デイ・キャッチ・アイデンティティー(4)

したくないことをできるだけ避ける、だなんて、甘いことを言っていると思う時もある。でも、しんどいな、と思う要素はやっぱりできるだけ避けたい。そんな考えの私に、何ができるんだろう。頭の中を整理するために、ひとつひとつ考えた。

考えたこと:働く場所

これはもうできる限り在宅で仕事をしたい。最初で最大の希望かもしれない。理由は移動による時間のロスと精神的ストレスを回避できる、家族(猫、義親、将来的な可能性としての子)に目が届きやすい、といったところ。よく聞く「自分のペースで仕事を進められる」が本当かどうかは、正直今のところわからない。内容や仕事量にもよるだろうし。私の場合は、被雇用者として会社に属して働くか、フリーランスとして働くかも未定だし。でも、可能なら仕事の合間に気分転換に家事ができると、仕事にも家事にも効果的だと思っている。

考えたこと:収入

多いに越したことはない、収入。趣味にはそこそこお金がかかるし、旅行も行きたいし(あと貯金した方がいいよね、いつも頭から抜けてるけど)。でも、ありがたいことに家賃がかからず、食費も抑えることができる家に住んでいて、薄給でおなじみ前職時代もそこそこ楽しく生活できていた。え、じゃあいいじゃんそれで、と思ったのだ。今より多くは望まない。少し減ってもなんとかなる。お金の使い方はどんどん変わるし、たぶん変えていける。現状の暮らしをもとに必要なお金を計算するのはやめて、得られるお金の使い方を考えていけばいい。この点は、(家族と環境のおかげだけど)私にしてはずいぶん前向きな心持ちだと思う。

考えたこと:働く内容

私が今まで働いてきた職種は、在宅可能な業務も多くあるけど、実際に社員がそれを選択できる会社は少ないと思う(フリーランスはたくさんいるけど)。旧体質かつ斜陽気味の業種だからか、そういう制度に取り組んでいる企業は少ない傾向にあるんだろう。今後はこういう働き方が増えるはずだけど、在宅で働きたいとなると、もう少し、手に職的要素がほしいと思った。わかりやすい技術みたいなもの。今まで働いてきた職種と親和性があること。食べていけるかどうかは別として、ひとつふたつ、これがいいかなという職種が浮かんだ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?