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読書計画 イギリス文学 ブロンテ姉妹 その1
19世紀半ばのイギリスで、シャーロットとエミリーとアンのブロンテ三姉妹が、小説家として優れた作品を残しました。作品として出版されたのは、シャーロットとエミリーとアンの三姉妹の各々の小説ですが、シャーロットの弟のブランウェルも最初は三姉妹と一緒に物語を書いていました。ブロンテ姉妹の小説でよく読まれているのは姉のシャーロットの『ジェイン・エア』と妹のエミリーの『嵐が丘』で、ともに1847年の出版です
もっとみる読書計画 読書計画について
そんな本があると知っていても読んでいない本があります。題名と簡単な内容だけはなんとなく知っているつもりで、わざわざ読もうと思わなかった本です。あるいは映画などで話は知っているので、単にその原案としてしか考えない本もあります。例えば『風と共に去りぬ』という1939年の有名な映画があります。原作はその3年前に出された大変売れた小説でした。映画も長いものでしたが小説は非常に長いので映画で満喫できればわざ
もっとみる読書計画 イギリス文学 女性の小説家 その1
イギリスには十八世紀から十九世紀に女性小説家が何人もいて、それだけで系譜が成り立ちます。ゴシック小説ではアン・ラドクリフ、エリザ・パーソンズ、レジーナ・マリア・ロシュ、メアリー・シェリー、恋愛小説でジェーン・オースティンなどが十八世紀末から十九世紀前半までで、十九世紀半ばではシャーロット・ブロンテ、エミリー・ブロンテ、アン・ブロンテの三姉妹、十九世紀後半では、エリザベス・ギャスケル、ジョージ・エリ
もっとみる読書計画 イギリス文学 サッカレー その2
サッカレーの小説は虚栄の市しか読んでいませんがバリー・リンドンの映画は何度も観ました。この映画はキューブリックの最高傑作だと思います。映画のバリー・リンドンは十八世紀半ばのアイルランドの農家の出のバリー青年がイングランド軍やプロイセン軍に加わって偽名を使ったり身分を偽ったりして渡り歩きプロイセンの間諜となり大物の詐欺師シャバリエ・ドゥ・バリバーリの元に潜入するのですがそのまま詐欺師の右腕になり、本
もっとみる読書計画 イギリス文学 その1
サッカレーの虚栄の市を読みました。サッカレーというのはディケンズとほぼ同年代のイギリスの小説家です。ディケンズほど専業作家ではなく色々やった人です。画家でもあり挿絵の版画は自分で描いています。ディケンズのピクウィッククラブの挿絵を描こうとしたこともあるようです。虚栄の市という題名はvanity fairの翻訳です。vanityは空虚でfairは縁日というような意味です。虚栄の市という題名の訳だと重
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