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るろうに剣心 最終章 The Beginning


The Finalを見たので
まあこっちも見るべきでしょう!
と思って見てきました。


制作陣の「シリーズ最高傑作」

見た第一の感想としては
これは視聴者である我々に向けた作品ではなく
約10年「るろうに剣心」という作品を作ってきた
役者、制作陣たちの根底としての形を
表現せざるを得なかったんだろうな
という感じ。

いやなんか言い方がむずいんですが
るろうに剣心シリーズを締め括るのに
相応しいストーリーだと思うし
これを見るからもう一度過去作を1から
見返したい気持ちにもなるし
販売戦略としても理に適ってて
ファンはたまらんやつやったと思います。

けどなんか、わたしは
るろうに剣心を作ってきた人たちは
このストーリーをはなから腹に据えて
やっててんやろうなみたいな
結局のところ、をまだ描いてないじゃん!
ってなったと思うんですよ。
ぶっちゃけ視聴者ついて来なくても
これ描かずして終われねえよ!と。

そういう気概?気合い?を感じました笑


それだけ思いが強い故に
間引ききれんかったんやろうなぁという
印象でもあり、グッと物語に寄りきれんかったな
って感覚があります。
なぞるのに必死になっちゃう圧迫感
というか。

剣心の、巴の、誰かの気持ちに
移入出来そうにはなるけど
出来切る余韻がなくて、入りきらんまま
次へ行ってしまう、、、の連続というか。

でもだからと言って
「もったいないなぁ」とも思わんっていう笑
それはなぜかってやっぱ
私達にはなから寄せる気のない
前述した、製作者たちの気概を感じたから?かなと。

雪代巴という人間

さっき言ったみたいに
感情移入でききる余韻がなかったというのを
差し引いても
雪代巴という女に私は気持ちを寄せることができんかった。
それは私の経験値不足なのか
人間としての薄さなのか知らんけど。笑

北村一輝さんのやってた悪い奴(名前忘れた)が
最後に言うてたけど
「憎しみと愛情は表裏一体、それもまた人間の業」
っていうセリフ。
あれはめっちゃ、わかるねん。
うんなるほど、と思うねんけど
それにしても雪代巴恐ろしすぎる。

え、どんな気持ちであの真顔を??
どんな気持ちで???え????
って思わん?笑

テレビとかでやってた事前情報を
頭に入れてて、雪代巴というキャラクター
理解した上で見に行ったのに
それでも、え???てなった。こわ。

あと有村架純よ。
あんな儚さ出せるのね。
透けて向こう側見えんのちゃう?てくらい
儚かったんやけど。
それも怖いわ。笑


最終章という序章

いやほんまにシリーズとしては
いい終わり方でした。

ダンッて完結させてしまうのもありやけど
「るろうに剣心」というものを
私達の中でループさせる。
いい最終章でしたよね。

今作は制作陣の
自己満足映画と言ってもいい。笑

でも昇華された自己満足で
私は良かったと思う!(誰)


この映画のヒロインは
武井咲ではなく、有村架純やった。笑


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