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トークセッション『企業を成長させる組織づくりとは』

2024年3月21日タスキーグループつくば式典の記念講演は、株式会社マネーフォワードの服部さん。講演テーマは、『企業を成長させる組織づくりとは』。

服部さんプロフィール!

服部さんパートの後半では、HRチームの関村・齋藤も登壇し、トークセッション形式で、会場の皆さまと良い時間を共有することができました。講演内容の詳細に触れることはできませんが、会場から出た質疑応答等を、皆さまに共有します!多くの企業様に共通する部分が多く、参考になると思います。ぜひ、ご覧ください!

マネーフォワード人事の失敗からの話は、とても興味深かったです!

私たちタスキーHRチームは、日ごろから、地域企業のHR領域の支援を行っているので、理屈や原理原則は分かるけど、実際にはうまくいかないよ!これ、本当にうまくいくにはどうするの・・!?などの課題解決をしているので、現場が分かるからこその話をさせていただきました!

タスキーHRパーカーを着て、元気に登壇!!

私たちとしても、40分フルに質問する準備をしていたのですが、嬉しいことに、当日は、会場の皆さまからたくさんのご質問がありました!
服部さんの話は、テンポよく、良く整理されており、本当に参考になることばかりでした。併せて、組織づくりについては、行政、地域企業、ベンチャー、どの企業でも興味関心が高い部分。参加いただいた皆さまにとって、良い学びと気付きの場になったと感じています!

私たちも楽しい時間になりました!!


トークセッション以外のタスキーグループつくば式典の様子は、下記の記事からご覧いただけます!こちらもぜひ!!


今回は、会場の皆さまから出てきた質問をもとに、いくつかHR視点での話を展開してみます!

Q. 【人事評価制度について】
研究開発やアカデミックな領域では、中長期的に取り組まないと成果が出ないし、資金も限られているので、評価が難しい。仮に、評価されたとしても、報酬連動が難しい場合には、どうしたらいいか?

会場からの質問①

>服部さん
そもそも、そのチームが果たすべきミッションビジョンを、もう少し意見交換して深めていくことが重要ではないか。目標には、意義目標・成果目標・行動目標がある。意義目標について、目線合わせをしていけば、最適解が見つかるのではないか

>タスキーHR
私たちの支援しているお客様でも、同様のケースはある。例えば、介護事業所などが同じような事例である。会社としての報酬上限が決まってしまっているので、売上のトップラインをあげていくことは、現場レベルでは難しい。服部さんが話されていた意義目標も重要であると同時に、金銭報酬以外の感情報酬にも目を向けていく必要がある。また、金銭報酬で報いていくのであれば、給与・賞与以外に、表彰制度の活用もある。


Q. 【トップ(経営陣)からの情報発信について】
一次予防にあった企業理念の浸透について、大変共感する部分があったが、トップ発信は意外に少ない企業が多いように感じる。どのくらいの頻度で実施している企業が多いですか?

会場からの質問➁

>服部さん
マネーフォワードの場合、代表の辻は、毎週月曜日に必ず社員にメッセージを発している。頻度は各社で異なるが、社員に伝わっていくためには、ある程度の頻度が必要。また、発信する内容も、会社のこと(業績や組織の現状について)を、オープンに話している。

>タスキーHR
トップの情報発信は、本当に頻度が大事ですよね。辻社長のように、毎週、社員に対して発信していくことは、すごく大事。1対1と1対N、直接話すコミュニケーションとテキストコミュニケーション等を使い分けることも大事ですよね。
さらに、トップがどこまでオープンに話しているかも、会社の風土が影響しますよね。私たちの経験上、ある程度の業績等を開示しないと、社員に頑張れ!と言っても、なかなか動けないケースが多い。もちろん、業績をすべて開示するのは難しいけど、ある程度、開示して、そこに対してしっかり説明していくことは必要ですね。


Q. 【トップダウンからボトムアップの変化をどううまくやっていくか】
これまで創業者がかなり強いトップダウンで経営してきた。数年前に、事業承継して、経営のバトンが次世代へ。その中で、ボトムアップ型の組織に転換しようと試みているが、なかなか苦戦している現状がある。ぜひ、アドバイスが欲しい!笑

会場からの質問③

>服部さん
そもそも、トップダウンが悪いわけではない。トップダウンとボトムアップの使い分けが大事。あとは、なぜ、ボトムアップ型を目指すのか、どんな組織を目指したいのか、ここの言語化が必要ではないか。トップダウンかボトムアップかの二択ではなく、そもそも、何を目指していて、そこに到達するために、どんな組織がいいのかという整理が必要。

>タスキーHR
とても共感。これは、地域企業において、ほとんどの企業が該当していると感じる。地域企業においては、社員の連携層も幅広いので、価値観や経験も多様。ベテラン社員はこれまでトップダウンで会社が大きくなってきた経験がある。でも、若い世代はトップダウンだけでは離職してしまう。あるあるですね。
服部さんの言うように、トップダウンとボトムアップは使い分けが大事。あとは、トップの発信と、対話が大事。社員が腹落ち、共感しない限り、動かない。でも、大変ですよね、本当に。笑


いかがでしょうか?
非常に面白いですよね。もっと質問が多くありましたが、今回は3つの質問を紹介させていただきました。
この記事を見て、「もっとこれ聞いてみたい!」、「もう少し具体的なことを聞いてみたい!」、「そうは言っても、うまくいかないでしょ。」等々、様々なご意見・感想があると思います。

本当にその通り。HR領域は、正解がありません。各社によって、状況は違う。でも、ある程度の多くの企業の共通項をみれば、課題解決をすることができます!あとは、各社で微妙にチューニングしていけばOK。私たちタスキーHRが大事にしているのは、コンサルではなく、実務家。私たちのことを理解してもらうために、お客様理解を徹底的に行います。経営陣だけではなく、管理職や一般社員にもヒアリングを行い、各社のリアルな姿を理解した上で、人事制度設計や人事施策を講じていきます。

タスキーHRが目指すところ

HRチームは、これからも変わらずに、「東北No1 HRチーム」を目指して、まだまだ前進あるのみ。つくばも、たくさんのご縁があるので、地域企業のお困りごとの解決に向け、全力で伴走してまいります

私たちチームビジョンは、「前進を楽しもう!仲間とともに」。
ご縁あるすべての方が前進できるよう、日々、精進してまいります!!

私たちのチームビジョン!


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