ボランティアを半年続けられた息子に起きたまさかの出来事

 「よかれ」と思ってやらせようとしたことで、かえって本人を追い詰めてしまう。そんな経験ありませんか?岩手県在住の後藤誠子さんも、不登校・ひきこもりの息子さんに対し、そんな失敗をくりかえしてきました。今回はその1つを書いていただきました。(連載「不登校は幸せへの道」第18回)

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 「よかれ」と思ってやらせようとして、かえってひきこもりの次男を追い詰めてしまったことがたくさんある。その1つがボランティアだ。親の会で、高齢者のお宅に弁当を配達するボランティアを次男といっしょにやってみたらどうかと勧められた。それまでにも次男をボランティアに誘っては断られていたので、あまり期待せずに「やってみないか」と声をかけた。すると思いがけず次男が「やってみる」と言うではないか。たまたま気が向いたのか、理由はわからないが、とんとん拍子に話は進み、弁当配達へ行く朝がやってきた。

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