に基づいて詳細に解明した内容であった

          研究会報告(令和5年12月9日 第3期第3回 通算第28回)

          ミニ企画展第4弾「テレホンカード」を開催しました

          不倒館ミニ企画展第4弾「テレホンカード」は、令和5年(2023年)12月18日(月)から26日(火)の期間開催し、近畿大学で発行した様々なデザインのテレホンカードと、学内に設置されている公衆電話のマップを展示しました。 公衆電話が初めて街頭に設置されたのは明治33年(1900年)、それまでは日本電信電話公社(電電公社、現:NTT)の電信局・電話局内の電話所だけにしかありませんでした。その後ダイヤル式からプッシュ式の公衆電話が登場し、最初は硬貨での利用のみでしたが、昭和57年

          ミニ企画展第4弾「テレホンカード」を開催しました

          ミニ企画展第3弾「生駒祭」を開催しました

          不倒館ミニ企画展第3弾は「生駒祭」をテーマに、10月30日(月)~11月10日(金)まで、歴代の生駒祭パンフレットの表紙を一覧の表にして展示しました。 生駒祭は1948年(昭和23年)から開催され、2023年で75回目の開催となります。 現物のパンフレットは第15回(1963年)、第25回(1973年)、第35回(1983年)、第45回(1993年)、第55回(2003年)、第65回(2013年)のものを展示しました。 生駒祭は近畿大学大学祭実行委員会の学生によって、パンフ

          短期大学部70年の軌跡②

          短期大学部の主要進路「編入学」について  近畿大学短期大学部生の主要進路は、4年生大学への編入学となっています。年度によって就職希望者が増えて変わることがありますが、平均すると、編入学と就職の割合は7対3程度になります。短期大学部にとって、三年次編入学の合格率を高めることは「生命線」ともいえるほど重要な目標となっています。この20年間の推移を見ると下の表のようになっております。  編入学先については、近畿大学が最も多くなっております。その他、(編入学者の多い順に)京都産業大

          業務日誌(2024年11月1日更新)

          令和6年度(2024年度) 11月 1日(金) 展示入替えのため臨時閉館       広報誌『A Way of Life-Seko Koichi-』に       「2023年度企画展〔卒業式・入学式記念〕を開催しました」を       公開       不倒館 虫害・カビ類発生リスク調査及び防虫対策メンテナンス          実施 10月 2日(水)~4日(金) 全国大学史資料協議会2024年度総会・全国研究会            (於早稲田大学・東京都公文書館)

          附属小学校5年生 不倒館見学

          令和5年(2023年)6月29日、本学附属小学校5年生のみなさんが、不倒館を見学されました。 附属小学校では毎年、5年生の行事として東大阪キャンパスを訪問し、クラブセンターの50メートル屋内公認プールでの水泳授業や大学施設の見学を実施しています。 クラスごとに、職員から不倒館や展示品、初代総長世耕弘一についての説明を受けた後、館内を思い思いに見学しました。みなさん説明を一生懸命聞き、職員の出したクイズにも積極的に答えてくれました。 クイズは、世耕弘一が生きていたら今年130歳

          近畿大学の設置認可の経緯について

          On the circumstances regarding the approval for establishment of Kindai University     近畿大学名誉教授・広報室建学史料室特別研究員・博士(歴史学)                              荒木 康彦  文部科学省ホームページで閲覧出来る『学制百年史』第二編・第一章・第四節の「三 新制大学」の「新制大学の発足と移行措置」の件によれば、「學校基本法」[1]の施行に際し、文

          前身校のキャンパス変遷に関して

          On the transitions of the campus Kindai University's predicessor school  近畿大学名誉教授・広報室建学史料室特別研究員・博士(歴史学)                          荒木 康彦  校史関係の貴重な史料とも言うべき「日本大學大阪中學校落成記念」絵葉書五葉を令和五年一月十日に入手出来た。この絵葉書だけではなくて、今迄に発見・入手した前身専門学校等の絵葉書や「学則要覧」掲載の校舎の写真の