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【再録・しりとりエッセイ】香(かおり)でいかせていただきます、釈◯美子CMも語らせて
★旧noteアカウントに投稿していたテキストのリライト版です(2023年11月2日投稿)
\しりとりエッセイ!/
■香(かおりぃー)と叫んで抱きしめたい、いまこそ
お題は「いなか」の「か」でございます。
https://note.com/_buchi_/n/n91adefd498eb
か、かかかか…で、水戸黄門でいこうと思ったが……。
知っている人は知っている『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のマーティの父親も実は「か、かかかか」と笑っていた。
マジ要チェック!
今回は、マーティ父スルーでまた「か」が、しりとりで回ってきたら「か、かかかか」と笑う人の健康状態についても考察したい。
そのなか、いまは……これ一択(まず見ろ)。
「獠ーーーー!」
「来るな! (香)」
んな『劇場版シティーハンター 天使の涙(エンジェルダスト)』予告編セリフのせいで、「か」といえば、いまはもう「香(かおり)」で頭いっぱいなのだ。
いま現在、残念ながらほぼ公開が終わってしまったけど、それはそれ。
原作の、ある意味では〝初アニメ化〟ストーリーだったし、冴羽獠(神谷明)と槇村香(伊倉一恵)の最後の結末を知っていて、のちの『エンジェル・ハート』の展開を思えば、このふたりの物語はもう涙、涙なのである。
鼻水おろおろーーーー。
いますぐ「香(かおりぃー)」と叫びたいところだが、気持ちを抑えて、シャーペン芯を脚に突き刺し、しりとりエッセイだ、本題のエッセイ……。
ほんで、あらためて調べてみると「香(かおり)」という名前の有名女子は想像以上に少ない。
岸谷五朗氏の奥方・岸谷香(元プリンセス プリンセス)と、全裸監督の黒木香氏ぐらいしか思い浮かばないし。
検索では「香(かおり)」という名前はなんか縁起が悪そうな空気プンプン。そんな結果が多い。
また名前に「香」のつく人は「香里奈」などいるけど、単独「香」にはなにかあるのだろうか……その真相は各自調べてもらうとして。
![](https://assets.st-note.com/img/1713932492436-Y5D0KiZxod.jpg?width=1200)
■香る、匂う、臭う……の言葉使い
まず編集ライター的に、この「香」というコトバは、興味深いもんがあって、常に気を遣っているシロモノ = コトバのひとつだ。
例えば「におい = 嗅いだモノ」を「臭う」と書くか「香る」といくか「匂う」と表現するか。
モノによってずいぶん悩む。
おおむね「香る」を使えば校正通るけど。
例えば、雑誌のラーメン屋特集で数ページ、取材10店となると「香る」というコトバは同特集で1店にしか使えず、他の店舗には他の表現が必要となる。
例えば「とんこつ漂う店内で…」とかになる(漂うで、香るを言い換える、いや、ごまかす)。
まず先輩に教わったのは、クサいものは「臭い」は間違いないとして、それ以外は「香る」と書けということだった。
※ちなみに『記者ハンドブック』では「匂う」が推奨されてるみたい。
しかし、個人的には「香り」というコトバは「香辛料」よろしく、なにか人工的な〝香り〟というイメージがあり、ほぼ使ったことがない。
例えば「ここはオーガニック専門店で、新鮮な野菜な香りがします」とは書けず「新鮮な野菜の空気にあふれています」みたいな感じで言い換えりしてた。
上記の例文は、とっさのテキストなのであれだが…これほど「香り」というコトバは悩ましく「おまえ苦労してんな!」とコトバとしても「香!」と抱きしめたくなるのである。
■忘れられない釈◯美子ちゃんCM -柑橘、ラベンダーの香り
![](https://assets.st-note.com/img/1713932491615-ja23QH1xXO.png?width=1200)
釈ちゃんは当時ファンで「次、インタビューするぞ」というタイミングで連載が終わった過去がある。
結果としてインタビューできなかったが、彼女の記事は追っていたし「はじめてパソコン買った」みたいなウソ記事(主にパソコン誌、いまでいうジャニーズ忖度なヤツ)であふれていたのも確認済みで、それも時代だろう。
そのなか、香りと釈ちゃんで思い出すのは、やはり「柑橘系入りの痩せるストッキング」CMだ(メーカーさんは検索してね)。
確かに柑橘系を嗅ぐと〝痩せる〟というのは、いまでもたまに紹介されるアロマ業界の十八番であるとは思うが、結果的に売れなかった。
時代である。
またこれ大事なんやけど。
アロマ業界の定番「ラベンダー」。
かつて『週刊アロマテラピー&ナチュラルライフ(デアゴスティーニ)』の創刊号にも選ばれた大王道である。
癒やしの〝香り〟とも言われているけど。
実はこれ〝太る〟香りとして有名らしい。
忖度のない健康番組が〝太る〟と紹介していた記憶もある。
ゆえに、かつて大ブームだった〝アロマ〟が最近大きな話題にならないのは、なにかあるのかなとも思うわけである。
合掌。
■すぐ使える香る、匂う、臭う……の豆知識
てなわけで、ちゃんと使えるお話も。
ちなみに『におい 基礎知識と不快対策・香りの活用』によると。
●不快なにおいは「臭い」、快いにおいは「匂い」という字が用いられる。
●悪臭とは、70%または2/3以上の人々が不快に感じるにおいを指す。
●「香(こう)」は、空気に乗ってくる香ばしいにおい。香気、香華、香水、香料などを指す。
●欧米では「においは個性」という考え方があり、人間の存在の証、体臭をより高めるために香水を使っている。
●香りは宗教的儀式の目的に香料が使われてきた。
●アロマ(aroma)は、香ばしきもの(aromatic)に由来しているが、適切な日本語訳がないまま、アロマテラピーなる言葉が普及。
●日本に香料が伝わったのは、推古天皇の時代(595年)で日本書紀に記載がある。建築や仏教、建物などと同様に伝来したらしい。
●臭には、体臭、トイレ臭、下水臭、カビ臭生活臭などがある
●メソポタミア人はレバノンセダー(ヒマラヤスギ属)の薫香を神々に捧げていた。この香木は地中海沿岸のレバノンから運ばれてきたもので、レバノンとは「香」を意味し、現在のレバノン国旗にも中央にセダーの絵が描かれている。
その後、古代エジプト文明では、ミイラ作りの投薬、肉桂などの香料が大量に使われた。その後、紀元前1500年頃、香を焚き、神を祀る習慣が生まれる。
はい、明日からこれ、使えます。
お勉強になりました。
起きたらまた、お互い頑張りましょ、
ほんで、書いて欲しい、エッセイお題も募集しております。
ほんで、この「香」につづく「しりとりエッセイ」は、こちらにて。
次回はよりエッセイぽくしたい。
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掲載後に本人許可後にリンク貼ります。
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