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雑記やエッセイ

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日々暮らしの中で感じたことを書いています。完全に個人的な日記だったりメモだったり。個人の感想に近いです。
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2022年5月の記事一覧

また人生を取り戻した、どこにでもいる誰かの話

また人生を取り戻した、どこにでもいる誰かの話

先日、U-NEXTで配信中のコメディドラマ「サムバディ・サムウェア」を観たのだが、もうこれが本当によかった。
自然に溢れる笑いと涙とで、胸が多幸感でいっぱいになる。

アメリカの大手制作会社HBOが2022年に配信を開始したオリジナルのテレビシリーズで、1話30分、全7話。
日本ではあまり話題になっていないようだが、アメリカ本国のドラマファンの間では評判のドラマのようで、すでにシーズン2も決定との

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私はアメリカで熱を出し、成田エクスプレスで夫に出会った

私はアメリカで熱を出し、成田エクスプレスで夫に出会った

読んでいて思わず涙で文字が滲んでしまった。

今日、友人から「あなたたち夫婦みたいだよ」と、送られてきたジェーン・スーさんのコラムが素晴らしい。

今パートナーのいる人も、今いなくても過去にいた経験がある方ならばもれなく感じるものがあるのではないだろうか。

何よりも、今一緒に過ごしている相手や、目の前の出来事や物事をプラスに捉えてみることを随分と忘れてしまった自分に喝を入れられたような気分だった

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変わらない渋谷

変わらない渋谷

「誰かをフォローするために生まれてきたんじゃないよ。」

2020年12月、書店で目に止まったその文字に思わず足を止めて雑誌に手を伸ばした。

懐かしい雑誌名に、昔と全然変わらない紙の手触り。パラパラめくるだけで分かるコンテンツのボリューム感と今の東京カルチャーの気配を感じるデザイン。

2006年に休刊したマガジンハウス社の雑誌「Relax」の1号限定の復刊号だった。当時1周年を迎えた渋谷パルコ

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かつて子供だった私の20代の時のこと

かつて子供だった私の20代の時のこと

知らず知らずのうちに本音が言えなくなり、好きなことを堂々と好きと言えずにはにかんでしまい、本当はあまり上手く行っていないのに大丈夫だと言っていたり、他人にむかついたり怒れたりすることも表にせずに冷静に自分で「自分をご機嫌に」(この言葉はとても嫌いなんだけど)することが正解だと思っていた。そのくせこちらにあからさまに不機嫌をぶつけてくる相手に遠慮して怒らせまいと気を使うという矛盾的な行為は率先してや

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夫と姪

夫と姪

私の兄の娘、8歳と4歳の2人の姪たちに約1年ぶりに再会をした。

彼女たちはもれなく私の夫のことが大好きだ。

会うなり、遊ぼう遊ぼうとまるで久しぶりに会う同級生のお友達の様に目を輝かせて懐いている。

夫の方もどちらかというと、大人としてというよりは子供たちとほとんど同じ感覚で楽しんでいるようだ。

私は毎年2人に会うのがいつも楽しみで大好きな存在であることは揺るぎない。

だが、それ以上に夫と

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