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記事一覧
蓮沼執太フィル「日比谷、時が奏でる」
日曜日の午後、蓮沼執太フィルの「日比谷、時が奏でる」へ。
一時期の息苦しいような暑さを忘れる夏の終わり、Lサイズのアイスコーヒーが飲みきれなくなる夏の終わり、日が暮れるのが早くなったねと、誰に言うでもなく口にしたくなる夏の終わり、それは日比谷野音最高のシーズン。蓮沼執太フィルの特別な一夜。
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ライブの2、3日前に蓮沼くんがインスタのストーリーにあげていた言葉がとても印象に残って
買ってよかったもの2018
noteのお題「買ってよかったもの」を目にしたので、今年購入したものの中から選んでみました。
このお題で書くにあたって私が勝手に加えた条件は
・旅行や食事などの体験を除く
・映画や本、音楽などのカルチャーを除く
のふたつ。つまり、ザ・もの!の中から選ぶこと。体験やカルチャーはそれぞれでランキングを決められそうだし、自分が知りたいのも「知る人ぞ知る便利グッズ」とか「こだわりのちょっといいもの
GRAPEVINE CLUB CIRCUIT 2018
@新木場STUDIO COAST
バインのライブはもうここ数年いつ何時もいいので改めて言うのがちょっとばかみたいなんだけど、それでもやっぱり言いたい、バインのライブ素晴らしかった。素晴らしい点が多すぎて、年に一度のご褒美みたいになってる。
今年は新譜がなかったので、(田中が勝手に)21周年記念ツアーと題したクラブサーキット。アルバム中心のセットリストにならない分、自由で、個性的な構成だった。好
デイ・キャッチ・アイデンティティー(5)
ずっと悩んでいた。仕事の内容は好きだけど、働く環境はあまりよくない。そのことを、その仕事に就くのを躊躇する理由にしてしまうことについて、情熱の程度が低いのかと思うこともある。自分の中ではそういうつもりはなくて、でも仕事のために生活を犠牲にするのは、年齢なのか時代なのか、もうなんだか違う気がし始めていた最近。こんな記事をみつけた。
幡野さんのことは前から知っていたけど、同い年というのはこの記事で初
デイ・キャッチ・アイデンティティー(4)
したくないことをできるだけ避ける、だなんて、甘いことを言っていると思う時もある。でも、しんどいな、と思う要素はやっぱりできるだけ避けたい。そんな考えの私に、何ができるんだろう。頭の中を整理するために、ひとつひとつ考えた。
考えたこと:働く場所
これはもうできる限り在宅で仕事をしたい。最初で最大の希望かもしれない。理由は移動による時間のロスと精神的ストレスを回避できる、家族(猫、義親、将来的な可
デイ・キャッチ・アイデンティティー(3)
限りある時間の使い道として
体力の低下という話をしたけど、長時間の通勤を堪えきれなくなったのもそれと関係があると思う。私が通勤していたとき、電車の乗車時間は乗換なしの片道約1時間20分。結婚して引っ越したことでこの通勤を受容せざるを得なくなったのだけど、はじめのうちは「わりと座れるしオッケー」「本読んで有効活用じゃ!」くらいに考えていた。けど、実際はそんなわけがなく、まあ幸い行きも帰りも座れる確
デイ・キャッチ・アイデンティティー(2)
いい天気だな。朝散歩したら東の空が薄ピンクでせつなしあわせ。しあわせつな。
好きな仕事の中にある好きじゃないことの肥大化
退職を決めたのはいつだったかな。2〜4月はボロ雑巾のような心身で、それを越えた5月くらいだったかな。好きな仕事をしたいとずっと思って仕事を選んで働いてきた。とはいえ好きなことだけをしていればいいと思っていたわけではなくて、えっ、とか、もや、とか、うーん、とか思う部分はあって
デイ・キャッチ・アイデンティティー(1)
35歳無職。9月に4年勤めた会社を退職して、10月に誕生日を迎えたのでこんな肩書きを手に入れた。手に入れたって…。社会人になって12年半、3つの会社で働いてきてそれでも「私には何もないな」って思うとか何の冗談なんだろう。
そんな私がこれからどうやって生きていくか、楽観的になったり悲観的になったりしながら考えていることをここに書き記していきたい。
と書くまでに1時間くらい経ってる。まじ遅筆。
clammbon モメントe.p.ツアー 2018/06/07新代田FEVER
瑞々しくて、輝くほどのエネルギー。
クラムボン自主制作3年目、3枚目のアルバムのリリースツアー。すばらしい情熱技術キャリアを積み重ねている人たち、だけど今なお蓄積はやまず、それでいていつもまだ見ぬ顔を見せてくれるような。創ることにおいて、その姿勢にとにかく胸打たれるライブだった。
書きたかったいろいろは日々に溶けてしまいつつあるけどひとつだけ。波寄せてのあとにミトが言った「愛しか見えない」って
猪熊弦一郎展 猫たち
やーっと行けた。仕事を投げ出して(正確に言えばリュックに詰めこんで)会社を飛び出したらまだ明るくて、こんなのいつぶりだろうと思いながら渋谷の街を横断、横断。
過去二度の香川旅の両方でMIMOCAに行き損ねている私、この機会を逃すわけにはいかなかった。4年前の小金井の展示(はけの森美術館のどんなことをしても僕なんだ展)もよかったけど、文化村、さすがのボリューム感!厚みがあってよかった。
私、猪熊さん
おばあちゃんが亡くなりました
5月のはじめに、かわいいかわいいおばあちゃんが、天国へ旅立ちました。
おばあちゃんが私の名前を思い出せなくなったのはいつだったのか、今ではもう思い出せない。「私のことわかる?」なんて、わからなくなることがわからなかった当時の私は聞こうとも思わなかったけど、いつも「ふみえが帰ってきたよ、わかる?」と話しかけていた母が、あるとき「誰が帰ってきたか、わかる?」と聞き方を変えたのはよく覚えている。
時は過ぎゆく、されど左足は残り続ける
8月の終わり、日産スタジアムでマリノスのゲームを観戦。1stステージ王者のレッズをホームに迎えて、私の心はギラギラに燃えていました。
レッズが負けたくない相手なのはもちろんだけど、コケ続けた2nd序盤戦からようやく復調しつつあるチームの今後のためにも、この試合がこの夏の大一番であることは明らかだった。それはたぶんレッズも同じだったんじゃないかな。
結果、4-0の大勝。誰が予想できたか、
さよなら、さよなら、サケロック
見たことのない5人のサケロックは、新しくて懐かしくて、おもしろくてせつなくて、楽しいからむかついて。
そしてすべては思い出になっていく。
もう明らかに別々の舞台に立っているかっこいい大人の男たちだから成り立ったすばらしさだとわかっている、わかっているけどこんないいライブを見せられて、これで終わりだなんてやっぱり勝手すぎる。
けれど人生は続く。
解散しても、この世で二度と奏でられることがなくても