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大切なことはすべて「恐竜」で学んだ〜息子の恐竜探究記録〜

◾️恐竜への目覚め

息子(小4)は恐竜が大好きだ。
恐竜にはまりはじめたのは3歳のころ。
それまでは「動物」大好きだったのだが、あるきっかけで恐竜にのめりこんだ。
きっかけは
「獣電戦隊キョウリュウジャー」
である。

「どうして恐竜が好きなの?」
と息子にきくと、返ってきた答えは

「つよくておおきいから!!」

とのこと。
現在息子は小学校4年生。
7年以上の時が経つがこの「恐竜熱」は冷めない。
それどころか、年々パワーアップしている印象を受ける。
息子の様子を見ていると、1つのことにのめり込むことが様々な学びにつながっていくことが見えてくる。
彼の「恐竜探究」の歴史をまとめていこう。

◯幼稚園入園前〜幼稚園年長期

恐竜にのめりこんだ息子。
彼に一番はじめに買ってあげた図鑑。

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この図鑑をひっぱり出してはながめる毎日。
イラストを見ているだけで満足していた息子だったが、ある日こんなことを言い始めた。

「これなんてきょうりゅう?」

「ティラノサウルス」や「トリケラトプス」といったメジャーな恐竜は知っていた息子。しかし、その他にもしらない恐竜がたくさんいることに気づいた。

そこから興味をもち始めたのが文字だ。
ここから彼の文字への探求が始まる。
ひらがなはかろうじて読めていた息子だったが、カタカナが全く読めない。
そこで彼はカタカナをひらがなに変換し始める。

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「リンへラプトル」と読めない息子はこれをひらがなに変換。
のっているページにふせんをはって自分でも読めるようにする。
変換作業は日々続き。図鑑はこんな感じに。

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「もっと恐竜の種類を知りたい!」
という願いが文字を覚えることへとつながった。
1年ぐらい続けていくと「カタカナ」も書けるように。
図鑑にはカタカナのふせんが増え始めた。

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まちがいだらけのふせんだけど、これは宝物。
彼は
「文字」を「恐竜」から学んだ。

◯幼稚園年中期〜幼稚園年長期

息子の恐竜熱は幼稚園年中になってもまったく冷めることない。
いや、むしろますます加熱している。
図書館では常に恐竜の本しか読まない。
毎週10冊ずつ。借りては返し、借りては返し。

「もうここの(恐竜の)本はぜんぶよんだから、つぎはちがうとしょかんいくー」

毎週いろんな図書館めぐりをして恐竜の出てくる絵本はすべて読みつくした。

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「ぼく ケツァルコアトルス!」
といって部屋をかけまわる。
彼にとってはダンボールさえも、恐竜なりきりセットだ。

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ちなみに「ケツァルコアトルス」とは現在知られる限りで史上最大級の翼竜であり、同時に、史上最大級の飛翔動物らしい。

せんたくバサミはすべて「恐竜」に見える息子。
せんたくバサミをうれしそうに組み立てて一言。

「ブラキオサウルス!!」

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そんな息子を見ておかあさんは、せんたくバサミをたくさん買い足してあげた。

そんな息子の恐竜熱は幼稚園の先生にも伝わっていく。
息子の通っていた幼稚園はモンテッソーリ教育の幼稚園。
「おしごと」
と称してやりたいことをやりたいだけ探求させてくれるのだ。
年長さんになった頃、あまりにも恐竜に夢中な息子の姿を見て、幼稚園の先生が「恐竜のおしごと」を用意してくれた。息子のためだけのおしごと。なんてすてきな先生方だろうか。

●「恐竜図鑑」のおしごと
日々増えていくページ数。
できてははり、できてははり。
くりかえしていくうちに立派な図鑑に。

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●「恐竜分類」のおしごと
「ジュラ紀のきょうりゅうはね…」
「白亜紀のきゅうりゅうはね…」
と話していた息子。それをもとに幼稚園の先生がつくってくれたおしごと。
それが「恐竜分類のおしごと」だ。

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●「恐竜骨格図鑑」のおしごと
おかあさんと図書館へ行った時「恐竜骨格図鑑」を発見!
恐竜の骨格をうつしとった息子。先生に見せたくて、幼稚園にもっていったところ
その作品を幼稚園の先生がすてきな本にしてくれた。

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「じぶんでかきたーい!」
と言い出して自分で書いたもの。

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●「おはなしづくり」のおしごと
幼稚園にあった、50音ハンコでのおしごと。
ハンコをペタペタおしてお話をつくる。
内容が笑える。

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●「恐竜ペーパークラフト」のおしごと
おかあさんと図書館で見つけた
「恐竜ペーパークラフト」の本。

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印刷をして、チョキ、チョキ、チョキ…
すると、恐竜のペーパークラフトができあがる。
家でたくさんつくって幼稚園にもっていったところ…
なんと!!!
先生方が息子と一緒にこんなにすてきな作品にしあげてくれた!
プテラノドンと始祖鳥が飛んでる!!

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陸上では「ティラノサウルス」対「トリケラトプス」が!

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水中には「くびながりゅう」も!

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こうしてふりかえってみると、本当に幼稚園の先生には感謝しかないなぁ。
息子の大好きなことを真正面から受け止めて、大好きな恐竜にたっぷりとひたらせてくれたこと。ありがたい。
ちなみに息子の幼稚園ではこの後「恐竜ブーム」が起こったらしく、恐竜大好きな仲間がたくさんできたとのこと。

長くなったので今回の記事はここで終了。
でも息子の恐竜熱はまだまださめませんよ!

〜小学校編へ続く


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