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2018年から中華圏の娯楽文化や旅などについて書いたことをまとめています。 現在はblog更新のお知らせと共に中華ネタのショートストーリーや写真などを置いています(2022/1/… もっと読む
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#映画祭

昨年はこちらに金像奬の受賞結果についての文章を書きましたが、今年は久々にblogに書きました。 http://funkin4hk.tea-nifty.com/f4hk_blog/2019/04/post-83cc6a.html

香港映画は、死なない。

香港映画は、死なない。

4月に行われた第37回香港電影金像奬の結果を受けて思うことと、かつて香港映画で活躍してきたジャッキー・チェンが言ったように、香港映画はすでに「中国映画」の一部分なのか?否、そうではない。ということについて。

ここしばらくは4月の中旬に開催され、各国の映画賞レースでも一番遅い開催となる香港電影金像奬。今年は4月15日に第37回の授賞式が開催され、アン・ホイ監督の《明月幾時有》が最優秀作品賞を始め、

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大阪アジアン映画祭へ愛をこめて

大阪アジアン映画祭へ愛をこめて

日本で一番アジア映画がたくさん観られる映画祭になってしまってうらやましいこと。

日本で早春に開催される映画祭といえば、かつてはゆうばり国際ファンタスティック映画祭がその代表格でした。リゾート型の映画祭ということで、地方映画祭のお手本にもなっているようですが、近年では2005年から始まった大阪アジアン映画祭(OAFF)が3月上旬に開催されるようになり、そちらが映画好き(特にアジア映画好き)の注

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恋するシンドロームと中国アレルギー(1)

恋するシンドロームと中国アレルギー(1)

中華電影の日本公開についての疑問2題。
まずはなぜ日本で公開される恋愛系の中華映画って、「恋する」という邦題が多いのでしょうね?ってところから始まる話。

今月初旬から東京で『欲望の翼』のデジタルリマスター版の上映が始まりました。昨年公開されたドキュメンタリー『メットガラ』が王家衛を取り上げていたことから、『花様年華』や『ブエノスアイレス』そして『恋する惑星』が再上映されて王家衛が再評価されている

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