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不倒館から

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不倒館所蔵史資料の紹介や、企画展示や見学についての報告、広報室建学史料室での取り組みについてなどを掲載しています。
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2023年度企画展「卒業式・入学式記念」を開催しました

不倒館では、令和6年(2024年)3月21日(木)~4月12日(金)の期間、企画展「卒業式・入学式記念」を開催し、卒業式に関する資料18点、入学式に関する資料17点の合計45点(内15点は初出展)を展示しました。 今年度は、総務部から移管した昭和時代の式典で使用されていた紅白幕(初出)を、展示ケースの壁面に展示しました。紅白幕には旧学園章が入っており、見学者の中には懐かしく感じた方もいらっしゃったのではないでしょうか。 卒業式展示コーナーでは、管理部出版印刷から移管し初出

2023年度特別展記念講演「世耕弘一のドイツ留学とその歴史的意義」(全文)

 不倒館では、令和5年(2023年)が、本学創設者である初代総長 世耕弘一が大正12年(1923年)にドイツに留学してから100周年を迎えることを記念して、10月11日(水)~17日(火)の期間、特別展「創設者 世耕弘一 ドイツ留学100周年」を開催しました。その最終日に行った、当室特別研究員で日独交渉史の研究家でもある荒木康彦近畿大学名誉教授による記念講演「世耕弘一のドイツ留学とその歴史的意義」の全文を公開いたします。 はじめに  世耕弘一は、1923年から1927年ま

2023年度特別展「創設者 世耕弘一 ドイツ留学100周年」を開催しました

 不倒館では、令和5年(2023年)に、本学創設者である初代総長 世耕弘一が大正12年(1923年)にドイツに留学してから100周年を迎えたことを記念して、令和5年(2023年)10月11日(水)~17日(火)の期間、特別展「創設者 世耕弘一 ドイツ留学100周年」を開催しました。  世耕弘一は現在の新宮市(和歌山県)に生まれ、経済的な理由で一度は進学が叶いませんでしたが、苦学の末に日本大学進学を果たし、ドイツのベルリンに留学する機会を得ました。第一次世界大戦での敗戦の影響を

2023年度特別展「創設者 世耕弘一 ドイツ留学100周年」展示目録

不倒館2023年度特別展「創設者 世耕弘一 ドイツ留学100周年」展示品を紹介いたします。 解説は、本展の監修を務めた、当室特別研究員で日独交渉史の研究家でもある荒木康彦名誉教授によるものです。 第1会場 テーマ:ベルリンに至る旅路  世耕弘⼀が⽇本を出発してからベルリンに到着するまでに関連する史資料を展示 1.世耕弘一「ドイツ留学の憶い出」  (近畿大学所蔵の桜門文化人クラブ編『日本大学七十年の人と歴史』   第2巻〔洋洋社 1961年〕収録)   日本大学によりド

2024年度祥月命日企画展「創設者 世耕弘一先生を偲んで」を開催しました

不倒館では、創設者 世耕弘一の祥月命日(4月27日)に合わせて、令和6年(2024年)4月22日 (月) から 26日(金)までの期間、祥月命日企画展「創設者 世耕 弘一先生 を偲んで」を開催しました。 世耕弘一略歴や東京池袋の自宅で使用していた書箱・書類入れをはじめ、カシミアのカーディガンや1965年発行の近畿大学カレンダーなど、初出展20点を含む40点の史資料を展示しました。 写真コーナーでは、引退後に近畿大学相撲部のコーチを務めることになる玉乃浦関の断髪式に臨む世耕弘

ミニ企画展第4弾「テレホンカード」を開催しました

不倒館ミニ企画展第4弾「テレホンカード」は、令和5年(2023年)12月18日(月)から26日(火)の期間開催し、近畿大学で発行した様々なデザインのテレホンカードと、学内に設置されている公衆電話のマップを展示しました。 公衆電話が初めて街頭に設置されたのは明治33年(1900年)、それまでは日本電信電話公社(電電公社、現:NTT)の電信局・電話局内の電話所だけにしかありませんでした。その後ダイヤル式からプッシュ式の公衆電話が登場し、最初は硬貨での利用のみでしたが、昭和57年

ミニ企画展第3弾「生駒祭」を開催しました

不倒館ミニ企画展第3弾は「生駒祭」をテーマに、10月30日(月)~11月10日(金)まで、歴代の生駒祭パンフレットの表紙を一覧の表にして展示しました。 生駒祭は1948年(昭和23年)から開催され、2023年で75回目の開催となります。 現物のパンフレットは第15回(1963年)、第25回(1973年)、第35回(1983年)、第45回(1993年)、第55回(2003年)、第65回(2013年)のものを展示しました。 生駒祭は近畿大学大学祭実行委員会の学生によって、パンフ

附属小学校5年生 不倒館見学

令和5年(2023年)6月29日、本学附属小学校5年生のみなさんが、不倒館を見学されました。 附属小学校では毎年、5年生の行事として東大阪キャンパスを訪問し、クラブセンターの50メートル屋内公認プールでの水泳授業や大学施設の見学を実施しています。 クラスごとに、職員から不倒館や展示品、初代総長世耕弘一についての説明を受けた後、館内を思い思いに見学しました。みなさん説明を一生懸命聞き、職員の出したクイズにも積極的に答えてくれました。 クイズは、世耕弘一が生きていたら今年130歳

ミニ企画展第2弾「薬用植物園」を開催しました

不倒館ミニ企画展第2弾は「薬用植物園」をテーマに、8月28日(月)~31日(木)まで薬草園・薬木園設置から現在に至るまでの薬用植物園の写真を展示しました。 昭和29年(1954年)に近畿大学東大阪キャンパスに薬学部が設置され、同年に薬学部が管理する薬草園(のちの薬用植物園)が15号館(現・18号館南棟)、薬木園が16号館(現・アカデミックシアター)のあたりに造られました。 キャンパス内にあった薬草園・薬木園ではキンカンやツバキ、サザンカ、サンショウ、カクレミノなど約99種

ミニ企画展第1弾「旧本館」を開催しました

不倒館では今年度から新たにミニ企画展を開催することになりました。第1弾は令和5年(2023年)3月に解体された東大阪キャンパス旧本館の外側のレンガを寄贈いただいたことから「旧本館」をテーマに、7月21日(金)~28日(金)まで、外壁のレンガとともに設立から現在までの写真を展示しました。 旧本館は近畿大学創立45周年記念事業の一環として、昭和43年(1968年)11月から建設工事が始まり、昭和45年(1970年)8月31日に設立しました。 近畿大学東大阪キャンパス西門を入って

2023年度祥月命日企画展「世耕政隆先生、弘昭先生を偲んで」を開催しました

不倒館では、第二代総長・理事長 世耕政隆(没 平成10年[1998年]9月25日 享年75歳)、第三代理事長 世耕弘昭(没 平成23年[2011年]9月29日 享年79歳)の命日にちなみ、令和5年(2023年)9月25日(月)~29日(金)の期間、祥月命日企画展「世耕政隆先生、弘昭先生を偲んで」を開催し、年表を含め、29点の史資料を展示しました。 第二代総長・理事長 世耕政隆展示コーナーでは、名刺や関連書籍、愛用していた梅柄の湯呑み、翠峰の湯呑み、野づくしの風呂敷、自筆の書

2022年度企画展「卒業式・入学式記念」を開催しました

不倒館では、令和5年(2023年)3月17日(金)~4月7日(金)の期間、企画展「卒業式・入学式記念」を開催し、卒業式に関する資料94点、入学式に関する資料59点を展示しました。 前年と比べ、新型コロナウイルス対策の規制緩和等により、たくさんの方が見学に来られました。 不倒館の入口を入ってすぐのところに、2016年~2022年までの入学式写真パネルを展示しました。 様々な年代の写真を組み合わせ、近畿大学ならではの入学式の様子が一目でわかるような展示にしました。 卒業式展示

2022年度特別展「歴代総長・理事長遺墨展」を開催しました

不倒館では、令和4年(2022年)12月5日(月)~16日(金)の期間、特別展「歴代総長・理事長遺墨展」を開催し、初代総長・理事長 世耕弘一(24点)、第二代総長・理事長 世耕政隆(4点)、第三代理事長 世耕弘昭(2点)の書を展示しました。 初代総長・理事長 世耕弘一展示コーナーでは、ご寄贈頂いた「眼中無敵」をはじめ、普段は展示していない書を数多く展示しました。 「眼中無敵」の下にある「心欲小志欲大」、「心廣体胖」、「心眼廣体胖」の3枚の色紙は、卒業する学生たち一人ひとり

2022年度「世耕政隆先生、世耕弘昭先生祥月命日の不倒館企画展示」を開催しました

近畿大学では、歴代総長・理事長のご命日にお参りをしており、不倒館ではその前後の期間に総長・理事長を偲び、ゆかりの品を展示する企画展を開催しています。 令和4年(2022年)は9月20日(火)~10月7日(金)の期間「世耕政隆先生、世耕弘昭先生祥月命日の不倒館企画展示」を開催し、第二代総長・理事長 世耕政隆(没 平成10年[1998年]9月25日 享年75歳)の印鑑や、第三代理事長 世耕弘昭(没 平成23年[2011年]9月29日 享年79歳)の自筆の書など、ゆかりの品や関連