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コラム

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近畿大学の学園内での出来事や場所、建物などのエピソード、自校教育に関する取り組みの紹介などを掲載しています。
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記事一覧

短期大学部70年の軌跡②

短期大学部70年の軌跡②

短期大学部の主要進路「編入学」について

 近畿大学短期大学部生の主要進路は、4年生大学への編入学となっています。年度によって就職希望者が増えて変わることがありますが、平均すると、編入学と就職の割合は7対3程度になります。短期大学部にとって、三年次編入学の合格率を高めることは「生命線」ともいえるほど重要な目標となっています。この20年間の推移を見ると下の表のようになっております。
 編入学先につい

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旧本館解体撤去工事について

旧本館解体撤去工事について

 次の写真(写真A)は、東大阪キャンパス・旧本館の解体撤去工事の一コマを、筆者が18号館校舎の3階か4階の階段から撮影したものである。旧本館の周りにフェンスが張られ、最上階までの足場が組まれ、下の階から重機を使った解体撤去作業が始まっていた様子が分かる。

この写真はいつ撮影?

 ここでクイズに付き合っていただきたい。写真Aはいつ撮影されたものだろうか。

解体撤去作業の開始日

 正解は③であ

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不倒館見学のススメ

不倒館見学のススメ

「自校学習」「基礎ゼミ」でのオンライン学習との相乗効果について

 私が所属する経済学部の1年次必修科目「基礎ゼミ」においては、広報室建学史料室から提供された本学の歴史に関する動画資料を用いたオンライン学習又は課題を出すことが強く推奨されていました。ほとんどの経済学部1年生はこれらの動画を視聴し近畿大学の歴史について学ぶことが出来ておりましたが、私は映像資料の知識のみで本学について学生たちが「知っ

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短期大学部70年の軌跡①

短期大学部70年の軌跡①

 近畿大学短期大学部は1950年に開学しています。2020年には創立70周年を迎えることができました。学ぶ意志の強い社会人の方々のために、二部(夜間)で開学しました。これまでに講義の時間の長さと開講時間帯は変更されましたが、二部については現在も継続しています。社会人学生の学びの場として教育機会の提供という意味で大きな役割を果たしてきました。
 時代は変わり、第二次ベビーブーム世代が入学する頃には、

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