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業界外とつながることの重要性

*完全なる個人の主観です。

「仲間の枠を広げること」
最近、SNSなどを通じていろんな方と繋がるなかで改めて感じることは、サッカー業界の人間はサッカーの枠から出て交流するということが少ないのではないか。
サッカーコーチでの繋がりはかなり広く、全国、世界に交友網があるということはよくありますが、内容はサッカーということでの繋がりに限定されていることが多いかなと感じます。
専門性を突き詰めるということは重要な部分はありますが、専門性をより深く突き詰めるためにも、他業種、他競技との繋がりをもっと持つ必要があるかと思います。違う分野を観ることで得られる観点というものは必ずありますし、サッカーに限らず、関わる他の競技もサッカーから得られる視点もあると思います。
今日、音声コミュニティアプリで東北のサッカー界の方とお話をさせていただいたときに同じようなトピックが出ました。その方は81歳とのことですが、まだまだ学びたいし、興味が尽きないとの事でサッカーだけの小さな輪では世界が狭すぎるとのお話でした。誤解を恐れずにいうと、日本サッカー協会の指導指針に沿わない指導というものも間違いではありません。現場で体感し、悩み、解決策を模索している方々が作り出している指導というものも正解であると思います。

「違いを探求する、受け入れることの重要性」
ここ最近、世界との差という部分で考える時に常に行き着く先「宗教」。この部分もサッカーの内容や技術、戦術的な部分だけで考えても埋められない差ではないかと思います。上記のコラムがすごく分かりやすくその問題の本質的な部分を説明してくれています。「1人の神様」と「八百万の神様」大きな違いです。こういった部分も真面目に真剣に突き詰めて考えていかないと、得られない観点であり枠の外側からの視点かと思います。
「安易」と「発想」は似て非なるものなのかなと。例えば、宗教的な問題があるなら日本人サッカー選手全員を改宗させればいいのかというと、全くのお門違いとなります。宗教自体その地域の歴史の中で存在してきたものなので、そんな簡単な話ではない。これはサッカーにも同じことが言えて、時代はフランスのサッカー、時代はスペインのサッカーなどという議論、志向になっている時点で「ない」のではないかと。その地域の歴史の中で創り上げられたものを簡単に導入してマスターよりも良いものにできるかというと、不可能ではないにしてもまず無理に近い。食べ物でも言われますが、「地産地消」その地のものはその地で口にするのが一番美味しいということかと思います。サッカーにおいても日本という地で作らないと意味がない。ヒントは外から得ること自体は正しいことですが、存在自体を輸入することは「安易」すぎる。
もっと苦労しましょう。
そのためにも、業界の枠を飛び出していろんな角度から視点を広げ、それをサッカーに還元する、ほかの競技のヒントにしていただくということが必要かと思います。

「スポーツが人生に夢と少しの狂気を与える」環境を創るために。

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